BOYS AND MEN 小林豊、愛情を持つための心構えとは。「ここじゃないと思ったら離れる選択を」 #19才のプレイリスト

編集部:ゆう
2020/09/09
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人生はきっかけの連続だ。だからこそ、自分のやりたいことをどう選べばいいのかわからない。今何をするべきなのか迷ってしまうという大学生のために、「音楽」という道を選んだアーティストに直撃し、19才の頃に聴いていた楽曲を元に人生観を語っていただく連載『#19才のプレイリスト』。

第8回目となる今回は、BOYS AND MEN(通称:ボイメン)の小林豊さんが登場。19才になった年にパティシエとして働き始めるも、次の春には芸能界入りを目指し、上京していたという小林さん。小林さんが絶えず環境の変化を求めた理由とは?

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文:蜂須賀ちなみ
 写真:友野雄(YU TOMONO)
編集:学生の窓口編集部

パティシエになるも2ヶ月で退職、そして芸能界へ

――高校卒業後、製菓の専門学校に進学したそうですね。

小林豊:僕、物心ついたときからお菓子を作っていたんですよ。お母さんのお手伝いから入って、手伝っているうちに「俺にもできるかも」と思って、やってみたのが始まりでした。だけど、いざやってみると失敗ばかりで。「どうしてこんなに失敗するんだ?」と思ったときに、これをちゃんと学びたいなと思うようになったんですよね。

小さな頃から「パティシエになる」と言い続けていましたし、その道を進むことを疑いもせず、自然と専門学校に進んで。卒業後は、地元・滋賀県のケーキ屋さんで働き始めました。

――だけど、そのお店をすぐに辞めてしまったんですよね。

2ヶ月で辞めてしまいましたね。僕、「25歳までに自分のお店を出したい」という明確な目標があったんですよ。そこから逆算して進路を考えていくなかで、そのお店で働くことにしたんですけど、どうしても(同じ店で働いている)人と合わなくて……。

だけど、「自分の思い描いた道に行くためには、嫌だけど、今この場所で頑張らないといけないんだ」と思っていたし、履歴書に悪い経歴を残したくないという気持ちもあったから、辞めたくなくて頑張っていたんですよね。

それなのに、身体中から蕁麻疹が出ちゃうし、朝も起きられなくなるし……。

――元気いっぱいな小林さんのイメージからは想像つかないです。

そう。僕も、まさか自分がそんなふうになるタイプだとは思っていなかったから、全然信じられなくて。

そんなときに、周りの友達や専門学校の先生が「そこまで無理する必要はないと思う」「世の中にどれだけケーキ屋さんがあると思ってるの? そのお店だけじゃないよ」と言ってくれて。そのおかげで辞めようと決意することができましたね。

今だからこそ思うことが二つあって。

一つは、履歴書に書きたいがために資格を取ったり、経歴を残したりするよりも、自分力(じぶんりょく)を上げるのが大事だということ。若い頃は「履歴書に書ける武器があるほど強い」という気持ちが強かったから、身体中から拒絶反応が出るまで、なかなか辞められなかったんだと思います。

もう一つは、もっと早く辞めればよかったということ。たとえば同じチェーン店で働くにしても、駅前店と自分の家の近くの店では、働いている人もお客さんも違うから、絶対に環境が違うじゃないですか。

「今の若者は忍耐力がない」と言われますけど、僕は、自分の望みを叶えるために動くことは悪いことではないと思います。

――そのあとは別のお店に就職したんですか?

実はそこから半年間、引きこもってしまって……。あの半年間は本当に何をしていたか覚えてないんですけど、何もしたくなかったし、何もできなかったんですよね。

家から出られなくなったときに手を差し伸べてくれたのも、周りにいる友達でした。ある日「ごはん食べに行こう」って誘われたんですけど、行った先が友達のバイト先で。「今、人が足りひんみたいだから働いてみたら?」と言ってくれて、そこから「じゃあ働こっかな~」というノリで働き始めました。

ただ、そうやって過ごしているうちに、「あ、このままだと、俺はずっとこの人たちに頼っちゃう」と思うようになって。それで東京行きを決めました。それが芸能界入りのきっかけでしたね。

19才のプレイリスト

――パティシエとして社会に出て、辞めて、半年間引きこもって、もう一度働き始めて、芸能界を目指すために上京を決めて……。19才の頃は、小林さんにとって怒涛の1年間だったんですね。

そうですね。本当に怒涛でした!

――当時よく聴いていた曲を紹介していただけますか?

倖田來未さんの曲をすごく聴いていましたね。ちょうど高校生ぐらいの頃に、12週連続シングルリリースがあったんですよ。それもあって、僕らの世代はみんな倖田來未さんの曲を聴いていました。特に『Black Cherry』というアルバムは、いい曲がたくさん入っていたのでずっと聴いていましたね。

――12週連続シングルリリースといえば、「you」とか、「Someday」とか、「Birthday Eve」とか……。

そうです、そうです! 「Birthday Eve」はMVもすごく憶えてますね。誕生日ケーキを作る曲なので、勝手に、僕のパティシエとしてのテーマソングだと思っています(笑)。

あと、19才の頃の自分には「君、倖田來未さんの曲をあんなに聴いて、カラオケではしゃいでたけど、何年か後に会えるよ」と教えてあげたいですね。

――「a-nation 2019」 で共演されていましたよね。

「a-nation」の出演が決まった時期に、ちょうど氷川きよしさんとごはんを食べに行って、その話をポロッとしたんですよ。「ついに倖田來未さんと共演するんです!」って。

氷川さんと來未さんはデビューの年が同じで、それもあって、仲がいいみたいで。「え、好きなの?」と訊かれたので、「はい、昔から大好きです!」と答えたら、氷川さんが來未さんに「ボイメンの子が応援してくれているみたいだよ」と伝えてくれたんですよ。

そのおかげで(「a-nation」の当日に)來未さんと楽屋で喋らせてもらうことができたんです! あのとき「好き」と言ってなかったら、そうはなっていなかったと思いますね。

夢を口に出すことは絶対に大事!

――夢や目標を口に出すことは大事なことだと思いますか?

絶対に大事だと思います。超大事!

だって、誰がどこで聞いてくれているか、わからないじゃないですか。夢には、自分一人で叶えられるものもあれば、一人だけじゃ叶えられないものもあるので。言い続けることによって、叶うようになる夢もたくさんあると思います。

僕がずっと言い続けてきた夢は……活動初期の頃から「絶対にナゴヤドームに立ちます」と言っていましたね。僕は滋賀県出身で、名古屋に縁もゆかりもないからこそ、「僕は名古屋で何がしたいんだろう」「何ができるんだろう」と考えたときに、「名古屋で一番でっかい場所でライブがしたい」と思ったんですね。だから僕はどんなときでも「将来の夢はなんですか?」と訊かれたときは、「ナゴヤドームでライブすることです」と答えてきました。

最初の頃は、「え、どういうことですか?」と笑われたこともありましたし、辞めていったメンバーから「そんなの絶対に無理だからもう言わないで」「恥ずかしい」と言われたこともありました。だけど、そのたびにこう返していたんです。「いや、これは俺の夢だから」「別にあなたの夢じゃないでしょ」って。

あなたが無理だと思うなら、きっとあなたは(ナゴヤドームに)立てないです。だけど、俺はナゴヤドームに立つのが夢だし、きっと立つことになるだろうから、無理だなんて勝手に言わないで。僕はそんなふうに思っていましたね。

そのくらい強い意思があれば、夢って叶うものなんですよ。「叶える」って言った分、やっぱり決意も堅くなるものだから。

――ボイメンは実際に2019年にナゴヤドーム公演を実現しましたが、小林さんは「こうは言ったものの、もしも叶わなかったらどうしよう」と考えるタイプではないですか?

うーん……。

それは、実際に叶わなかったときに考えればよくないですか? それに、「叶わなかったどうしよう」「恥ずかしい」と思っちゃうのは、「この人にはダサいと思われたくない」という人が周りにいるからだと思うんですよ。僕の場合、そういう人が周りにいるんだったら、そこから出る選択をするようにしています。

上京したときなんて、まさにそうで。僕の友達はみんなやさしいから、「東京に行って芸能界に挑戦してみようと思う」と言っても、否定的なことを誰も言わないんですよ。だからこそ、「このままだときっとこの人たちに甘えちゃう」「だからもう出よう」みたいな気持ちはありましたね。

すべての物事に対して愛情を持っていたい

――新曲の「Oh Yeah」は、夢に向かう人、「自分を変えたい」と思っている人の背中を強く押してくれる曲だと思いました。この曲を受け取ったとき、小林さんはどう感じましたか?

聴いた瞬間から大好きな曲になりました。

最初に思ったのは、めちゃくちゃストレートだなということで。今って大変な世の中じゃないですか。だけど、大変な世の中だからこそ、口先だけで片付けたくはないという気持ちがあるんですよ。

結局僕らは、どんなときでもガムシャラに、まっすぐにやっていくだけだと思っているので、そういう気持ちがうまくはまったというか。この曲だったら、僕らの気持ちが絶対に伝わると信じることができています。

――新ビジュアルでみなさんが着ている学ランには、各々の選んだ漢字が刻まれていて、そこには10周年を迎えるにあたっての決意や願いが込められているとのことですが。小林さんは「愛」という漢字を選んだんですね。

僕の周りには「愛」に関することがすごく多いんですよ。「あいらぶゆーらぶゆーちゃむです」 という自己紹介も、料理を作ったあとに「愛情たっぷりん」 と言って愛を込めるのも、そうですし。

だから、漢字一文字と言われたときに「愛」以外に思いつかなくて。本当は(スタッフから)「3つ希望を出してください」と言われていたんですけど、僕は「愛」一択で出しました。

実は本田(剛文)も第一希望に「愛」と書いていたらしいんですよ。だけど本田はまじめなので、第二希望・第三希望も書いていて。

――そうなったら本田さんが譲るしかないですね(笑)。

そうそう。こういうところに僕の我の強さが出てると思うんですけど(笑)。やっぱりすべての物事に対して愛情を持っていたいんですよね。僕は好奇心旺盛だから、いろいろなことをやっているように見えると思いますけど、自分としては、主軸はけっこうわかりやすいと思っていて。

――その主軸が「愛」なんですよね。言い換えると、本気になる、まっすぐに追求するということ。

そうですね。結局何が(自分に)はまるかなんて、やってみないとわからないじゃないですか。だからこそ、大学生のみんなにも、ちょっとでも「やりたい」と思ったことは全部やってみてほしいですね。

大人になると、挑戦できるチャンスってすごく少なくなるんですよ。だから、旅行でも、運動でも、食べたいなって思っているものでも、「やってみたいな」と思ったことは、ぜーんぶ、やれるときにやったほうがいいと思います! 僕からはそう伝えたいですね。

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家族との時間がなにより一番大事!!お酒と音楽とオーディオが大好きな、もうすぐアラフィフおじさん(気分はお兄さん)です。

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