- 開催日時
- 2021年01月27日(水) 10:00〜17:30
- 開催場所
- ご参加いただける方にのみ1月22日(金)頃にZOOMミーティングURLを送付致します
- 募集人数
- 18名
- 申込締切
- 2021年01月27日(水) 10:00
【新しい生活様式での仕事を考える】税理士の本当の魅力って、なんだろう?
社会も人びとの生活も様変わりした2020年。「就活はまだ先だし…」という人も新時代の働き方、いっしょに考えてみませんか? そこで、いま注目したい職業は、一生モノの資格でもある税理士です。どんな仕事? やりがいは? 税理士の仕事にぐーんと迫ってみましょう。
突然ですが、ここでクイズ! 税のこと、知っていますか?
Q.個人事業者の必要経費について、「衣装代」「旅行代」は経費になる?
正解は「△」。
経費にできる・できないは、業種や職種によって異なります。衣食住といった生活費は基本的に経費にできませんが、「人前に出る仕事をしていて、衣装が必要」「仕事で海外に行った」といったように、事業を営むうえで欠かせない場合は経費になります。
税理士は「税務の専門家」です
私たちの日々の生活のあらゆるところに、税は深く関わり合っています。でも、なんだか難しそうですよね。そうした税について困ったときにサポートしてくれる存在、それが「税のエキスパート」である税理士なのです!
税理士って、どんな仕事? 魅力は?
活躍中の現役税理士がわかりやすく解説
学生に税理士の仕事を知ってもらおうと、2020年12月、日本税理士会連合会×マイナビ学生の窓口によるイベント「“税理士の本当の魅力”に迫る 大学生限定オンラインイベント ~私が税理士になってよかったこと~」が開催されました。現役で活躍している税理士によるトークのほか、学生と税理士の座談会も行われました。
税理士は「自分のペースでめざせる仕事」
平岡直子税理士(東海税理士会所属)に、税理士の概要について教えてもらいました。
「税理士だけができる業務があります。それは〈税務代理〉〈税務書類作成〉〈税務相談〉の3つです。お客さまが安心して事業活動を進められるように、税務を全面的にバックアップすることを通じて、顧客企業の成長に大きく関わることもできます。
税理士になるには、税理士試験合格のほか、2年間の実務経験も求められます。試験は一度に全科目をパスする必要が無いうえに、合格科目は生涯有効。実務経験については、試験合格前のものでも認められますから、『働きながら受験する』といったように、自分のペースに合わせて受験することもできるんですよ」
税理士は「いろいろな人とつながることができる、奥深い仕事」
正木圭子税理士(中国税理士会所属)が、税理士のやりがいについて話してくれました。
「税理士はお客さまの会社の税にまつわることを一手に担う仕事。経営状況や収益など、お客さまの会社の内情も深く知ることになりますから、なによりも信頼関係が大切です。ときには税務だけでなく、経営や人事の相談を受けることもあります。あらゆる面からサポートできることもこの仕事のやりがいです。
そして、私は出産後、子どもが小さかった頃は、子どもといっしょに出社したり、子育てしながら仕事をしていたんですよ。自分のペースに沿って、理想のワークライフバランスで仕事ができたことも、税理士になって良かったことのひとつですね」
税理士のこと、もっと知りたい!
税理士の仕事への知識を深めたところで、座談会タイムがスタート。学生のみなさんから税理士に、たくさんの質問が寄せられました。例えば、こんな質問が…。
【質問1】税理士になるには、文系・理系、どちらが有利?

答え:
数字を扱うので、文系では難しいと思われがちですが、税理士にとっていちばん大切なことはコミュニケーション能力。学部は関係ありません。「誰かの役に立ちたい」「人と深く関わる仕事をしたい」という人に向いている仕事なんですよ。
【質問2】ふだん、税理士はどんな仕事をしているの?

答え:
税理士事務所に所属する、個人で事務所を持つなど、人によってワークスタイルはさまざまです。ふだんはオフィスでのデスクワークのほか、定期的にお客さまのところに出向いて経営についての相談に乗ることもあります。
【質問3】コロナ禍による仕事への影響はあった?

答え:
社会が大きく動いた年になりましたが、有事の際も社会活動や人びとの暮らしが続く限り、税はあり続けます。税理士の仕事もなくなることはないのです。以前とほぼ変わることなく仕事ができました。
社会の変化と共存していける仕事
それが税理士です
座談会を通じて、税理士という職業像がかなり明確になったみたい! なかには「お堅い仕事だと思っていたけれど、イメージがガラリと変わった! 」という人も。ほかにもたくさんの感想が集まりました。
イベント参加者の声
定年後も税理士の仕事をしている方が多いというお話が印象的でした。長年にわたって続けているということは、それだけやりがいのある仕事なのだと実感しました
「税理士の仕事はAIにとって代わられる」という予測もあるそうですが、私はそうは感じませんでした。相手を思いやる気持ちが欠かせませんし、人間にしかできない仕事だと思います。
コロナ禍で副業を始めたなど、個人で税の対応をしなくてはならない人が増えたそうです。今後も自分で事業を起こすケースは増えると思いますし、税理士は、頑張る人を支える仕事。ますます重要性が高まりそうですね。
今回のコロナ禍ではオンラインでいつものように業務を進めることができ、収入面でも安心だったそうです。社会的な不測の事態にも強い資格なんですね。
いかがでしたか? 税理士の仕事は「学部・学科問わずにめざせる」「ライフスタイルや社会の変化にも強い」など、魅力がたっぷり。ぜひ将来の選択肢に入れてみては? 若手のうちから活躍できるチャンスも豊富にあります!
日本税理士連合会
現在、日本全国で活躍している税理士は約7万7千人。日本税理士会連合会(日税連)は、その監督機関として、税理士法で設立が義務づけられている特別法人であり、全国15の税理士会で構成されています。税理士および税理士法人の情報提供や税に関する啓もう活動をはじめ、さまざまな支援を行っています。
毎日関わる税金のプロ『税理士HOW TO』!提供:日本税理士連合会