「迷ったら卒業アルバムを見返してごらん」やりたいことが見つからない学生へ、ぺこぱがアドバイス #大学生の相談窓口
大学生が抱えるさまざまな不安や悩みに対して、突破口になるようなアドバイスを著名人の言葉で贈る「大学生の相談窓口」。今回学生の悩みに答えてくれるのは、『M-1グランプリ2019』にて第3位の成績をおさめ、子どもから大人まで大人気のお笑いコンビ・ぺこぱの松陰寺太勇さん、シュウペイさん。長い下積み時代を経てブレイクを果たしたお2人に、やりたいことが見つからないと悩む学生へアドバイスを伺いました!
Q.やりたいことが見つからない
友達は将来を見据えてオンラインインターンなどをしているのですが、私は自分の中でやりたいことが定まっていないため、何をすればいいのか、どうしたらいいのかまったく分かりません。アドバイスをお願いします。
(女性/22歳/大学4年生)
A.焦らなくても大丈夫。まずは子どもの頃の卒業アルバムを開いてみようぜ!
やりたいことには「これから出会う」と考えよう
シュウペイさん(以下、シュウペイ):これから「出会う」と考えたらいいと思う。いろんなことに触れて、出会ったものの中に「もしかして私これが好きかも」と感じられるものがあるかもしれないから、それまでの期間を楽しんでみたらどうだろう。
僕の場合、子どもの頃から高校までサッカーばかりやってきたので、いざその道がなくなったときに「何をしたらいいのか分からない」という心境になったんですね。まわりの人は就職して結果を出したり、結婚をして家を買ったり、何か達成している人が多くて。そういう変化を間近で見ているうちに余計に焦ってしまいました。
でも、ひょんなことからお笑いを始めて、時間はかかったけれど、まさかそれが本業になるとは思ってもいなくて。やりたいことに出会えるという可能性は秘めていると思うからこそ、どうか焦らないでほしいな。
松陰寺太勇さん(以下:松陰寺):僕もずっと音楽をやっていて、ミュージシャンを目指して上京したんです。でも、すぐにレベルの高さに挫折して……当時22歳くらいです。「何しようかな」と思っていたときに、飛び込んできたのがお笑いだったんですよね。
当時テレビでネタ番組が多く放送されていて。もともとお笑いには興味はあったんですが、先輩芸人のちょっとした一言で会場がドカンとウケているのを見た瞬間、「なんだこの笑いは……!?」と衝撃を受けたんです。
その笑いを見たときに、いい意味で「僕も挑戦できるんじゃないかな」と思って、お笑いの道を歩み始めました。どこで「やりたい!」と思うものに出会えるか分からないので、出会っていない今を楽しむのはいいと思います。
子どもの頃の卒業アルバムを見てごらんよ!将来の夢、書いてあるだろ?
シュウペイ:ところで、やりたいことの種って、どうやって見つけたらいいんだろうね。種さえもないと、何から手をつけたらいいか分からない。
松陰寺:子どもの頃の卒業アルバムを見てごらんよ!将来の夢、書いてあるだろ?(ピューウ♪)それをもう一度見てごらん。きっと何か書いているはずだからさ。
シュウペイ:僕の友達「毒ヘビになりたい」って書いていた(笑)
松陰寺:なれるなれる。毒ヘビのような“性格“にはなれるぜ★
シュウペイ:なんでもなれそうだね(笑)。年齢を重ねるとステータスで物事を見がちなので、まわりと比べてマイナスに考えてしまう人はいると思います。でも本当は、マイナスに捉えることじゃない。
松陰寺:そうそう。そもそも「やりたいことがない」ということに対して劣等感は感じないでほしいよね。不安になってしまうかもしれないけれど「生きているだけで、意味はあるだろう」(ピューウ♪)
【まとめ】
やりたいことには、これから出会う!卒業アルバムを見て、純粋な気持ちを思い出してみよう
子どもの頃の好きなものって、実は大人になった今の自分を支えてくれているんだなあ……と思うことも多いです。松陰寺さんの言うように、迷ったら一度子どもの頃の卒業アルバムや文集を見てみましょう。案外答えが書かれているかもしれませんよ!
文・取材/田中さやか
写真/島田香
編集/学生の窓口編集部
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