「大切なのは自分の意志と継続すること」まるりとりゅうがが語る夢を叶えるためのマインドセット #19才のプレイリスト

編集部:ゆう
2020/10/21
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人生はきっかけの連続だ。だからこそ、自分のやりたいことをどう選べばいいのかわからない。今何をするべきなのか迷ってしまうという大学生のために、「音楽」という道を選んだアーティストに直撃し、19才の頃に聴いていた楽曲を元に人生観を語っていただく連載『#19才のプレイリスト』。

今回は、男女ユニット「まるりとりゅうが」のおふたりを突撃。高校を卒業し、「歌手になりたい」という夢のために行動していた19才の時に感じていた悩みや葛藤、当時を振り返って今思うことなどを語っていただきました。

文:於ありさ
  写真:友野雄(YU TOMONO)
編集:学生の窓口編集部

「歌手になりたい」の一心で行動し続けた、それぞれの19才

――MaRuRiさんとRyugaさんは19才のころ、どのような毎日を過ごしていましたか?

Ryuga:大学に入学したものの勉強はあまりせず、「歌手として結果を出さなきゃ」「プロにならなきゃ」と行動していましたね。

――なぜ結果を出したいと思っていたんですか?

Ryuga:親に歌手になることを認めてもらえないかなと思ったんです。僕、慶應大学生なんですけど、経営系の仕事をしている父親と「将来、こんな会社がいい」と話すことが昔から多くて。そういう意図もあって慶應大学に入学しました。だから、慶應に入ってまで「歌手になりたい」って言いづらかったんですよ。母親や、祖父母、親戚には言えたし「応援しているよ」って言ってもらってたんですけど、たぶん父親には「お遊びだろう」と思われていたと思います。事実、SNSに歌動画を載せたり、路上ライブをやるくらいの活動しかできていなかったので。

だから、自分の中で大学3年生、就職活動が始まる時期までに結果を出せなかったら歌手になる夢は諦めると決めて、必死に行動していました。

――MaRuRiさんは19才のころ、どんな毎日を送っていましたか?

MaRuRi:短大を辞めて、1人で東京に上京してきたころですね。当時はヴォーカルコースのある短大に通っていたんですけど、短大は2年生から就職活動が始まってしまうので「1年で結果を出さなきゃ」と、とにかくいろんなオーディションを受けまくっていました。

でも、なかなかうまくいかなくて、マジで全部落ちちゃってたんですが、2年生になる直前の3月に1つだけ合格して。正直「受かったけど本当に歌手になれるだろうか」と半信半疑な部分はあったんですけど、「これを蹴っちゃったら就職するしか道がなくなっちゃう」と思って、「行くしかないな」と単身で上京しました。

――MaRuRiさんもRyugaさんも限られた期間の中で「歌手になろう」と行動していたようですが、当時はどんなことを考えて、どんなことで悩んでいたのでしょう?

MaRuRi:率直に「東京なめてたな」って思いましたね(笑)。地元が福岡なので、上京当初は知り合いもファンの方もいなくて心細かったです。ライブをやってもチケットがなかなか捌けなかったし、路上ライブをしても誰も足を止めてくれないしで「ファンってどう作るんだろう」って悩んでました。アルバイトばかりで思うように活動できなかったり、良いお話を見極める術も身についてなかったりで、ストレスで食に走っちゃったりもしましたね。

Ryuga:僕も「ファンになってもらうことって、こんなに難しいんだ」って苦戦していましたね。たまに動画がバズることはあったんですけど、それを歌手・Ryugaとして認識してもらえることは少なくて、人を振り向かせることすら難しいのに、自分のことを応援してくれる、見てくれる人ってどうやったら増やせるんだろうって悩んでました。

だから、いろんな歌手の方とSNSでコラボしたり、時代の流れを掴んで流行りのドラマの放送日に、そのドラマの主題歌のカバー動画を出したりと、とにかく模索していましたね。

「自分を鼓舞する曲を聞いて、奮い立たせていた」19才のプレイリスト

――そんな19才当時、特に聴いていた曲を教えてください。

Ryuga:Honey L Daysさんの「まなざし」ですね。ドラマ「タンブリング」の主題歌だったんですけど「ずっと追いかけて、追いかけて ひたすらに この夢を」っていう歌詞がすごい好きで、自分を奮い立たせるという意味でも、たくさん聴いてました。

MaRuRi:私はJASMINEさんの「DREAMIN'」ですね。実はこの曲、福岡の成人式の式典の時に振袖を着て、歌わせていただいた曲でもあるんですよ。ただ、せっかくチャンスをいただいたものの、当時の私はまだ歌手として全然有名じゃなかった。

だから「ねぇ、まだ願えば叶うかな?」という歌詞を歌いながら、「東京に出てきて、いろいろなこと感じつつも、まだ1年だし、もう少しだけ願ったら歌手になる夢も叶えられるかな。いつかまた、この会場でちゃんと夢を叶えて歌いたいな」って自分と重ねていたのを覚えています。

実はこの話、後日談があって、今年のはじめに、MaRuRiとRyugaとしてそのステージでライブをしたんです。しかも、そのときにRyugaくんが「DREAMIN'」をピアノで弾いてくれて。聴くのも歌うのもエネルギーのいる曲なので、なんだか初心に戻れた気がして、気合が入りましたね。

アンチや批判は「成長した証拠」

――「歌手になる」という狭き道を歩いたことで、不安は必ずあったと思います。それでも「歌手になりたい」と一貫して思えたのは、なぜだと思いますか?

Ryuga:僕の場合は、「将来後悔したくないな」っていう気持ちが大きかったんですよね。なんか大学に入学したら、いろんな人が周りにいたんですけど、将来なりたいことが決まっている人の輝きって全然違ってかっこいいなと思いました。だから、やりたいことが決まっている自分は強いなと自信がありましたね。

それに「ちゃんと大学にも通っていれば、大人になった時に何度でもやり直せるでしょ」って自分の頭の中にあったので、やらないで後悔するよりも、挑戦してみてから後悔しようって思えたんです。

MaRuRi:私は、ここまで本気で続けられたことが歌しかなかったんですよね。それに合唱団をやっていたころに、老人ホームや病院、幼稚園でコンサートするたびに喜んでもらえるのを見て、「自分の好きなことをして、喜んでもらえるなんて、歌うために生まれてきたのかな」と思えたんですよ。好きなことを職業にできたら、幸せだなという気持ちが、不安よりも大きかったんだと思います。

――そんな将来の夢を周りの人から反対された経験はありましたか?

Ryuga:うーん…今振り返ると、まだ有名じゃなくて、ひたすら路上ライブやSNSに動画をアップしてたころに、あまり親しくない友人に「そんなに甘くないでしょ」って言われたり、ちょっと小馬鹿にされたような雰囲気を出されたことはありますね。

MaRuRi:あと、MaRuRiとRyugaになる前にコラボしていたインスタライブにアンチコメントが来たりとかね…

Ryuga:あった、あった。「そんなんじゃ歌手になれないでしょ」みたいなコメントばかり来てました。でも、そういう人たちって、少し有名になったりすると、ころっと意見を変えて、応援コメントを寄せてくれたりするんですよ。だから、あまり気にしてませんでしたね。

――反対意見をポジティブにとらえていたんですね。

MaRuRi:私の場合、そういうコメントが来たら、落ち込むのではなくて、ムカついちゃうタイプなので、そういうコメントに配信中に反応しちゃっていた時期もありました。でも、後からアーカイブを見返した時に、そういうコメントって何百件も来ているうちのほんの数件だなって気づいたんですよ。それに気づいた時に「こんなに応援してくれる人がいるんだから、別に良くない?」って思えるようになったんです。

Ryuga:それに僕たちを応援してない人にまで、僕たちを知ってもらえるようになったというのは、なんだか嬉しかったですね、「どうやったら広まるんだろう」って悩んでた身からすると、逆にポジティブに思えました。僕らに限ったことじゃなくて、全員から好かれるなんて無理ですしね。

MaRuRi:私、みんなが好きって言ってもマグロだけは好きになれないもん(笑)。でも、マグロだって別においしいって言ってくれる人に食べてもらえたらいいし、それと同じだよね。

Ryuga:例えが独特だけど、本当にそうだと思う!大学生でもいると思いますよ。人とは違うことをしたいとなった時に「まじ!?大丈夫?」みたいに言われることって結構あるじゃないですか。そういうときに正面から食らっちゃわないで、応援してくれる人だけが応援してくれたらいいやって思えるマインドコントロールって大事だと思います。

自分の意思を信じて「とにかく続ける」ことが夢への一歩

――お話を聞いていて、「歌手になりたい」との一心で行動していた一方、たくさんの悩みや葛藤があったのではないかなと感じました。そういった悩みや葛藤にぶつかったとき、どのように打開しましたか?

Ryuga:たしかに「もうダメかもしれない」って思ったことは何度もあったんですけど、「もしかしたら、次の一手で結果が出るかもしれない」と思って、とにかく継続しました。なんか、ちょっとやっただけで「芽が出ないな」とか「才能ないな」って思ってしまうのってあるあるだと思うんですけど、僕もMaRuRiも同じことをずっと繰り返したんですよ。そしたら、芽が出る瞬間が来た。時間はかかっちゃったんですけど、継続してたことによって、知らぬ間に広まっていったなと思うんです。

特にそう思ったのが、父親が僕の歌手活動に積極的に興味を持つようになったとき。最初に話したように、僕は父に「本気で歌手になりたい」となかなか言えなかったんですけど、父の仕事仲間や、ゴルフのキャディさんが僕の活動について知ってくれていることが増えていったみたいで、ある日を境に父が大学卒業後の就職先の話をすることはなくなり、むしろ歌手活動のための環境づくりなどを支援してくれるようになりました。

MaRuRi:私も継続して打開していったタイプだな〜。ありがたいことに家族も友達も応援してくれてたから、心配かけたくないし、とにかく進むしかないなって。

Ryuga:もちろん周りの人たちを見ると「やり方を変えなきゃかな」って焦ってしまうことも多かったんですけどね。でも、僕らは2人とも自分の意志を変えずに、やりたいことを信じて進んでこれたのが強かったのかなって思います。

――今回3作目となるミニアルバム『改めまして。』をリリースされますが、この中からおすすめの一曲を教えてください。

MaRuRi:私は「目覚め」ですね。この曲は、私が作詞作曲した唯一の曲ということもあって、自分の思い入れがかなり強いんです。歌う時もどうしても熱が入ってしまうので、ぜひ生で聞いていただきたいなって思います。

Ryuga:僕は、この流れでいうなら「ドッペルゲンガー」ですかね。誰かに合わせる人生なんて、もう嫌だみたいな、そういう強いメッセージを歌っている曲なので。自分の思ってることを、周りに押し込められてなかなか思い通りに動けない人たちに、ぜひ刺さればいいなと思います。

――最後に、この状況の中でも前向きに頑張っている大学生にメッセージをお願いします。

Ryuga:そもそも夢を持つこと自体に、自信を持った方がよくて、やりたいことが明確になっているだけでも強みだと思うんですよ。そんな自分に誇りを持って、自分にしかできないことや個性を愛してあげること、自分で自分を信じてあげながら、今しかできない挑戦を諦めないでほしいなと思います。もちろん周りの意見が気になることもあると思うんですけど、やっぱり結局は自分の人生なのでね。自分のやりたいこと、自分の信じてることを貫いてほしいです!

MaRuRi:高校生までってみんなが似たような道を進むと思うんですけど、高校を卒業した途端、大学に行く人、行かない人がいたり、選択肢が急に増えてしまったりで、戸惑う人もいると思うんですよね。

でも、さっきRyugaくんが言ったように、やりたいことが明確にあるんだったら行動しちゃっていいと思います。大切なのは、自分で選択すること。周りから言われることやアドバイスを受け入れるのも大事ですけど、その通りに動いても責任を取ってくれるわけではないから、人生の主人公である自分の意思を大切に、理解してくれる人に相談して、勇気を持って進んでほしいなと思います。


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