早稲田スポーツに密着取材! 専属記者視点で見た早大バレー部の強さの理由。

編集部:ベッシー

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がくまど編集部は「大学生の活動を全方位から応援したい」って気持ちで、メディア運営やらイベントやらを行っています。日頃から学生ともっとつながりたいと思っていたところ、早稲田スポーツ新聞会の方が、代替わりの挨拶に来てくれました。 

 

それならせっかく「取材する側の学生がどんなことをやっているのか取材させてください!」とお願いしたところ、快い返事をいただけたので、今回は早稲田大学バレーボール部の試合を取材する早稲田スポーツ新聞会の取材をすることになりました。

なんだか『HUNTER×HUNTER』みたいでわくわくします!

 

それでは、じゃん!

舞台は舞浜、浦安市運動公園の総合体育館で行われていた、春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦の最終日(5月18日)の試合に来ました。

 

主に取材に対応していただいたのは、4年生の松谷果林(写真真ん中)さん。元々バレーボール観戦が好きで、新聞会でも主に男子バレーボールの担当だそう。取材の様子を追いながら、取材の邪魔にならないよう、空いている時間で気になることを聞いていきます。

 

~会場に付いたら、その日の流れの確認や後輩の指導など~

(新聞のレイアウトの組み方を教える松谷さん。取材や入稿のルールなどは入会の際の説明会のみなので、実際は現場で先輩から教わることがほとんど。)

 

(カメラのセッティングも指導します。)

 

―取材に行く人はどうやって決まるんですか?

新聞会の中に、スポーツごとのLINEグループがあり、「○日に試合があります。行ける人はいますか?」みたいなやりとりがあって決まります。いろんなスポーツに顔を出している人もいれば、一部のスポーツだけって人もいますね。

 

―新聞会の人ってたくさんいるんですか?

各学年80人くらいですかね。早稲田スポーツ新聞会は6月に1回だけ1年生を受け入れる日があって、それ以外の入会は認めていません。その80人から、途中で辞めたり、いるけどあまり活動してなかったりなので、活動している人は各学年30人くらいって感じですかね。

同じスポーツを担当してないと会うことがないので、新聞会内でもほとんど話したことない人も多いんですよ。

 

―編集会議みたいなときに会ったりとかしないんですか?

編集会議は、各スポーツの責任者が集まって話しています。記者だけをしていると自分の担当の取材に行って、記事はWEBで入稿するので、一緒に活動することってほんとにないんですよ。試合も土日にあることが多いので、友達と遊べないこともよくあります。友達ができにくいサークルですね。笑

 

―友達ができない。笑
―団体で活動してるのにそこなんか惜しい感じしますね。

 

―選手とは普段からキャンパスで会ってて友達みたいな感じにはなるんですか?

それもないんですよ。泣

私は早稲田のキャンパスに通ってるんですが、選手の多くは所沢のキャンパスなので、試合がある日じゃないとなかなか会えないです。
それでも記者続けてると、選手とも顔見知りみたいになっていくので、向こうも話やすいと思ってくれたり、取材時間を調整してくれたりとか、対応が良くなっていきますね。同じ大学生とは言え選手となかなか接点を作りにくいんですが、取材を通していろいろ話せるのはやっぱり嬉しいです。

 

―この試合は早稲田にとってどんな試合なんでしょう?

実は先週の時点で春季リーグ優勝が決まっているので、全勝で終えられるかどうかという感じです。相手の日体大は前回の対戦のとき負けているので、選手たちは気合も入っているでしょうし、緊張もしているところもあると思います。

 

~そんな話をしながらも、試合が始まれば撮影に集中です~

 

(大事な一瞬を逃すまいと、カメラを構える松谷さん)

(プレーの合間には後輩の撮影のフォローもしっかり)

(取材申請をしているので選手のプレーするすぐ横にもがんがん撮影に入ります)

(執筆の主担当の方は逐一試合の動きをメモ)

(試合が終わればすぐに撮影画像のチェック)

 

―今日も勝てて晴れて全勝とのことですが、早稲田ってなんでこんなに強いんですか?

早稲田が強い理由ですか……今のチームに関して言うと、他の大学に比べて特別何かのプレーで秀でているわけじゃないと思います。スパイクとか他にもすごい選手がいっぱいいます。

あえていうならチーム力。選手全員がチームのやるべきことをしっかりとこなしてるって印象ですね。お見合いとかもまずないですし、そのときどきで選手たちがどう動けばいいかが徹底されている感じがします。
戦術理解度というか、そういうチームとしての動きが、他のチームより洗練されていて無駄がないのかなと。

 

あとはアナリスト(分析担当)が優秀だってのも大きいでしょうね。

 

―学生のアナリストがいるんですか?

そうなんです。バレーボールの試合って、客席の一部にアナリスト席っていうのが用意されていて、各チームがビデオカメラとつながったパソコンで分析して現場に伝えています。

そのアナリストが優秀で、実は実業団にアナリストとして就職が決まっている人がいるほどなんですよ。

(アナリスト席の様子)

 

―アナリストって大学生からでもいきなりなれるものなんですね。入学時からアナリストとして活動してた方なんですか?

早稲田のバレーボール部は、1年次は必ず選手として活動するんですよ。2年次から希望に合わせて選手以外の部分も担当していくって流れになっています。いやー、でもすでに実業団から内定もらってるのは、ほんとにすごいと思います。

 

 

~試合後の個別取材が最後の仕事~

(選手への個別取材に備え、担当選手と質問内容を打ち合わせ)

 

(選手の着替えが終わって帰る前が、この日唯一の個別取材のチャンスでした)

 

 

―今日は1日お疲れさまでした。自分が取材をしながら、取材もされるのってなかなかないですよね。やりにくいとかありましたか?

いやー新鮮でした! 普段は自分が取材する側なのでわからないですけど、取材される側ってこんな感じなんだなってわかって良かったです!

 

―1日取材させていただいて、やっぱりバレーボールが好きだからこそ、休日も取材に行って原稿を書いてってできるんだと思うんですが、松谷さんはバレーボールのどんなところが好きなんでしょう?

 

1点がすぐに入るところですね。野球とかサッカーとか、点数があまり入らない競技は実はちょっと退屈しちゃうんです。笑
でもバレーボールってそれでいて、毎回1点しか入らないんですよね。バスケとかだと一度に3点とか入ったりするけどバレーは毎回1点。そういう小さな積み重ねのスポーツが好きかもしれないです。

 

あとは、コートが分けられていて接触がないスポーツなんですよね。あたりが激しいスポーツってちょっと怖いし、選手がケガしちゃったりするので、バレーは安心して見ていられる感じがあります。卓球とかテニスも好きですね。

 でも、バレー特有のところで言えば、3回までボールにタッチできるところですかね。1回で返さなくてもいいところ、その3回を有効に使ってどんな攻撃を組み立てるか。そこがほかのスポーツにはない、面白いところだと思います。

 

―ありがとうございました。

 

 

【編集後記】

実はバレーボールの試合を生で見るのは今回がはじめてでした。

会場に入った時に思ったのはまず、選手との距離が近い! ってこと。最前列に行けば目の前でボールが飛びかう近さと、打ち込まれるボールの音の大きさ。学生で日本代表に選ばれるような選手もいれば、次の世代では日本代表になるであろう体格も技術も出来上がってきた選手のプレーは、代表戦や実業団と遜色ない興奮があります。

同じく、早稲田スポーツ新聞会も学生新聞とは言え、ドラマの起こる一瞬を捉えたいという想いは我々とも変わりません。松谷さんと早稲田スポーツ新聞会さん、これからも頑張ってください!


がくまど編集部では、「取材されたい!」「うちのサークル盛り上げてほしい!」という要望も受け受けております。実はうちの大学にちょっと変わったサークルがあるというクチコミも大歓迎。学生の窓口のお問い合わせフォームからでも、Twitterでも、気軽にお問い合わせください。

それではまた!

編集部:ベッシー

編集部:ベッシー

昔ながらの大学生活でイメージされるような大学生活を謳歌し、就職活動はちゃんとやらず、社会人のスタートではつまづき、いろんな会社を転職しながらキャリアビルド。学生や若い人のチャレンジを応援したい、頑張れる場を提供したいという想いを持って編集部で活動中。伝えたいメッセージは「自分で考え、自分で動き、人にはどんどん頼りましょう」

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