様々なジャンルで活躍する著名人の方々によって繰り広げられるトーク番組『ボクらの時代』。あえて司会者を置かない本番組では、ここでしか聞けないトークが盛りだくさん。人生の先輩であるみなさんのお話は、きっと学生のみんなにきっかけやヒントを与えてくれるはずです。

フジテレビ提供

7月4日（日）に放送された『ボクらの時代』では、お笑い芸人の千原兄弟・千原ジュニアさん、中川家・礼二さん、ミキ・亜生さんが登場。ともに人気兄弟コンビの“弟”として活躍中の彼らが集い、子ども時代の兄とのエピソードやそれぞれの兄弟関係、さらにコンビ結成秘話について語り合いました。

コンビが解散して落ち込む兄を見て、「僕も（芸人を一緒に）やりたい」と直談判

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これまでコンビ同士で一緒に仕事をしたことはあっても、“弟”だけで話すのは初めてだという3人。芸歴の近いジュニアさんと礼二さんは兄のことを“おまえ”と呼ぶのに対し、若手の亜生さんだけが“お兄ちゃん”と呼ぶことに対して、ジュニアさんは「我々からしたら、“お兄ちゃん”なんて（呼ぶのは）もう、ボケやん？」と、それぐらいありえないことだと話しますが、亜生さんは「だって“おまえ”なんて呼んだら『“おまえ”ってなんやねん！』ってめっちゃ怒られるから……」と、お兄ちゃんとしか呼べない事情を明かします。亜生さんにしてみれば、兄をおまえ呼ばわりすることが考えられないそうで、2人に「どのタイミングで“おまえ”って言ったんですか？」と興味津々に尋ねていました。

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コンビ結成のいきさつを聞かれると、「お笑いは好きだったけど、兄貴とコンビを組んでお笑いをやるなんてまったく思ってなかった」と話す礼二さん。もともと「ただのお笑い好きだった」という礼二さんは、「お笑いは2人とも好きだったんですけど、現実を見て、働いた方がいいと思って」いったんは2人とも就職したそう。

しかしその頃関西で頭角を現してきた、自分たちと同世代の「吉本天然素材（ナインティナインらがいたお笑い人気ユニット）」を見て「兄貴に火がついた」らしく、突然、兄の剛さんから「NSC（吉本興業の養成所）に願書送ったから、吉本行かなあかんよ」と言われたといい、なかば強引にコンビを組むことになった経緯を明かします。

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一方、亜生さんは、お笑いが大好きだった兄・昴生さんがNSCに行く際、家族との話し合いで母親が泣いているのを見て、「自分は就職しよう」と思って就職したんだとか。しかし、面白いと思っていた兄のコンビが半年ほどで解散してしまい、すっかり落ち込んでいる兄を見たことと、当時自分が仕事で悩んでいたこともあり、仕事をやめて「僕もやりたい」と兄に直談判したと話します。

引きこもり生活から抜け出せたのは兄からのムチャぶり

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一度は就職した2人と違い、15歳の若さでお笑いの世界へ入ったジュニアさん。当時、中学校に行っていなかったジュニアさんは、ずっと部屋にいて『とにかく家から出たい。でもどこに行っていいかわからない。なんでもいいからどこかに行きたい』と思っているときに、先にNSCに入っていた兄・せいじさんから突然電話がかかってきて、NSCに呼び出されたんだとか。しかもそのとき、「2日後にネタ見せあるからネタ作ってこい」と言われたそうで、あまりのムチャぶりエピソードに他の2人は大爆笑でした。

兄弟として、またコンビとしてのバランスもそれぞれの3組。ジュニアさんは「中川家とミキは、兄がハンドルを握ってて、弟が助手席タイプ。うち（千原兄弟）は、オレがハンドル握ってて、せいじは後部座席で寝てるタイプ（笑）」と例え、笑わせていましたが、実際、ジュニアさんがお笑いの世界に入ったことで、辛かった引きこもり生活から抜け出せたことも事実。とんでもないムチャ振りに見えて、実はジュニアさんをお笑いの世界に誘ったのは、せいじさんなりの弟を思う気持ちからだったのかもしれませんね。

『ボクらの時代』フジテレビ系（毎週日曜7：00～7：30）
放送日：7月4日（日）
千原ジュニア×亜生×礼二
『ボクらの時代』公式ホームページ

＜次回の放送＞
7月11日（日）7：00～7：30
千原せいじ×昴生×剛
文：落合由希
編集：学生の窓口編集部