学生注目! 今観ておきたい「大学が舞台」の名作映画

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大学生になると、時間の使い方の幅が広がり、またいろんなことに挑戦できるチャンスもたくさんできますよね。
今回は、大学生ならきっと共感できる「大学が舞台、大学生が主人公の映画」をご紹介します。

学生注目! 今観ておきたい「大学が舞台」の名作映画

大学生になると、時間の使い方の幅が広がり、またいろんなことに挑戦できるチャンスもたくさんできますよね。
今回は、大学生ならきっと共感できる「大学が舞台、大学生が主人公の映画」をご紹介します。

『鴨川ホルモー』(2009年)

万城目学先生の同名小説を映画化した作品です。「ホルモー」という、オニを使役して戦う謎の競技を扱っており、青春群像劇ですが一種のファンタジー作品でもあります。舞台となるのは京都大学で「京大青竜会」がこの競技を行うサークルという設定です。

2浪してやっとこさ京都大学に入学できた安倍明は、新歓コンパで「京大青竜会」というサークルに勧誘されます。鼻フェチだった安倍は、鼻のきれいな早良京子が入会するというので、帰国子女である高村幸一と一緒に入会を決めます。ところが、この「京大青竜会」はホルモーという競技を行うサークルで……というストーリー。

大学生の若い力、勢いが全編にみなぎっており、爽快で楽しい作品です。作中で「百万遍寮」として登場するのは、京都大学の有名な「吉田寮」。他にも立命館大学、龍谷大学、京都産業大学が本作の撮影に協力しています。これらの大学のみなさんなら、本作を見て「ウチの大学じゃん!」と驚くはず。

『サマータイムマシン・ブルース』(2005年)

上田誠先生の同名戯曲を原作とする映画で、大学を舞台に繰り広げられるSFコメディー。ばかばかしくも楽しい作品です。

2005年の夏休み、香川県のある大学のSF研究会ではエアコンのリモコンが壊れて困っていました。暑くてたまらないSF研のメンバーの前に突然タイムマシンが現れます。昨日に行って壊れていないリモコンを取ってくればいいんだ! と思いつき、勇んでタイムマシンに乗り込むのですが……というストーリー。

過去を変えると未来も変わり、それを補正しようと過去に戻るとまた……と、だんだん取り返しがつかない事態となっていく過程が爆笑を誘います。この全力疾走するばかばかしさが本作の魅力です。

『ハチミツとクローバー』(2006年)

羽海野チカ先生の同名漫画を原作とする映画で、美大生と彼らに関係する人たちの青春群像劇となっています。

美大生・竹本祐太は、美大の先輩である森田忍、真山巧と同じアパートで楽しい大学生活を送っていました。ある日、美大の先生・花本修司のいとこの花本はぐみが大学に転入してきます。はぐちゃんは新進芸術家として注目されている天才でしたが、引っ込み思案で人見知りな性格。登場人物の人間関係と恋愛模様を描く物語です。

原作は全10巻と長く、ストーリーの全てを1本の映画にまとめることは不可能です。そのため原作ファンにとっては歯がゆい映画かもしれません。しかし、大学生活の楽しさや切なさが見事に凝縮されており、登場人物たちの純情さにはすがすがしささえ感じるでしょう。大学の友達っていいよな、と思わされる作品です。

『ソーシャル・ネットワーク』(2010年)

世界的なSNS『Facebook』の創設者、マーク・ザッカーバーグらの実話を基に映画化した作品です。ハーバード大学2年生だったマークがいかにして『Facebook』を作り出し、その成長を守ったかが描かれます。その結果何を失ったのかも。

マークは優秀なプログラマーでしたが、人と付き合うのは苦手なタイプ。エリカに振られたことから女子学生のランキングサイトを作ることを思いつきます。公開してみると、そのサイト「Facemash」はサーバーをダウンさせるほど大人気となります。マークはこれを発展させ相棒と一緒に「The Facebook」、「Facebook」へと拡大させていきます。しかし、アイデア盗用の告訴、相棒からの告訴と2つの裁判を抱えることになる……というストーリーです。

監督はデヴィッド・フィンチャーが務めているため、ソリッドな演出であくまでもクールな作品に仕上がっています。しかし、一介の大学生が世界中で使われるSNSを作り出すという成功の軌跡は、大学生のみなさんを奮い立たせることでしょう。

『ヒポクラテスたち』(1980年)

京都・洛北医科大学に通う医大生たちの青春を描いた映画で、大森一樹監督の最高傑作といわれる作品です(大森監督自身もかつて医大生でした:京都府立医科大学医学部卒業)。

荻野愛作は医学部の6回生。最終学年で臨床実習をこなす日々を過ごしていますが、将来医者になる自分の姿をイメージできません。荻野は大学の寮に住んでいますが、そこには政治活動に熱心な同学年生、留年数回の長老など個性豊かな面々がいました。医大生たちは、将来医療に携わる者としての不安や迷いなど、それぞれがさまざまな思いを持って日々を送っています。本作では彼ら医者の卵、医大生たちの葛藤と成長を描きます。

もう40年近くも前の映画ですが「将来、命に関わる仕事をする医大生」の悩みは現在も変わりありません。先輩たちがやけに大人に見えたり、「自分はやっていけるのか」と不安に思ったりなど、登場人物たちの言動は現在大学生のみなさんの胸にもきっと響くでしょう。


大学が舞台で、大学生が共感できると思われる映画をピックアップしてみましたが、いかがだったでしょうか? ハリウッド映画では、邦画と比べて大学生が主人公の映画は少ないのかもしれません。『ソーシャル・ネットワーク』は珍しい例ではないでしょうか。ぜひ大学生の今のうちに、今回ご紹介した映画をチェックしてみてくださいね。

(柏ケミカル@dcp)

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好きなものはチョコとビールと音楽と映画。ネトフリ廃人。ときどき絵を描きます。
Twitterで人の「いいね!」欄を見て時間をつぶすのが日課。

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