若手営業Kくんの無茶振りと、ALIENWAREゲーミングPC|編集長になりたい編集長日記 #1

がくまど編集長:点P

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こんにちは、『マイナビ学生の窓口』の編集長をやっている者です。昨年の冬にマイナビに転職して、『がくまど』(って社内ではよばれている)の編集長になって半年ぐらいが過ぎました。

 

いきなりですが、仕事には2種類あります。「きちんと予定された仕事」と「急に降ってくる仕事」です。そして、ぼくが知る限りではほとんどの仕事が急に降ってくるそれ、いわゆる無茶ぶりです。

 

DELLの新商品の記者会見があるので行って、記事を書いてくれませんか?」

 


と、マイナビ学生の窓口の若手営業のKくんに声をかけられたのは、昨日の夕方のこと。彼はとても申し訳なさそうな表情を浮かべていましたが、「絶対に断らせないぞ」という覇気を放っていました。なんだろう、なんかこわい。きっと3年間の営業マン人生のなかで、いろんなことがあったのでしょう。

 

とはいえ、こういう風に頼まれるのはうれしいもの。それにぼくも新卒では、医療系のちょっとお堅い本やWEBメディアをつくる編集者だったので、「大手メーカーの新製品の記者会見」とか、なんかキラキラしているところには積極的に行きたいのです。田舎生まれミーハー育ちのためか、いまでもずっと「東京っぽいもの」「マスコミっぽいもの」には憧れがありますし。31歳のおとなも、だいたいの人は中学生ぐらいの単純な動機で生きているんだと思います(個人差はあります)。

 

あ、DELLの新製品の記者会見に行って、大学生の読者になにをとどけるの……

『マイナビ学生の窓口』って、大学生にきっかけを届けるメディアでは?


去年の9月ごろから、こんな媒体方針でやっています

「ほら、今回の新製品って、いわゆるゲーミングPCで、大学生ってe-Sportsやっているひとも多いじゃないですか? だから関連ありますよ!」

 

そんなことを若手営業のKくんが言っていたような気がしましたが、まあまずは記者会見に行こう。そして、行ってから考えよう。よくビジネス書には「走りながら考える」って書いているし。うん、それがいいそうしよう。大人になると、なんとかなる、あるいはなんとかなるって思い込むってことが増えます(個人差はあります)。

 

2019年1月25日、11時。渋谷にある記者会見の会場に、ぼくと若手営業Kくんはいました。


会場につくなり、すっとはじまる記者会見。たくさんの報道陣とカメラ。あれです、間違いなく「テレビで見たことあるあの光景」でした。ちょっと興奮してきました。

 


DELL関係者と思わしき方々はビシッとスーツの方々が多かったのですが、記者の方はパーカーやシャツなどのラフな格好の方が多かったのは少しだけミーハーな想像と異なりました。司会の女性も、いわゆるカチッとした雰囲気の方ではなく、髪色の明るい私服の女性だったこともちょっと以外だったところ(記者会見に不慣れなので、司会の方の写真取りそこねた)

 

今回の記者会見では、DELLの新製品PCと、ゲーミングPCモデル「ALIENWARE(エイリアン・ウェア)」のとびっきりの新製品のお披露目でした。会場の演出の雰囲気から。どうやらとびっきりで、とにかくすごい性能らしい、ということは、そんなにガジェットにくわしくないぼくにもひしひしと伝わります。

 

記者会見はややガジェットにくわしい人向けのむずかしい説明が多かったので、詳細は専門メディアのみなさんに(勝手に)お願いをして、ここからはぼくなりの翻訳で記載します。ありがとう情報社会。




そのとびっきりの新製品のとびっきりさを伝えるために、アメリカ来日した、ALIENWAREのバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのフランクエイゾールさん


ぼくはガジェットのことも英語もほとんどわからないのですが、彼の話しぶりから、この新製品にかけた情熱を感じることができました(英語は、同時通訳の女性のかたのおかげでとてもよくわかりました。同時通訳ってすごい)。

 

ALIENWAREというゲーミングPCのブランドは、いまみたいにe-sportsが流行るずっと前、22年前からゲームファンに興奮をとどけるためにゲーミングPCの開発に取り組み、業界のトップランカーとして走りつづけてきたそうです。

 

どの業界もきっとそうなのかなと思うのですが、市場が盛り上がるほどプレイヤーは増え、トップランカーであればあるほど追随するプレイヤーに模倣されるもの(メディア業界もそういう傾向があるかも)。


フランクさんいわく、「この22年でALIENWAREのデザインはコピーされてきた。だからこそ、トップランカーのプライドと、そのブランドが背負ってきたユーザーへの期待を超えるために、いまこそ原点に帰って破壊的なことをやろう!」と思い立ったそうです。

 


ALIENWAREのためでもあり、ゲーム業界の未来のために、まだ誰も手にしたことのないゲーミングPCをつくりたい。それこそが、あたらしいALIENWAREの名にふさわしいものになる……その想いを胸に、フランクさんのチームの挑戦がはじまりました(すみません、ちょっとエモ翻訳です)。 

 

まずはALIENWAREの破壊と再構築のため、まずは7か月をかけて、世界中のゲームや漫画を研究し、自分たちのアイデンティティを再確認したそう。そして、「誰もみたことがないもの、だけどALIENWAREでしかないもの」にはどういうデザインやスペックが必要かをひとつひとつ、ていねいに吟味したそうです。

 

デザインがかっこいいだけではだめ、性能がいいだけではだめ。ゲーミングPCといえばデスクトップが主流のなかで、ノートPCでありながらも、デスクトップ以上の性能であることなど、理想を積み重ねていく作業……。

 

記者会見中、ずっと、フランクさんの情熱とその行動力に感動を覚えていました。

 

エモ翻訳からの流れで、ちょっと自分語りパートに入ってしまうのですが、メディアづくりは最高にたのしい仕事です。ですが、理想だけを積み重ねて読者に向き合うことはほんとうにむずかしく、いろんな現実が毎日押し寄せます。編集長は媒体の理想を語る仕事ではあるのですが、なかなか周囲を説得することがむずかしかったり、その理想も独りよがりの可能性があったり…この半年間、己の未熟さを痛感する機会が増えました。

がくまど編集部のデスク

 

理想を語るのはそうむずかしくない、だからこそそれを実現すること、周囲を巻き込んで実現するまであきらめないこと。フランクさんスピーチ中、何度も右のこぶしを握りしめて、あたらしいALIENWAREにかけた情熱を静かに、それでいて自信を持って語っていました。その姿が、とてもかっこよかったです。

 


その自信は、あたらしいALIENWAREの最上級の名前である「ALIENWARE-51m」にあらわれています。「51m」という名前は、ほんとうに自信のあるモデルにしかつけないそうです。バンドでいうところのセルフタイトルのアルバムみたいな感じ、ビートルズのホワイトアルバム的な。うん、かっこいい。

  

記者会見がおわると、報道関係のみなさんが、会場内に展示されたPCを撮影したり、フランクさんなどDELLの方々に質問をしたりしていました。それぞれがプロのしごとを遂行する瞬間も、やっぱりかっこいい。こうやって夕方や夜のニュースが届いていくのだなと思いました。


通訳の方なしでフランクさんに質問をしていた方に見覚えがありました。あ、あの司会の方だ。フランクさんへの質問が終わったタイミングで声をかけてみると、アイドルの「バクステ外神田一丁目」の堀内華央理さんでした。わ、アイドルの方だったんですね。びっくり。

 

ふだんはアイドルの活動にくわえて、ゲーム大会の司会などを務めているそうです。カメラを向けると、自然とアイドルらしい表情に。司会のときとは別人のよう。すごいプロだ。

そんな感じで、若手営業Kくんに連れられてやってきたDELLさんの記者会見は、プロが集まるすてきな空間でした。この記事を通じて、ニュースのウラ側のすこしだけ届けられたらうれしいです。無茶ぶりとか言ってごめんね、Kくん。これでこの記事は成立したはず、たぶん。ALIENWAREの情熱に負けないようにぼくもメディアづくりをがんばろう。

 

記者会見後、なにかを考え込んでいる様子の若手営業Kくん。ひょっとしたら何も考えていないのかもしれない。なんであれ、いっしょにいい媒体づくり、がんばってこうな。

ALIENWAREのHPはこちら

 

(おわり)

                                                                                                                                 

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大学が好きで、それが講じて6年通いました。タメになることよりムダなことが好きです。

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