国勢調査の裏側が胸アツ……! 国勢調査100年の歴史を学んでみた!

学生の窓口編集部++
2019/11/01
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5年に一度行われる「国勢調査」は、今後の国家運営などに必要なデータを収集するために行われる大規模な調査です。第1回の国勢調査は1920年(大正9年)に実施され、2020年でなんと100年目を迎えます。今回は、国勢調査にまつわる資料を展示する資料館に潜入し、「100年の歴史」を学んでみました!

調査するのはこの二人!

柳くん(4年生)
聞いたことあるけど詳しくは知らない「国勢調査」。日本全国を対象とした大規模な調査は“いつから”、“どうやって”行われていたのかを知りたいです!

乳井さん(3年生)
「国勢調査」って、聞いたことはあるけど実際よくわからない…。今回の取材でしっかり解明します!

今回調査するのはココ!『統計資料館』

統計資料館は、総務省統計局の敷地内にある「統計調査の歴史」が学べる資料館。第1回国勢調査の記録資料など、貴重な文献が多く展示されています。

統計資料館に行ってみたい人はこちら

教えてくれるのはこの人たち!

荒井繁之さん
総務省統計局
統計資料館館長

永井恵子さん
総務省統計局 統計調査部
国勢統計課課長補佐

学生視点で切り抜く!
国勢調査“ココ”に注目3ポイント

今回は統計資料館長に聞いた国勢調査に関する注目情報の中から、ぜひ知ってほしい3つのポイントをまとめてみました。

【注目ポイント1】実はあの偉人も国勢調査誕生に関与していた!

国勢調査は1920年(大正9年)に誕生したそうですが、どのような経緯で生まれたのですか?

もともと欧米では大規模な統計調査が行われており、当時の日本でも統計に注力すべきだという意見が挙がりました。例えば、早稲田大学の創設者としても知られる大隈重信。彼は、統計の重要性を主張して明治14年に「統計院」を設立し、その初代院長になりました。大隈は統計制度の礎を築いたといってもいいでしょう。

そうなんですね! 私は大学が早稲田なのですが知りませんでした!

それから初代統計局長である杉亨二の存在も大きかったです。欧米で行われている統計調査を日本でも行うべきだと考え、現在の山梨県で明治12年に国勢調査の試験調査とも言われた「甲斐国現在人別調」を実施しました。

統計の発展には、大隈重信など当時の先駆者が関わっていたのですね。

福沢諭吉に森鴎外!あの偉人と統計や
国勢調査の関連をもっと知りたい!

【注目ポイント2】タッチパネルでデータを見える化!統計データ結果がおもしろい!

あ、タッチパネルでいろんなデータが見られるのですね!

現在の都道府県の人口データなど、統計調査を基にしたデータを検索できたり、クイズを楽しめたりします。では、男性の平均寿命が一番長い都道府県はどこでしょう?

えー!どこかな……なんとなく新潟県……? あれ、24位だ。

ちょうど真ん中くらいでしたね。正解は「滋賀県」なんです。(※)

滋賀県なんですね! 全く予想外でした! 調査結果は国や企業が活用するためのものと思っていたので、こんな風に楽しめるとは思っていませんでした。

膨大な統計データも、こうしてまとめてみると意外なおもしろい結果が得られたりするのです。調査結果は決して難しいものではないので、是非ご自身で興味のあるデータを探してみてほしいですね。

(※)厚生労働省「平成27年都道府県別生命表の概況」

おもしろいデータをピックアップして紹介!国勢調査2020特設サイトでチェック

他にも、資料館内ではこれまでの国勢調査で得られた数々のデータを見ることができます。

あ、これは見たことがあります。「人口ピラミッド」ですね。

第1回の1920年、その50年後の1970年、直近の2015年のデータを並べてみました。大きく形が異なっているのが分かるでしょう。1920年はまさにピラミッドといえる形ですが、1975年をみると第一次ベビーブーム後に出生数が減少し若い世代の部分がへこんでいるのがわかります。2015年では第一次、第二次ベビーブームの二つの膨らみはありますが、裾がすぼまっている「つぼ型」になっています。

それだけ若い世代の人口が減っているということですか……。こうした人口減少は日本だけなのですか?

先進国は全体的に少子高齢化の傾向にありますが、高齢化が急速に進んでいるのが日本の特徴です。

データにはいくつもへこんだ部分がありますね。あれ、この49歳のところは戦争など何もなかったのに、へこんでいますね。

1966年生まれですね。「丙午(ひのえうま)」の年です。60年を一つの周期とする干支のひとつで、丙午の年は「気性の激しい女性が生まれる」という迷信があり、昔は子供をもうけるのを避けていました。1966年でもまだその迷信は信じられていて、その影響で出生率が下がったのだと推測されます。

えー!そんなことがあったんですか! 人口データからそんなことまで読み取れるのは面白いですね!

他には、男女別の労働力人口(労働力率)のデータも興味深いですよ。労働力人口は、職に就いている人と仕事を探している人を合計したもので、男性は25~59歳で90%以上が労働力人口となっています。一方、女性は真ん中の部分がへこんだ「M字カーブ」を描いた形です。

本当ですね。特に昭和60年のデータはきれいなM字になっていますね。

20代で一度70%ほどの値まで上昇してから30台前後で大きく下がり、40歳前後から再び上昇しています。これは結婚や出産などで退職して家庭に入り、子育てが落ち着いた段階で再び働く女性が多かった、ということです。

なるほど! 昔は結婚すると家庭に入るのが当たり前といわれていましたから、それがデータにも表れているのですね。

そうですね。それを踏まえて平成22年、平成27年の労働力人口のデータを見ると、女性のM字カーブが緩やかになっていると思います。昨今は結婚しても共働きの世帯が増えているので、以前のようなM字にはなっていません

企業側も育休制度などを積極に取り入れていますから、それも影響していますか?

育児休業中であっても労働力人口に含まれるので、育休などの補助制度の充実もデータに表れていると思われます。

もしかしたら何年かすると、女性のグラフも男性と同じようになるかもしれませんね。

自分にも関連しているはず!
国勢調査の活用法を知ろう

【注目ポイント3】国を挙げて行ってきた一大イベント! 国民みんなの回答が歴史を作る!

調査への参加を呼びかけるポスターも、毎回内容もデザインも違っておもしろいですね。昔のポスターには「この調査に参加しない人は国民じゃない」とか、すごいことが書かれていますね…!

すべての人が第一回国勢調査に参加してもらえるよう、広報などにも力をいれていたようです。ポスターや当時の写真などを見てもその熱気が伝わってきますね。とにかく、「文明国の仲間入り」を合言葉に大変な意気込みであったようで、名士による講演会、新聞の華々しい報道のほか、旗行列、花電車などの広報展開、調査日である10月1日午前零時の前後には、各地でサイレン、大砲が鳴り、お寺やお宮では鐘、太鼓を鳴らし、文字通り鳴り物入りのお祭り騒ぎで国を挙げての一大行事となったようです。

それだけ国にとって重要な調査だったのですね。

他にも資料を見ると面白い点がいっぱいありますよ。現在と昔の調査票の違いだったり、当時使われていた貴重な集計用の機械だったり。先程紹介した国勢調査の歴史を、漫画でわかりやすく紹介するコーナーもあります。訪れた際は、ぜひ隅々まで見ていただきたいですね。

ただ資料が展示されているだけでなく、いろいろな気付きを楽しめる資料館ですね。

国勢調査は皆さんの回答があって成り立つものです。だからこそ、他人事ではなく、その意義や歴史、おもしろさも是非知って頂きたいのです。

国勢調査2020特設サイトで
国勢調査をもっと知ろう

みんなが当事者! 回答しよう!「国勢調査2020」

国勢調査は5年に一度行われる、日本に住んでいるすべての人が対象の統計調査です。次の実施は2020年。1920年に第1回の調査がはじまり、100年を迎える記念すべき年の国勢調査に必ず回答しましょう。

実は簡単!国勢調査への回答方法

国勢調査スマートホン回答画面サンプル

<画面イメージ>

国勢調査は、住民票などの届出の場所に関係なく、ふだん住んでいる場所で調査します。質問項目のほとんどがマークや数字の記入なので、面倒な記入が求められることもなし(※)。インターネット回答なら、いつでも好きな時間に回答できます。スマートフォンでも回答可能なので、ちょっとした空き時間に回答するのもOK。 たったこれだけで大切な調査の回答ができるのです!

※一部、記述式での質問項目もあります。

インターネット回答については
こちらをチェック

国勢調査2020の調査員になってみよう

20歳以上で誠意をもって調査に携わってくれる方であれば、大学生の皆さんも国勢調査員になることができます。国の大事な統計調査に参加できる貴重な機会、ぜひ応募してみてはいかがですか?

未来のために!国勢調査員の募集についてはこちらをチェック

\もっと知りたい国勢調査!連載企画展開中/

日本の未来を考えよう!「国勢調査2020」

いよいよ来年に迫った令和2年国勢調査。より詳しく知りたいという人は、特設サイトをチェックしてみましょう!

もっと詳しく知りたい人はこちら

のぞいてみよう!統計データ 政府統計の総合窓口『e-Stat』

国勢調査をはじめとする政府の統計データは『e-Stat』で調べることができます。興味深い統計データばかりなので、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。つい時間を忘れて見てしまうかも!?

面白いデータを探してみよう!

提供:総務省統計局

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