ブループラネット賞ってなんだ? 大学生が運営の偉いひとに聴いてみた

がくまど編集長:点P
2019/10/11
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こんにちは、『マイナビ学生の窓口』です。大学生にきっかけを届けるというキャッチコピーのもと、WEBメディアを運用しています。

 

今回、旭硝子財団さんから「ブループラネット賞を若年層に広めたい!」という依頼をいただきました。でも、ブループラネット賞を知りませんでした(すみません)。

ブループラネット賞2019特設ページ


調べたところ、ざっくりいうと「環境問題解決をがんばった人に贈る世界的にすごい賞で、旭硝子財団という日本の団体が運営している」ということがわかったので、環境問題と文脈の近いSDGsの活動などに取り組んでいる「イノベーションチームdot」の方々に、取材をしてきてもらいました。

 

環境問題という、考えなきゃいけないのはわかってるんだけど、……というか環境問題ってなんで身近に感じられないんだろう? という大学生世代の率直なギモンを、ブループラネット賞の運営に関わるえらい人2名にぶつけてもらいました。お2人もそのギモンを、しっかりとやさしく受け止めてくださりました。

 

この記事と「ブループラネット賞」の存在が、あなたが環境問題を考える、ちょっとしたきっかけになればうれしいです。

SPONSORED:旭硝子財団

  

 

お話を聴きに行ったひと 

「イノベーションチームdot」の代表の社会人2年目。大学時代は、自主ゼミでマーケティングを勉強したり、SDGsに取り組んでいた。そのメンバーで起業したのが「dot」で、現在は社長としてがんばっている。

 

イノベーションチームdotにインターン中の大学3年生。大学では心理学を勉強中。いまはグラレコにハマり中。卒業後はdotに就職予定とのこと。 

 

「自分の得意を伸ばすをモットー」とするクリエイティブな学生チーム。

2017年に学生チームから会社化。Z世代をターゲットとした「働き方」などの課題解決や、グラフィックレコーディングをつかったワークショップなどを行っている。

 

 

お話をしてくれたひと(旭硝子財団のおふたり) 

旭硝子財団の偉い人(専務理事)。ブループラネット賞の運営に関わる。もともとは化学技術者だった。研究に熱い。

旭硝子財団の偉い人(顕彰事業部長)。2016年から現職。ブループラネット賞の運営に関わる。もともとはガラスの技術者だった。技術に熱い。

 

 

疑問その1
ブループラネット賞ってなんだ?

 


きょうは『マイナビ学生の窓口』さんのお誘いで、お話を伺いにきました。よろしくお願いします!


さっそくなんですが、ブループラネット賞ってどんな賞なんですか?


おふたりは、この取材以前に、ブループラネット賞をご存知でしたか?


いえ、知らなかったです!


そうですよね笑

ブループラネット賞は、1992年にスタートした地球環境国際賞です。92年といえば、地球環境保全をテーマにした「地球サミット(※1)」が行われた年ですね。それ以来、年に1度、地球環境問題の解決に大きく貢献された個人や組織を表彰しています。今年で28年目を迎えました!

※1 正式名所は「環境と開発に関する国際連合会議」。ブラジル リオデジャネイロで開催された




歴史のある取り組みだったんですね!(でも知らなかった)


受賞した方には、今後の活動資金として、5000万円をお贈りしています


わ、すごい金額ですね(でも知らなかった)

研究にはお金がかかりますからね。学者さんにとって著名な賞といえばノーベル賞がありますが、環境問題に関する部門はないんですね。

すこしでも環境問題の解決を願う人達の力になれたらと思い、ブループラネット賞を運営してます。

日本で行われている賞なんですか?

 そうです。今、高橋一生さんがCMに出ているAGC(旭硝子株式会社)の創業25周年を記念して設立された財団が運営しています。それが、わたしたちが所属している旭硝子財団ですね。


CM、観たことあります!

どういう方が受賞されているんですか?

初期は、自然科学の分野で学術的な貢献をされた方が多いですね。
第1回受賞の真鍋淑郎博士は、温室効果ガスの役割を定量的に解明された方でした。

まだ誰も地球温暖化を信じていなかった時代に、温暖化の研究をされていたんですよ。受賞基準のひとつとして、「これからの環境問題のトレンドになるもの」という視点が、スタート時からあったんです。


地球温暖化を誰も信じてない……そんな時代もあったんですね。
いま21歳ですけど、物心ついたときから地球は温暖化してるものっていうイメージでした。


きょうも暑いですよね(※2

※2 取材日の気温は35度ぐらいありました

地球は熱くなってきますね。
じつは、28年やってるうちに、受賞者の傾向も少し変わってきています。

最近は、経済学者やノンフィクション作家など、環境問題を実践的に解決する活動をしている方にも賞を差し上げています。


受賞者の傾向が変わってきた……理由があるんですか?


昔は科学者の政治への影響力が高かったんです。

科学者が発信すると、世界の各政府が政策に落とし込んで実行してくれてたんですよ。
でも、最近はその道筋が非常に弱くて。

例えば「パリ協定」を結んでも、実行力が弱くなっています。
日本でもアクションが起きている実感はないですよね。
アメリカも離脱を表明しましたし。

そういう現状もあり、最近は科学と社会をつなぐことが求められていています。
一分野で秀でたというよりは、いろんな分野を束ねて、実践につなげるような方が受賞されるケースが多くなっていますね。


その時代における環境問題のトレンドを捉えた方が受賞されてるんですね。

 
そこは意識しています。選考委員会では、いまの環境問題のトレンドや、旗振り役としてメッセージを届けてくれるのは誰なのか……という議論がとても白熱しますね。

受賞者の方のリストを見ると世界中の方々が受賞していますが、日本人の方も受賞しているんですか?


先ほど話題にでた、第1回の真鍋博士は米国籍の方ですが、2006年に宮脇昭博士、2009年に宇沢弘文博士、2013年に松野太郎博士が受賞されていますよ。

2013年に受賞した松野先生は、温暖化の議論を発展させてくれた方です。

温暖化はただ暑くなるだけじゃなくて、大きな台風などが来て洪水が起き、その隣で干ばつが起きているような状態を言うんだ、という発表されたんです。

今年の夏もただ暑いだけじゃなくて、大きな台風がたくさん来ましたよね。今まさに松野先生が発表した状況になっているように感じますね。それを、ずっと前に指摘していたんですね。


ブループラネット賞の受賞者に注目すると、今後の環境問題の課題を知ることができるんですね。なるほど。

疑問その2
ブループラネット賞というか、環境問題を大学生が身近に感じるにはどうしたら?

きょうは、この質問をぶつけにきました!

なんでもぶつけてください(にっこり)

「環境問題」を大学生が身近に感じるにはどうしたらいいでしょうか?
私自身も含め、多くのひとにとって、そんなに身近に感じられないものがあるというか……


わたしたちも、どうやったら若いみなさんに「環境問題を知ってもらうきっかけ」を届けられるか、ずっと悩んでます

ええ、ずっと悩んでますね。

ただ、「環境問題」という言葉を使うと、なんだか重たくなってしまうのですが、毎日の生活のなかで、「環境の変化」を感じることは増えてきてるんじゃないかなと思うんです。

 どういうことでしょうか?

ここ数年、日本の気象も激しくなっていますよね。

ニュースで“観測史上最大の被害”なんて言われるものが年に何度も起きて、ひどい水害になったり、土砂崩れになったりしています。

人間がまともに生きていけなくなるかもしれない。実は、いま行動しないと間に合わないかもしれない状況なんです。これは、未来を生きる大学生世代の身に降りかかる身近な問題だと思っています。だからこそ、知ってほしい。

もちろん、我々の世代も無関係ではありません。

たしかに「環境問題」っていう言葉はすごく重たい感じもあるし、そもそも私たちが生まれたときから地球は暑かったし……。

ただ、私たちの世代は「誰かのストーリー」に共感するなとは思っていて、たとえば、環境問題を解決する人たちの、取り組む理由や背景などの「ストーリー」をもっと知ることはできないでしょうか?

なるほど、「ストーリー」ですか。
おふたりは。最近話題になったスウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんをご存じですか?


わ、知らなかったです!

16歳の少女ですが、この9月にNYで行われる国連の気候変動会議に出席するため、大西洋をヨットで渡りました。

参照:グレタ・トゥーンベリさんTwitterより 

「私たちの将来を担保するために何で大人は行動しないんだ!」とアピールするためだそうです。ヨットを選んだのは、二酸化炭素を排出する飛行機を避けるためとか。


知らなかった……すごい行動力!

こういうニュースを知ると、環境問題が身近なものなんだって実感しますね。

たとえば大学には環境問題に関心がある学生も多いと思うんですけど、グレタさんのような活動をしてる方をもっと知るためには、どうしたらいいのかな……?

ブループラネット賞を受賞された方が、なぜ生涯をかけて地球をよくしているのかっていう原体験を知れたら、若い人も共感できるんじゃないかなと思います。


……(ニヤリ

あるんですよね……!(ニヤリ


ブループラネット賞のwebサイトの中に「ブループラネット賞ものがたり 」というものがあるんです。

そこでは、受賞者の方が研究を始めたきっかけや研究の内容などを「ものがたり」にして紹介しています。中高生にも興味を持ってもらうことをめざしているので、分かりやすいと思いますよ。

  


イラストもあってかわいい!

受賞者の先生たちの話を聞いてみると、ターニングポイントが必ずあるんです。

たとえば、若いころは別のことに興味があったけど、きっかけがあって、自分だけの切り口で環境問題を考えはじめて、その結果、じぶんだけの分野を作っている……

「生き様」を知るのは面白いですよ。

その道を切り開いたひとの「生き様」……興味あります!

私たちの世代も、ブループラネット賞にもっとコミットできたら楽しいなって思うんですけど、参加できる方法はありますか? 

先生たちの講演会に参加してみるといいかもしれませんね。専門的なことは難しいかもしれないけど、先生のお話から感じ取れるものがあるんじゃないかと思います。質疑応答の時間があるので直接質問するチャンスもありますよ。

行ってみたい!

次回は、12月に2019年の受賞者の表彰式典と記念講演会が日本で行われます。
記念講演会は12月12日に東京大学の安田講堂、12月14日には京都大学ですね。

“環境問題”と聞くと、やっぱり自分から遠い感じがすると思うんですよ。
「誰かがやってくれるんじゃない?」と他人事のように思うかもしれません。

講演会などで「実際に話を聞く」という体験によって、自分のテーマとして環境問題を考えるステップに進んでもらえるじゃないかと期待してます。

まとめ
ブループラネット賞がめざす、未来とは?

最後に、ブループラネットがめざす未来を教えてください。

日本で“環境問題”というと言葉が重く感じるんですが、1つの学問の分野みたいなものだと思うんです。科学や経済といった、いろんな分野の知識を融合させ、持続可能な社会を作るための学問ですね。

ブループラネット賞の受賞者は、新しい分野のユニークな先生たちが多くいらっしゃいます。
賞を通して、新しいものを知っていただけたらいいなと思いますね。

やはりブループラネット賞をきっかけに「環境学」に関わるひとを増やしたいですね。

たとえば、産業や政治の問題に取り組む研究者には「ノーベル賞」がありますが、それに比べると環境学をやっている人は、陽の目を見てこなかったわけです。

でも、今こそ確立すべき学問ですし、実践が必要です。その1歩として、世の中の人に認識してもらうことで、政策などの具体的なところにつながっていくと期待しています。

ブループラネット賞はその理解を広めるためにも、継続していきたいと思います。

取材後記
大学生世代は、こう思った。


私たち若い世代にとって環境問題は、実は身近なもので、自分たちに降りかかってくる問題だということを実感しました。インタビューでは初めて知ることばかりで、今は環境問題に興味津々です。もっと私たちの世代にも広めたいので、講演会のグラレコをやってみたいです!


取材を通じて、いろんなことが知れてワクワクしました。いろんな学問が混ざってることだとか、受賞者たちの生きざまだとか、若い人たちが興味持ちそうなキーワードもたくさんあったので、周りの子たちにも広げてみたいなと思いました。

関連リンク

ブループラネット賞2019特設サイトはこちら

歴代受賞者のストーリーがわかる「ブループラネットものがたり」

インタビューをしてくれた「イノベーションチームdot」

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