スピルバーグにタランティーノ……あの名監督が20代の頃に撮った映画

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トップランナーたちが若き日にどんなことをしていたのかを知ることは、いい刺激となるでしょう。「同じ年齢の頃にはすでにこんなことをしていたのか!」とやる気につながるかもしれません。
そこで今回は、ハリウッドで活躍している名監督たちが20代の頃にどんな作品を手掛けていたのかを紹介します。

※文中の公開年は海外公開年

スティーヴン・スピルバーグ

 『激突!』(1971年)、『ジョーズ』(1975年)

スティーヴン・スピルバーグの名を世に知らしめるきっかけとなったテレビ映画『激突!』は、スピルバーグが25歳のときの監督作品です。また、後世に大きな影響を与えた『ジョーズ』もスピルバーグが28歳のときのもの。スピルバーグは早くに頭角を現し、現在も活躍し続けるレジェンドなのです。

デヴィッド・リンチ

 『イレイザーヘッド』(1977年)

数多くのカルト作を世に送り出したことで「カルトの帝王」と呼ばれているデヴィッド・リンチですが、そう呼ばれるきっかけとなったのが1977年に公開された『イレイザー・ヘッド』でした。公開時にリンチは30歳でしたが、20代半ばからおよそ5年の歳月をかけて作り上げたのです。

リュック・ベッソン

 『サブウェイ』(1985年)、『グラン・ブルー』(1988年)

『レオン』『ニキータ』『フィフス・エレメント』などで有名なリュック・ベッソンも20代から活躍していた巨匠の一人。『サブウェイ』と『グラン・ブルー』が、20代で手掛けた代表的な作品に挙げられます。ちなみにリュック・ベッソン作品といえばジャン・レノを起用することが有名ですが、初起用となったのは『サブウェイ』でした。

ロン・ハワード

 『バニシングIN TURBO』(1977年)『スプラッシュ』(1984年)

『ダ・ヴィンチ・コード』や『アポロ13』など数多くの大作を手掛けてきましたが、初めて監督したのが1977年の『バニシングIN TURBO』です。当時はまだ23歳でした。後に何度もコンビを組むトム・ハンクスと出会った『スプラッシュ』も、29歳のときの作品です。

クエンティン・タランティーノ 

『レザボア・ドッグス』(1992年)


クエンティン・タランティーノの出世作でもある『レザボア・ドッグス』も28歳のときに手掛けた作品です。初監督作品でありながら世界各国に配給されるヒット作となりました。本作は今でも犯罪映画として高い人気を誇ります。

ロバート・ロドリゲス 

『エル・マリアッチ』(1992年)、『デスペラード』(1995年)

超大作から低予算のカルト作品まで幅広く手掛けるロバート・ロドリゲス監督。23歳のときに製作したのが『エル・マリアッチ』です。低予算ながら全米配給されてヒットしました。続編の『デスペラード』も27歳のときの作品。本作と共に主演のアントニオ・バンデラスも有名になりました。

M・ナイト・シャマラン 

『シックス・センス』(1999年)

M・ナイト・シャマランの代表作でもある『シックス・センス』は、シャマランが28
歳のときの監督作品です(公開日が29歳の誕生日でした!)。他にも、脚本を担当した『スチュアート・リトル』は、28歳のときに手掛けたものです。

ジェームズ・キャメロン 

『ターミネーター』(1984年)


全世界で大ヒットして一躍人気シリーズとなった『ターミネーター』は、ジェームズ・キャメロンが29歳のときの監督作品(公開時には30歳になっていましたが)です。ここから『エイリアン2』や脚本を担当した『ランボー/怒りの脱出』がヒットし、一躍スターダムにのし上がっていくのです。

ポール・トーマス・アンダーソン

 『ハードエイト』(1996年)、『ブギーナイツ』(1997年)

ポール・トーマス・アンダーソンが初めて手掛けた作品が1996年公開の『ハードエイト』です。このとき26歳でした。翌1997年にはアカデミー脚本賞にもノミネートされた『ブギーナイツ』を製作。
30歳を目前に控えたタイミングでも、話題となった『マグノリア』を世に送り出しました。

ティム・バートン

 『フランケンウィニー』(1984年)

ティム・バートンが初めて監督を務めたのは1982年の『ヴィンセント』という作品。6分間の短編ストップモーションアニメーション映画でした。その後、1984年にモノクロ映画の『フランケンウィニー』を製作。いずれも20代で手掛けた作品でした。


「あの名監督が20代の頃に撮った映画」をご紹介しました。やはり名監督には若い頃から活躍している人が多いようですね。機会があれば今回紹介した作品を見てみてはいかがでしょうか。同じ20代でこんな作品を撮っていたのかと驚くでしょう。

(中田ボンベ@dcp)

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