俳優・甲斐翔真は、あまり多くを語らない

がくまど編集長:点P

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『花にけだもの Second Season』に出演する俳優の甲斐翔真さん。インタビューが実現するということで彼の過去の作品やテレビ出演の映像を見ると、いつでも爽やかな笑顔で自然体で振る舞う彼のすがたがあった。クラスの人気者、理想のイケメン、そんな言葉が浮かぶ。だからこそ彼がふだん語っていないことが気になった。今回は甲斐さんに『周囲からどう思われているか?』という質問を通じて、彼の輪郭をなぞってみたいと思う。


聞き手と文と題字:点P(『マイナビ学生の窓口』編集長)
写真:工藤ケイイチ(ブリッジ)


友達には「静かなひと」と思われている

甲斐翔真

どんな人?どんな人か~。あー……静かなって言われています。静かじゃなんですけど、なんて言うんだろう。多くを語らない。語ろうと思えば語れるんですけど。なんか省エネなんですよ。基本的に。省エネ人間なんで、効率もよくやるし、なんか無駄なことができなくて。

   

ーーむかしから「省エネ人間」?

 

小学生のときはクラスの真ん中で「わー!」みたいな感じでやってましたね。それから思春期を迎えて……なんなんでしょうね。きっかけをまったく覚えていないんですけど、静かでいることがかっこいいって思ったんでしょうね、きっと(笑)。

   

中学生になると、小学生の同級生たちからは、なんでそんなに静かにしてるの?とか言われてたような気がしますけど、それがだんだん普通になっていって。

  

あ、ぼくはサッカーをずっとやってて、ゴールキーパーだったんですよ、ずっと。たぶん「無駄なことが嫌い」というのは、そこからきてるのかもしれないですね。

 

ゴールキーパーって、無駄なことをしてるうちにボーンと得点を決められちゃうので、冷静な判断をしなきゃいけなかったというか。それが多くを語らないにつながっているのはわからないんですけど。

 

マネージャーには「いいやつだけど、斜めからくる」と思われていた


ーースタッフのみなさんには、どういう人だと思われていますか?


それはもう直接聞いてもらえれば。マネージャーさん、質問があるらしいです。

 

<マネージャーさん>辛辣になりますけど大丈夫ですかね(笑)。


大丈夫です、チェックするの自分なんで(笑)。

 

  ーーどうですか、マネージャーさんから見て?


<マネージャーさん>いや、ツンデレだと思います。


ツンデレ(笑)。

 

<マネージャーさん>いいやつなんだけど、ちょっと斜めからくるみたいな。


ーーどういうときに、ちょっと斜め?


<マネージャーさん>いい意味でちょっと口下手というか、ありがとうとか、そういう感謝を直接言うのが苦手な感じで。でも、行動から「あっ!実はね、感謝してたんだな」みたいな、というのが分かる。だから、多くを語らないというのはありますね。ふとしたときに、あっ、優しいじゃんみたいな(笑)。普段はすましている感じだけど、ふとしたときに、あっ!この人は優しい人なんだなって感じることが…おもしろいですね


ーー甲斐さんは、それを聞いてどう思われますか?

 

言っていただいているとおり、ぼくはすごく誠実で、いつも周囲を笑顔にしてますね。


(この甲斐さんのコメントに、周囲のスタッフは爆笑していた。甲斐さんがつくるやさしい空気が伝わってくる)


『花けだ』共演者には「気分屋」だと思われていると、思う


ーー『花にけだもの』で共演されているみなさんにはどんな人だと思われている…とご自身で思いますか?

 

あー、それはもう誠実で、みんなのことを笑顔にして(笑)。でも、なんだろう……普通のひとと思われているというか……やっぱり静かなひとだとは思ってるんじゃないですか。テンションの差が激しいって思われてるかもしれないです。

 

日吉竜生を演じているからというのもあるんですけど、日吉はすごいテンション高いんですよね。だからぼくが余計低く見えるというか、普段そういうやつじゃないんで。気分屋? だと思われてるかも。というか、ぼく自身も気分屋だって分かっているんですよ。

 

ーー逆にこう思われたいって、ありますか?

 
うーん、なんだろう。こう思われたいか……でも、仕事に熱いんだなっていうところは伝えたいかも。仕事を真面目にやっているんだなっていうと、なんか当たり前に聞こえますけど、仕事を真面目にやるって意外に難しいんです。

 

甲斐翔真


本当に好きな仕事に巡り合えた人って、たぶんたくさんいるけど、ぼくはそれなんですね。仕事と好きなことが一つになれることって、いいなぁって思って。

   

好きなことを今やってて、それがお仕事になってて。そこでぼくの持ってる向上心とか決意とか覚悟が伝わって、この人は熱心にこの世界で生きていこうとしてるんだなって、のが伝わればいいなって思ってます。

  

甲斐翔真

(とても真剣な表情で語ってくれた甲斐さん)


家族にも「多くを語らないな」と思われている気がする


ーー家族には、どんなひとだと言われていますか?

  

それこそ多くを語らないとよく言われます(笑)。なんにも喋らないっすもん。例えば、この作品が決まったことも言わないですし。メディアで知るんですよ、ウチの家族は、仕事を(笑)。

 

なんか、昔からそういうのが嫌いで、たとえば修学旅行から帰ってきて、「どうだった?」って言われても「別に」みたいな。なんだろう、あの、なんだっけ。そういう時期あるじゃないですか。思春期とか、反抗期とかじゃなくって、そうじゃなくても何となくそういうのが照れ臭いというか。

 

親に褒められるのもあんまり……嬉しいすけど、やっぱり照れ臭いというか。

 
ーー照れが勝っちゃう感じ?


褒められるというよりも、「○○を見たよ」って言われるのが、いちばんうれしいかもしれないっすね。言ってないのに見てくれたんだって。だから、家族に対しては、わりと必要以上には会話をしないって思われてると思います。

 

甲斐翔真はほんとうに「自然体」なのか

甲斐翔真


ーー過去お付き合いした方とか、周囲の女性からは、どんなひとだと思われていますか?

  
うーん、でもあんまり男性への接し方と変わらないと思うんですね。省エネ人間だから、相手に合わせて変えてると、力尽きるし(笑)。自然体が多いかもしれないです。

 

ーー甲斐さんって、自然体なんですかね?

  

なんでしょうね、たぶん自然体というか・・・そうですね、自然体。でも、人見知りではありますよ。仕事モードに入るといくらでもだれとでも喋れるんですけど、プライベートだとまた違うんですよ。プライベートの方が全然省エネなんで、できるだけ人と話さない…(笑)。友達に誘われたら外出するけど、誘われなかったら家にいます。

 
ーー家にいるときは何をしているんですか?
  

ずーっとYouTube観てたりとか。YouTubeって、もちろんヒマつぶしにはなるんですけど、知識を無茶苦茶つけられるなって思っていて。今いろんな動画があるじゃないですか。語学でも、講座があったりするし、自分の知らなかった世界を見れるし。

 

あと、ニュースを見るのがすきです。時事的なネタとか、人々は何を気にしているのかとか、事件とか、株が落ちたとか上がったとか、誰が亡くなったとか、なんかそういう世界の流れに目を向けるっていうことが、なんか好きで。

 

言うなれば自分に関係ないことを知りたがるですよね。それを演じるときに、どっかから引っ張り出してきて。映画やドラマも、もちろんたくさん見るんですけど、結果、いろんな経験になっている。

 

甲斐翔真


ーー目的を持って勉強するとかじゃなくて、いろんなことを引き出しに入れておいて、あっ!っていうときに使う。やっぱり器用なんですね。

 
なんでしょうね、影響をうけやすいというか、色々なものを見たいんですよ。とりあえず、感触だけ知っておけば、あっ!前にこういうこといってたなとか。それをあとから掘り下げればよいだけで。

 
ーー予想をつけるのが上手いというか

 
予想をつけてから行動するタイプなんで。人はどう動くのかとか、この人は本当はどういう人なのかっていうのも、なんとなく想像してしまうというか。

 

ーーそんな甲斐さんが、就活生にアドバイスをするなら。たとえば、面接で緊張してしまう大学生が自然体でいられる方法ってなんでしょうか。

 
そうだなぁ……準備をしっかりすることでしょうね。

 

例えばですけど、自然体でいることって、撮影現場にも言えて、緊張すると、もうなんか自分考えてきたことが発揮されないじゃないですか。で、最近気づいたんですが、台本の覚え方が大事だって。それを短期的に覚えるのか、長期的に覚えるのかで、全然セリフの言い方が違って。

 

長期的に覚えた方が、もう全然安心して出来るんですよ。頭に棲みついてるから、急に消えないというか、セリフが。前々から、クランクインする前から全部目を通しておいて、大体の流れを把握して、できるだけ前々からやっとくっていうのが、大事かもしれないですね。

 

甲斐翔真は日吉寅吉のことを、こう思っていた

『花にけだもの~Second Season~』より

  

日吉は、バカに見えて……いや、バカなんですよ(笑)。バカなんですけど、素直。自分の気持ちに。自分の気持ちを大事にしているし、まぁ尊敬できるところもあるし。ぼく自身はわりと、自分の気持ちよりも、環境とか相手に合わせることを意識してしまうので。

 

まっすぐな所を持っているというのは、すごいいいことだなって思います。社会人になるとなかなかそういうことも、できないかもしんないけど、やっぱり芯が通ってる人って、そこだと思うんですよ。

 

自分の意見をハッキリ言える人、周りに流され過ぎたり、やっぱり溶け込んでしまうというか。なんで、自分を持つことの大事さっていうのは、日吉から学んだことではありますね。

 

ーー最後に、『花にけだもの~Second Season~』の見どころを

  

すごいきれいなシーンがあるんですよ。ネタバレだから言えないんですけど。ちょっと恥ずかしいシーンでもあるんですけど、恥ずかしさよりも、いいもの撮れた感が大きくて。モニターチェックのときに「キレイだ」って思いました。たぶん最終話ぐらいで流れると思います。

 
あ、あとはピアノ弾きました!しかも挿入歌なんですよ、ぼくが最初に弾いてそれが段々挿入歌になるっていう。そのシーン、さっき撮影したのでまだチェックできてないんですが、とてもたのしみです。

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大学が好きで、それが講じて6年通いました。タメになることよりムダなことが好きです。

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