ジャッキー・チェンが映画でマスターした拳法はいくつある?

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世界的アクションスターであるジャッキー・チェンを語る上で欠かせないのが、「酔拳」などの「○○拳」シリーズ。ジャッキーが強大な敵を倒すために修行を積み、その拳法を体得するという大人気シリーズで、一連の作品は今なお根強い人気を誇っています。では、ジャッキーが今までにマスターした「○○拳」はどれだけあるのか、調べてみましょう!

蟷螂拳(とうろうけん)

『タイガー・プロジェクト/ドラゴンへの道 序章』(1974年)

日本では『燃えよジャッキー拳』というタイトルでもリリースされた、ジャッキーの初主演作品。内容は「敵に倒された父親の敵を討つ」という、「復讐・敵討ち」を軸にした、定番のストーリーになっています。

本作では、宿敵との戦いに苦戦しながらも、ジャッキーはサルの動きを取り入れた「猿拳」を披露。見事に敵を倒しました。

『少林寺木人拳』(1976年)

本作も、主人公が幼いころに殺された父の敵を討つための物語です。

映画の中で、ジャッキーは少林寺を出るために木製のからくり人形を倒す儀式を行いますが、実際に体得するのは「獅子の拳」「飛燕の術」「蛇意八歩」などで、「木人拳」という拳法は出てきません。日本オリジナルの主題歌「ミラクル・ガイ」も話題になった大人気作品です。

『成龍拳』(1977年)

盗賊の襲撃によって自分以外の一族が殺されてしまった主人公が、かたき討ちを果たすお話です。

本作で体得するのが「成龍拳」という拳法。壮絶な修行で身も心もぼろぼろになりながらも、なんとかマスターすることができました。実は、この「成龍拳」というのは、日本公開版限定の呼び名で、実際には「血酒拳」という名前になっています。

『蛇鶴八拳』(1977年)

少林寺の8人の長老たちが編み出した究極の拳「蛇鶴八歩」の教本を巡って、ジャッキー演じる徐英風(ジョエイヒュー)が奔走する物語です。

徐英風は「蛇鶴八歩」の正統な継承者で、登場時から奥義を体得しています。他の作品のように、修行を経て強くなるというストーリーではなく、物語が始まったときから(「蛇鶴八拳の伝承者」と言う設定なので)、いきなりジャッキーが強いという点も話題になりました。

『スネーキー・モンキー 蛇拳』(1977年)

ジャッキーの演じる落ちこぼれの拳法家が、伝説の武闘家の修業を受けて強くなる、というストーリー。

本作で体得するのが、タイトルにもある「蛇拳」です。ただ、作中では「蛇拳」をマスターするものの、それだけでは敵に勝つことができませんでした。
そこでジャッキーは、猫が蛇を倒す様子を見て、「蛇拳」に「猫爪崩し」の動きを取り入れ、オリジナルの拳法に昇華。苦戦しながらも「猫爪崩し」と「蛇拳」の合体技で、見事に敵を撃退します。

『カンニング・モンキー 天中拳』(1978年)

お調子者でいい加減、そのくせ実力もないのに見栄っ張りな青年コウ=ジャッキー。そんな彼が、秘薬を巡る戦いに巻き込まれ、次第に拳法の達人になっていく姿を描いた物語です。

本作では師匠の奥義書をカンニングして、奥義「天中拳」をマスターしました。ジャッキーが座頭市に扮する様子や、ポパイのようにホウレン草を食べて強くなるシーンなど、さまざまな作品のパロディーも見どころのひとつです!

『拳精』(1978年)

少林寺の必殺拳「七殺拳」を使う敵を倒すために、ジャッキー演じる一龍(イーロン)が「五獣拳」を体得する物語。

他作品では師匠から拳法を教わることが多いのですが、本作では宇宙から落ちてきた隕石が、書庫にある「五獣拳」の極意書に描かれていた「龍」「蛇」「虎」「鶴」「豹」の妖精(拳精)を出現させ、その妖精(拳精)から「五獣拳」を学ぶというストーリーになっています。

『龍拳』(1978年)

ジャッキー演じる青年タンが、殺された師匠の敵討ちをしようとしてさらなる陰謀に巻き込まれていく、という作品。

タンは復讐のために「龍拳」をマスターしますが、他作品のような定番の修行シーンは全くなく、また「龍拳」自体もそこまでクローズアップされていないのが特徴です。
これまでの作品と比べても、よりシリアスな展開が特徴で、ジャッキーファンからも隠れた名作として知られています。

『ドランク・モンキー 酔拳』(1978年)

自堕落な生活を送っていた黄飛鴻(ウォン・フェイフォン=ジャッキー)が酔拳の達人となり、父の窮地を救うヒーローになる物語。

本作で披露するのは、酔えば酔うほど強くなる「酔拳」です。敵討ちがテーマのシリアスなカンフー映画が多い中、明るく楽しい内容に仕上がっているのも特徴です。1994年には『酔拳2』も製作されています。

『クレージー・モンキー 笑拳』(1979年)

祖父の弟弟子である「八本足の麒麟」と呼ばれる男から、奥義を伝授されたジャッキー演じるシンロンが、殺された祖父の敵討ちを果たすまでの物語。

この奥義というのが人間の4つの感情「喜」「怒」「哀」「楽」にもとづく拳法である「笑拳」。笑いながら相手を挑発し、相手のスキをつくアクションは、ジャッキーならではのユーモラスな魅力にあふれています。また本作は、ジャッキーの初監督作品としても知られています。

以上を踏まえますと、ジャッキーがこれまでにマスターした拳法は全部で12個になります。

・猿拳
・獅子の拳
・飛燕の術
・蛇意八歩
・成龍拳(血酒拳)
・蛇鶴八歩
・蛇拳
・天中拳
・五獣拳
・龍拳
・酔拳
・笑拳


ちなみに、タイトルに「○○拳」と付く作品は、ほかにも下記の4作品があります。

『ジャッキー・チェンの秘龍拳/少林門』(1975年)
『ジャッキー・チェンの飛龍神拳』(1977年)
『ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳』(1978年)
『ジャッキー・チェンの醒拳』(1983年)


このうち『ジャッキー・チェンの秘龍拳/少林門』は、『ジャッキー・チェンの~』という邦題にも関わらず、ジャッキー・チェンは準主役。『ジャッキー・チェンの飛龍神拳』では、奥義や拳法は体得しませんでした。『ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳』と『ジャッキー・チェンの醒拳』に至っては、他作品のNGカットや未公開カットを使って作られた改変(再編集)作品。そのため、今回は集計外とさせて頂きました。

そして、2018年11月23日には『ポリス・ストーリー/REBORN』が公開されました! 黄金期を彷彿とさせる、ジャッキーの最新アクションが詰まった本作は、ファンならずとも必見ですよ!

 


(中田ボンベ@dcp)

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