”歌える武井壮”佐脇慧一さんが学んだ、大学時代を将来に活かす方法

編集部:ベッシー

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高身長・イケメン・歌をしっかり聞かせるの3つをコンセプトに活動する歌手グループ「SOLIDEMO(ソリディーモ)」の佐脇慧一さん。

グループのアスリート担当として知られ、ボクササイズ「K-1シェイプ」のインストラクターも行うなど、多彩な活動を行っています。小学生のときのかけっこで負けてから陸上競技にのめり込み、大学時代は10種競技で大分県記録を作るなどアスリートとして輝かしい実績を持つ佐脇さんが、なぜ歌手になったのか、今につながる大学時代のことなどお話を伺いました。

目次

1.トップアスリートの就活はオーディション対策
2.僕が「教える」ことが好きな理由
3.歌手とインストラクター、ダブルワークしてます
4.やりたいことで生きていくためには?


トップアスリートの就活はオーディション対策

――佐脇さんは学生時代にトップアスリートとして活躍されていたのに、なぜ芸能界に進まれたのでしょう。

幼稚園のときに「ピアノを習いたい!」ってねだって始めたくらい、小さいころから音楽が好きだったんです。高校時代はバンドのボーカルをやって、文化祭のステージでみんなが僕の歌で盛り上がった。そのときの高揚感、楽しさがずっと心の片隅にあったんですよね……。

大学時代は陸上をやっていましたが、ケガも多くてなかなか思うような結果が出せなくて。そんなときに同じ学部の先輩から何気なく、「歌手とかやってみたら?」って言われたんです。それを真に受けて、「オーディションを受けてみよう!」って思っちゃったんです(笑)。

――オーディションを受けようと思ってからはどのようなことに取り組みましたか?

歌手になろうと思ってからはすぐボイストレーニングに通いましたね。それと、芸能界に明るい人から話を聞いて、芸能界がどういうところなのか紐解いていったり、自分なりの武器が必要かなと思って、何が武器になるか、何を武器にしていったらいいか考えていったりしていました。

――何を武器にしようと思ったのでしょう。

筋肉ですね。

――えっ、歌ではなくて?

はい。当時ちょうど、僕と同じ十種競技をやっていた武井壮さんが話題になっていて。「僕も武井さんのように、スポーツのキャリアを芸能界で活かせるんじゃないか」と思って、そこから見せるための筋肉を鍛え始めました。歌が上手い人はいっぱいいるけど、筋肉ムキムキの歌手ってあまりいないじゃないですか。だから、歌える武井壮さんを目指したんです。歌と筋肉しか頭に無かったですね、その頃は(笑)。

――晴れてオーディションに合格したのは、いつごろだったのですか?

競技を引退してから、ボイトレや情報収集、見せ筋を鍛えてってしてたら、運よく最初のオーディションで合格できたんです。ちょうど大学を卒業のタイミングでした。だから、オーディションが僕の就活でしたね。


僕が「教える」ことが好きな理由

――卒業と同時に、芸能界に就職したわけですね。今、その当時をふりかえって学生の自分に「これをやっておけ」とアドバイスできるなら、何と言ってあげますか。

「もっと授業に出たほうがいいぞ」かな(笑)。
自分の興味のある陸上競技のロジックや解剖学や運動生理学などはちゃんと勉強したんだけれど、単位ギリギリの授業しか取ってなかったんです。でも大学の先生って、その道のスペシャリストじゃないですか。そんな人の話がきき放題なんて! 授業の内容そのものよりも、スペシャリストの生き様から学べることって多いんじゃないか……、なんて思えるようになったのは、27~8歳になってからですけれどね(笑)。
当時は「楽に単位とれてラッキー」なんて思ってましたけど、今ではもっと中身のある単位とっておけば良かったなって激しく後悔してます。

――そういうのは、卒業してからじゃないと実感しませんよね。逆に、大学時代に「やっといてよかった」と思っていることはありますか。

一発芸ですね(笑)。
体育会系の大学だったので、先輩にムチャぶりされたら大きな声で対応しなきゃいけない。大学に入るまではカッコばっかりつけてて、自分を捨てることができなかったんです。それが大学生活で覆されて、どんどん自分の殻が破られていったというか(笑)。その瞬発力が今の活動にすごくプラスになっています。

――芸能界に進まなければ、ずっと陸上を続けていたと思いますか?

はい、続けていましたね。実業団に入って、選手を引退したらそこで自分が培ったノウハウを次世代に教えるコーチになる、実業団に入れなかったら体育の先生になって、生徒に陸上を教えたいっていう気持ちがありました。

――教えることが好きなんですね。

めちゃくちゃ好きなんですよ! それは、僕自身も先生の指導で記録が伸びた経験があるからなんです。高校の先生に走り高跳びを教えてもらうようになってから、記録が47センチも伸びて、2メートル07センチになりました。だから僕も人に教えて伸ばしてあげたい、目標を達成したときの喜びを皆に知ってほしいって思いが大きくなったんです。

パーソナルトレーナーの資格も持っているので、今はSOLIDEMOのメンバーとジムに行ってつきっきりで教えたり、『K1シェイプ』というカリキュラムのインストラクターをしたりして、教えることを実践しています。


佐脇さんがインストラクターをするK-1シェイプ


歌手とインストラクター、ダブルワークしてます

――SOLIDIMOの活動だけでもお忙しいのに、どうして『K1シェイプ』のインストラクターまで始めたのですか?

SOLIDIMOファンの方たちが体を動かすきっかけになると思ったんです。ファンの方は僕が体を鍛えているのを知っているので、「どうやったら痩せますか?」とか、「こういう体にするにはどうしたらいいんですか?」ってよく聞かれるんです。でも、「ジムに行きたくても行けない」とか、「やり方が分からない」って声も多くて。

僕がインストラクターとして実際に教えることで、普段ジムに行かないSOLIDIMOファンがジムに行くようになる。そして、ジム通いをしている人にはSOLIDIMOを知ってもらうきっかけになる。それって、スポーツを14年間、歌手を5年間やってきた僕にしかできないことじゃないですか。音楽とスポーツの架け橋になれるんじゃないかと思ったんです。

――現在は、歌手とインストラクターのダブルワーク。それぞれのおもしろいところ、大変なところを教えてください。

SOLIDEMOはグループなので、チームプレイの場。8人でひとつのライブを作るのがおもしろいですね。Collars(SOLIDEMOファンの名称)がどうやったら喜ぶかって考えながら、みんなでいろんなことを話して共有して。今、そういう時間が一番楽しいです。

8人の中には、歌が上手い人、トークがおもしろい人、スベる人、それをフォローする人、いろいろいるけど、僕はスベらされたり一発芸をしたり、みんなを笑顔にするポジション。まわりの人が笑顔になってくれたら嬉しくて、不思議とつらいことも乗り越えられるんです。

ジムのインストラクターは、真逆の個人プレイの場。SOLIDEMOのときに8人で作っていた空気をひとりで作らなきゃいけない。それが大変ですね。でも逆に、ストレッチのときはこの曲、このフリにはこの曲……って、自分ひとりでトレーニングの構成を組み立てるのはすごく楽しいです。

――それぞれの仕事で大事にしていることってなんでしょう。

SOLIDEMOでは、僕のパフォーマンスや歌でなにを感じとってくれるか……、ですね。笑顔になってくれたり、「また明日から頑張ろうっていう気持ちになった」って言ってもらえるのが一番嬉しいし、そうなってもらえるように歌っています。

インストラクターの場合は、教えたことがその人にためになってくれたらいいな……ってこと。

どちらも自分のための勉強になりますよ。ダブルワーク、楽しすぎます!

――どもらも共通するのは、人を喜ばせるってことですね。

そうなんですよ! そのためだけにやってるし、「まわりの人を幸せにする」っていうのが僕の人生のテーマなんです。


やりたいことで生きていくためには?

――佐脇さんのように、やりたいことで生きていくために大事なことってなんでしょう。

成功するための目標設定ですね。これ、マジで大事だと思います。

やりたいことを仕事にするって大変だし、やりたいことばっかりやっていても、自己満足で終わっちゃうことが多い。でも、やりたいことは辛くても続けられるじゃないですか。だからこそ、25歳でこうなりたい、30歳でこうなっていたいって目標を見据えて、そこから緻密に逆算していく。そうすれば、今やりたいこととが自ずと見えてきます。

なかなかできないんですけど、常に目標を頭の片隅におくように意識はしています。

――どういう目標を持ってるんですか?

グループとしては、大きくなりたい。武道館でライブをやりたいっていうことです。

個人としては、今やっているインストラクターの仕事を含め、“健康のエンターテイナー”になりたいってこと。

このふたつって、相乗効果があると思うんですよね。

――これからは、健康って重要な分野になりますよね。

寿命が延びていますから、健康って大事。これからは、誰しも考える分野だと思うんです。だからそ、僕が一人ひとりに寄り添って、情報を発信できればと思っています。

――読者のみなさんは、自分が進む道に迷っている方も多いと思います。そんな学生に、先輩としてのアドバイスをお願いします。

二十歳前後で自分の人生を決めるってムチャなことだと思うんです。あまりにも人生経験が足りないから。今や平均寿命は80歳台。年齢が上がれば上がるほど、人生が豊かになるのが理想。だから今、すべてを決めてしまわなくてもいいんじゃないかな?

今、やりたいことがみつかっている人は、それをとことん追求してほしい。そして、まだやりたいことがみつかってない人は、何にでもチャレンジしてほしいですね。

20代のうちは失敗してもいい。「やってみよう」と思ったことは、3年とか4年とか期間を設けて、その期間は一生懸命やってみる。時代や環境が変わってたら、やりたいことも変わってくるかもしれないし。今はとにかく自分に嘘をつかず、興味があることをとことんやってほしい。まずは、やりたいことをみつけてほしいです。

ライター:坂本ゆかり
撮影:為広麻里

ニューシングル「Forever young」
2019年8月14日(水)リリース

SOLIDEMO の 12 枚目のシングル「Forever young」。なんでもないような瞬間の大切さや、音楽の持っている根本的な楽しさを表現したような、夏の思い出に寄り添うポップチューン。

スペシャルプレゼント! フォロー・RT&応募で佐脇慧一さん直筆サイン入りチェキが当たる


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2019年8月6日(火)17:00〜2019年8月19日(月)18:00

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・当選者は、ご応募いただいた方の中から抽選で決定させて頂きます。審査経過および結果に関するお問い合わせや苦情については応じかねます。

■当選連絡  
・当選者の方には公正な抽選後、個別にご連絡を差し上げます。未当選となった方への連絡はいたしませんので、ご理解いただけますと幸いです。

■その他注意事項 
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・ご提供いただいた個人情報は、当選者へのご連絡のために使用させていただき、ご本人の同意なしに第三者に開示、提供することは一切ありません。  

編集部:ベッシー

編集部:ベッシー

昔ながらの大学生活でイメージされるような大学生活を謳歌し、就職活動はちゃんとやらず、社会人のスタートではつまづき、いろんな会社を転職しながらキャリアビルド。学生や若い人のチャレンジを応援したい、頑張れる場を提供したいという想いを持って編集部で活動中。伝えたいメッセージは「自分で考え、自分で動き、人にはどんどん頼りましょう」

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