大学生の口座開設に必要なものまとめ【学生証は使えない?】

学生の窓口編集部

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大学生になると、一人暮らしのために銀行の口座開設をするという人は多いのではないでしょうか。あるいは、アルバイト先で「口座開設してほしい」と言われることもあるでしょう。

そこで今回は、学生の口座開設についての基礎知識から、大学生の口座開設に必要なものについて解説します。学生のみなさんが持っている学生証は使えるのかもあわせて調査しました。

学生でも銀行口座は開設できる

未成年者や学生でも銀行口座を開設することができます

基本的に、中学生や高校生などの未成年者の場合には、親権者の同意書、本人確認書類、あるいは開設時に親権者と同伴で来店することなどが必要とされます。
親権者の同意があれば、年齢に制限なく口座を開設することができる銀行は数多くあります。年齢制限のある銀行で開設可能な年齢になるまで待つ必要はありません。

ただし、銀行によっては「18歳未満は口座開設不可」などの年齢制限や、親権者の同意が必要な年齢を「15歳未満」などと指定されている場合もあります。それぞれの銀行のホームページなどで確認しておきましょう。

大学生については、民法の改正によって2022年4月1日から成年年齢が18歳に引き下げられたため、基本的に全ての大学生が成年(大人)の扱いです。銀行口座の開設についても、大学生なら大人として1人で手続きすることができます。

大学生の口座開設に必要なもの

大学生の口座開設に必要なもの

ここからは、大学生(大人)を想定して銀行口座の開設に必要なものをご紹介していきます。

銀行口座の開設に必要なのは、大きく分けて

・印鑑
・本人確認書類

この2点です。
意外にシンプルなようですが、本人確認書類が少し複雑です。では順番に見ていきましょう。

印鑑

印鑑は凝ったものでなくても構いませんが、基本的にインク浸透印は認められませんので、それ以外で用意しましょう。

本人確認書類

本人確認書類については銀行により多少の違いがありますが、顔写真入りの公的書類なら1つでよく、顔写真のない公的書類なら2種類必要となる傾向があります。三井住友銀行を例にとってご紹介します。
※2023年2月時点の情報です。

顔写真付きの公的書類【1つでOK!】

書類の種類 備考
・運転免許証
・パスポート 2020年2月3日以前に申請されたパスポートのみ有効
・マイナンバーカード
・在留カード・特別永住証明書 外国籍の方
・住民基本台帳カード
(顔写真付)
・各種福祉手帳
(顔写真付)
身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳 等
・その他顔写真付の証明書 官公庁から発行されたもの
顔写真が貼付されているもの
現在の名前・住所・生年月日が確認できるもの

注意点としては、パスポートは2020年2月3日以前に申請されたものしか使えないということ。それ以降のパスポートは住所が記載されておらず、本人確認書類として認められなくなりました。

上記の中では、運転免許証かマイナンバーカードのどちらかで用意されるケースが多いでしょう。「その他顔写真付の証明書」では、例えば公的資格の免許証として、顔写真や住所などが入ったカードが有効となるケースがあります(宅地建物取引士証など)。

顔写真のない公的書類【2種類必要】

書類の種類 備考
・各種健康被保険者証 2点必要
・国民年金手帳
・母子健康手帳

上記3点のうち2点用意するか、1点プラス次の書類の計2点が必要です。
(下記1〜5の書類は発行(領収)日から6ヶ月以内のもの)

1.公共料金(携帯電話料金を除く)、国税、地方税、社会保険料の領収証書(いずれか1点)
2.住民票の写し
3.住民票の記載事項証明書
4.印鑑登録証明書
5.戸籍謄本・抄本
(戸籍の附票の写しが添付されているもの) など

公的書類を2つ用意するとなると少々ややこしくなるため、マイナンバーカードの作成がお済みでない方は作っておかれることをおすすめします。

大学生の口座開設に学生証は使えない?

大学生の場合は学生証を持っているため、これが本人確認書類として使えたら便利ですよね。ですが、残念ながらほとんどの大学生の学生証は本人確認書類としては使えません

実は、本人確認書類には法令に基づく要件があります。

1.氏名・住所・生年月日が記載されている
2.有効期限内あるいは発行から6ヶ月以内
3.官公庁から発行されている

上記を全て満たさなければなりませんが、大学の学生証は上記3に引っかかってしまいます。私立大学はもとより、国立大学や公立大学も法人化されているため「官公庁」に該当しません。

ただし、防衛大学校など国立学校の学生証なら使えるというケースもあるようです。

また、国や地方公共団体に属する公立中学校や高等学校の学生証なら使えます。もちろん上記の「氏名・住所・生年月日が記載されている」ことが条件です。

まとめ

大学生の銀行口座開設に必要なものについて解説しました。まずは印鑑、そして本人確認書類としては運転免許証かマイナンバーカードのどちらかで用意されるケースが多いです。

この2点のどちらかを持っていると、銀行によっては口座開設アプリでサクッと手続きが完了することも。何かと便利なので、マイナンバーカードをお持ちでない方はこの機会に作ってみてはいかがでしょうか。

【監修】加藤 勇(FP Office株式会社)

信用金庫に20年以上勤務、多数の店舗で個人・法人のコンサルティング業務に従事。顧客の夢や課題・悩みを共有し解決に導いてきた。顧客に長期的に寄り添う重要性を認識しFPへと転身。幅広い実務経験を活かし、顧客に寄り添う丁寧なコンサルティング業務が支持されている。

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