「迷ったときこそ自分をほめる」北村匠海が演技で生きるために編み出した、自分に自信を持つ方法

編集部:はまみ
2019/03/03
学生トレンド
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取材・文/落合由希
撮影/島田香
編集/学生の窓口編集部

ダンスロックバンドDISH//のリーダーとして音楽活動を行いながら、映画やドラマで活躍している俳優の北村匠海さん。現在好評放送中の日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系 日曜よる9時〜)では、主人公のライバルである新人弁護士・朝飛光太郎役を好演しています。同世代として強力な個性を持った若手俳優も多くいるなか、自らの良さを生かし、演技で存在感を残すために心がけていることとは? 今回は北村さんが本格的に演技の仕事にのめりこんだ高校卒業~現在を振り返りながら、仕事に対する信念や、今作の見どころを語ります。

INDEX

1.なにかを好きになるきっかけって、いろいろある 
2.高校卒業後はじめて演じた作品で、自分の「道路標識」を見つけた
3.自分らしさを出す方法は「自分をほめる」こと!
4.チャラいけど憎めない……役作りのバランスに苦戦中
6.
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なにかを好きになるきっかけって、いろいろある

――北村さんは演技をお仕事にされていますが、好きなことを仕事にして生きていくためにはなにが必要だと思いますか?

僕はスカウトで小学3年生のときにこの世界に入ったので、最初はわけもわからずお芝居のレッスンをするところから始まりました。でも、それがだんだん自分のものになっていく、好きになっていく感覚があったので、今となっては「好きなことで生きている」と言えるのかなって感じていて。なにかを好きになるきっかけっていろいろあると思うので、やる前からなにごとも好き嫌いで分けちゃいけないのかな、と思います。

僕はこの世界に何もわからず飛び込んでみたら、演技を好きになったし、お仕事を通じていろんな発見がありました。だから、そんなに大それたことは言えないですけど、たとえば就職活動で一番行きたい会社に行けなかったとしても、まずはやってみるというか「何事も飛び込んでみる」のが大事なのかもしれないですね。

――やってみたら好きになるかもしれないですもんね。

そうなんです。興味がなかったことでも、やってみて好きなところを見つけられたら自分の幅も広がるんじゃないかと思うし。もしかしたら、毎日デスクワークがメインのお仕事で、定時に行って定時に帰る働き方も、やってみたらすごく自分に合っているかもしれない。とりあえず、与えられたことに飛び込んでみて、好きになる努力をすることが、自分にとって生きやすい道につながるような気がします。

高校卒業後はじめて演じた作品で、自分の「道路標識」を見つけた

――北村さんが「このお仕事をずっとやっていこう」と決意したきっかけはなんだったんですか?

きっかけになったのは、日曜劇場の『仰げば尊し』という作品に出演したことですね。高校3年生の時、この仕事一本で行くか大学に進学するか迷っていて……どちらを選択をするのか迫られたんです。「とりあえずやってみよう」と思って演技の世界を選ぶことにしたんですが、そうやって卒業して最初の作品が『仰げば尊し』でした。

そこで、太賀くんや(村上)虹郎、(新田)真剣佑や(伊藤)健太郎という、今となってはそうそうたる顔ぶれのみなさんと一夏をすごして、「自分の中で探していたやりがいって、もしかしてこれなのかな」という手ごたえを得ました。

――『仰げば尊し』という作品と、そこでの共演者との出会いが、「この仕事をやっていこう」と思う決め手になったんですね。

そうですね、改めて振り返っても、この作品はすごく転機になっています。学生時代はやっぱり仕事と学業の両立が大変だったし、そこを抜けてから見つけたものが僕にとっては特に大きくて。高校を卒業して、『仰げば尊し』から始まり、『君の膵臓をたべたい』があり……っていう、自分にとって大きな経験となる作品をやらせてもらえた時期でしたね。役者という仕事のおもしろさや、作品を作ることの大変さ、やりがいをはっきりと見つけることができたように思います。

もちろん、過去に出演した作品も今の自分を作っているものですし、音楽の仕事も違うおもしろさがあって楽しいし、すごく大事なものなんですけど、やっぱり自分が18歳から今にかけて、急速に大人になったんだと思うんです。年齢的にも身体的にも成長していくし、そういった変化に加えて人との出会いがすごく多くて。たくさんの人と出会っていく中で、演技で生きていくための道筋というか、道路標識みたいなものを僕自身が感じられたからこそ、今ここにいるんだと思います。

――学校を卒業して仕事一本になった時、周りの環境も変わったと思うんですけど、不安にはなりませんでしたか?

不安はありました。最初は楽しくてやっていた芝居が、自分の中でなんというかこのお仕事一本に絞ったことでどんどん義務化していくような感覚の時もあって。でも、学生のころと比べるとはるかに仕事に対しての考えが深くなりました。学生のころは人と接することの大切さを真に理解していなかった部分もあったかと思うのですが、人と接することは人間性を豊かにする作業でもありますよね。そうやって人間関係の中から役者として得るものがあるということも、卒業してから感じ始めたことだと思います。

自分らしさを出す方法は「自分をほめる」こと!

――北村さんは、DISH//ではグループ活動もされていますが、グループの中で自分の個性を出したり、また、役者として他の役者さんがいる中でプレッシャーをはねのけながら自分らしさを出していく自分なりのコツみたいなものはありますか?

個性についていうと、「自分自身に気づく」ことっていちばん難しいと思うんです。自分の考え方のクセとか性格とかって、人に言われて気づくことの方がはるかに多いし、「自分はこうだ」って決めつけていたことでも、実際にやってみると「あれ? そうじゃないかも」とか、「あれ? 自分の信念とズレてる?」って思うこともあるし。僕は、そうやって迷ったときは自分をほめるようにしてますね。

――それは「自分に言い聞かせる」みたいなことですか?

まずはいったん、今の自分をほめておくというか。「ああダメだダメだ」よりは、「いや、よくがんばってるよ、偉いよ」って言ってあげるんです。自分の出ている作品をあえて見て、「いいじゃないか」って思いながら自分を鼓舞する作業をしてますね。それをすることによって、自分自身に救われるし、気づきもあるので。

――自分を鼓舞するとテンションが上がるし、元気が出そうですね。

自分に自信をもつことって、別に調子に乗ってるとかそういうことじゃなくて、すごく大事だと思います。自信を持って1歩前に出るっていうのはエネルギーが必要なことだと思うし、それができる人はすごくカッコいいと思うので、僕もできる限り自分に自信をもつように心がけています。まだまだ技量も足りないし、どうしてもやっぱり自信をなくす瞬間はあるんですけど、だからといってへこたれないためにあえて「自分をほめる」っていう。

――なるほど。では、今進路や将来について悩んでいる大学生に向けてメッセージをお願いします。

大学時代って、自分自身を見つめなおせる特別な4年間だと思うんです。遊びほうけることもできるし。でも遊んですごすことが悪いわけではなくて、その時間がなにかにつながる可能性だってある。ちゃんと勉強したら勉強したでそのぶん知識もつくし。

将来やりたいことを実現する方法を考えているうちに4年間すぎてしまったとしても、僕はそれでもいいと思う。ただ、自分の未来をあきらめないでほしいなって思います。僕もこの先なにがあるかわからないですけど、10年後の自分が楽しみだし。自分の未来には期待してワクワクしているので、大学生のみなさんもそういった感覚は持っていてほしいなと思います。

チャラいけど憎めない……役作りのバランスに苦戦中

――続いてドラマ『グッドワイフ』のお話をお伺いします。朝飛光太郎という役は、「上司にズバズバ意見するが、押さえるべきところは押さえる愛されキャラの新人弁護士」だそうですが、演じてみていかがですか?

エリートで、すごく物事をズバズバ言う役柄なので、最初はクールに演じようかなと思ってたんですけど、実際やってみると、意外にかわいさがあるキャラクター。現場の雰囲気やみなさんのお芝居に助けられながら、新しく作っていってる感じです。イヤミも言うけどなぜか嫌いになれないというバランスがかなり難しくて、苦戦しながらやっています。

――特に苦労している部分はどんなところですか?

監督に「もっとチャラく」とご指導を頂くのですが、見た目的にはカチッとしたスーツを着ていて、第一ボタンまで留めているので、「どうやったらチャラくなるんだろう……」と試行錯誤する日々です。所作や会話の軽さで「チャラさ」を表現することに苦労してます。1歩間違えばただの軽いヤツになりかねないけど、弁護士でエリートな側面もあるし……本当に難しいですね。女性に対してもすごく紳士的かつ前のめりというか、そんなキャラクターなので、いつもギリギリのところを追及しています。

――弁護士の役作りは何かされましたか?

一度傍聴に行って、裁判所の生の空気感を味わってきました。弁護士の仕事って大変だなと改めて思いましたね。色々なケースの弁護をすることがあると思うのですが、それってすごい職業だなって。「人の味方をするのってこんなに大変なんだ」って実感しました。

――いったん自分の気持ちは置いて、仕事としてやらないといけないですもんね。

ホントに感情を割り切れる人じゃないとできないなって思いました。でも、今作で常盤(貴子)さんが演じる蓮見先生って、敏腕弁護士なのにすごく情に厚い人なんです。そこはドラマを見ていて救われる部分でもある気がしています。

――朝飛と蓮見先生は、お互い仮採用の身で、1枠しかない本採用を争うライバル同士でもありますが、常盤さんと共演されてみていかがですか?

常盤さんは事務所の大先輩でもあるので、胸を借りるつもりで、お芝居では遠慮なくぶつかっています。でも圧倒されることが多くて……一緒にお芝居をしていると、とても柔軟に演じられる方だなぁというのを間近でひしひしと感じています。常盤さんの、演技での凛とした存在感がすごく素敵で。役の上ではライバルですけど、完全にボロ負けという感じです(笑)。

――2人は全然タイプが違う弁護士なんですよね。

そうですね。朝飛は弁護士として自信があるように見えて、意外と法廷に立つ勇気はないんです。経歴としては、新人といえど、この事務所に入る前に別の法律事務所でも働いていて。そこで経理みたいなことをやらされて「自分のやりたいことはこんなことじゃない」ってやめて、今の事務所に入ったという経緯があります。だからすごく野心を持っているんですけど、どこかで自分にちょっと自信がなかったりもするんですよね。

よきライバル・伊藤健太郎とはお互いを褒め合える「戦友」

――朝飛のライバルは蓮見さんですが、北村さんご自身にはライバルと言える人はいますか?

同世代だと、伊藤健太郎や真剣佑ですね。健太郎は同い年で、『仰げば尊し』で共演したことがきっかけで仲よくなったんですけど、お互い代表作と呼ばれる作品もない中で、「でも俺ら、みんなに知ってもらえるいい役者になろうぜ」みたいな話をしていて。よきライバルでもあり、戦友でもあり、仲間でもあり……まぁ親友なんですけど。

僕が『キミスイ』をやった時もよろこんでくれたし、僕も健太郎が『デメキン』で主演したり、『今日から俺は!!』に出たりしてるのを見るとすごくうれしくて。お互い自分のことのようにお互いの仕事をほめあえる関係です。

――じゃあ、相手がいい作品に出ていて「悔しい!」みたいな気持ちもない?

それは正直、悔しさはあります。「出たかったな」とか。でもそういう悔しさをバネにしているところもあるかもしれないですね。自分ももっとがんばって、大きくなって、また共演したいですし。

――では最後に、作品の見どころを教えてください。

『グッドワイフ』というタイトル通り、女性が立ち上がっていく作品です。法廷モノであると同時に、逆境を乗り越えていく強い女性を見て、僕ら世代はもちろん、どんな世代の人たちもきっと勇気をもらえる前向きな作品になっていると思います。朝飛を始め、個性的な登場人物を楽しんでいただけると思いますし、なにより常盤さん演じる蓮見先生の生きざまを見届けてもらえたらなと思います。

北村匠海オフィシャルサイト
http://dish-web.com/takumikitamura

日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系)毎週日曜 21:00〜21:54
https://www.tbs.co.jp/the_good_wife2019/

文:落合由希
写真:島田香
ヘアメイク:佐鳥麻子
スタイリスト:Shinya Tokita
ブルゾン¥48,000、シャツ¥46,000、
パンツ¥46,000全て08サーカス(08ブック)、
シューズ¥36,960ブローム(スタジオ ファブワーク)

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編集部:はまみ

世の中の裏側を知るのが好きな、人生27年目の編集者。何に関しても基本的にオタク。最近は女性アイドルとコスメとアニメがメインジャンルです。コスメ情報instagram(@unii.cosme)のなかのひと。

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