自動車保険の長期契約とは? メリット・デメリットを解説 2ページ目
長期契約のデメリット
次に自動車保険の長期契約のデメリットを解説します。
長期契約中の保険利用により、保険料が大幅に上がる可能性がある
長期契約期間中は等級が下がりません。
しかしながら、契約期間内に事故などによって保険を複数回利用すると、次回の保険料が大幅に値上がりしてしまうこともあります。
長期契約で補償を複数回利用した場合は、保険料が上がる可能性も考慮して契約の更新を行わなければなりません。
契約期間中は、保険料を安くできない場合もある
グリーンからブルー、ブルーからゴールドなど、更新によって免許の区分が変更になる場合、1年契約では翌年度からの保険に免許の区分が適用され、保険料を安くすることが可能です。
しかし、長期契約では保険料が既に確定しているため、契約期間中は保険料を変更できません。
保険料が高額なことが多い
そもそもの話ではありますが、長期契約が存在する自動車保険は代理店などで契約するものしかありません。
CMなどでよく知られる、いわゆる「ネット型自動車保険」には長期契約がなく、1年契約のもののみ。
代理店などで契約するものより、同条件の場合はネット型の保険の方が保険料が安価なことがほとんどです。
長期契約の場合は確かに保険料の割引などが受けられるのかもしれませんが、割引を考慮してもネット型保険のほうが安価だった、というケースも多々あります。
価格重視で保険を選ぶなら、「長期契約のほうが安いだろう」と安易に決めるのではなく、しっかり価格を比較して契約するのをおすすめしますよ。