日本人なら知ってて当然!? 税金クイズであなたは何問正解できる?
突然ですが、あなたは“税金”に詳しいですか?来年から消費税が10%になるなど、私たちの身近にあって、生活にも大きく影響を及ぼす税金。そこで今回は、“税のプロ”である税理士から税金クイズを出してもらいました!
さっそくですが、みなさんにクイズです!
Q, メキシコには「肥満税」がある、「○」「✕」どっち?
正解は「◯」。
同じような内容の税金は、メキシコだけでなく世界約9カ国で実施されています。ただしこれは、肥満の人に直接かかるわけではなく、甘味料が入った食べ物などに対しての税金です。
Q, 税金で実際にあったのは、「ワニ税」「ヘビ税」「カエル税」のうち、どれ?
正解は、カエル税。
中世フランスのある領主が課した使役税で、領主がカエルの声がうるさくて眠れなかったため、領民に田んぼを叩かせてカエルを静かにさせました。現在では、このような根拠のない税をかけることはできません。
Q, 日本で初めて消費税が導入されたのは、「昭和58年」「平成元年」「平成9年」のうち、どれ?
正解は、平成元年。
3%からスタートし、30年の歴史を経て、2019年には10%に増税されます。ただし、食料品など8%のままに据え置く軽減税率も実施。ちなみにペットボトルの水は「食品」に該当するため8%ですが、水道水は生活用水でもあるので10%になるなど、分かりづらいのが問題点!?
クイズにも出てきたように、税金は国民の生活に密着したもの。人々が税とうまく付き合っていくためにアドバイスをくれる税務と会計の専門家が、税理士なのです。では、その仕事内容に、もう少し深く触れてみましょう!
活躍中の税理士が教える!税理士になる方法って?
11月27日に、日本税理士会館にて大学生向けのワークショップが行われ、現役で活躍する税理士の方が登壇し、税理士の仕事の魅力について熱弁してくれました!
今回お話してくれるのは、土屋 巧 税理士です!
大学受験に失敗したことをきっかけに、専門学校、会計事務所を経て税理士資格を取得。現在は、静岡県三島に事務所を構え、経営者の財産をプランニングするなど、経営者と深く関わるスタイルで活躍中。
勉強方法、試験制度って?
税理士になるための「税理士試験」は科目合格制度となっていて、受験は1科目から可能。5科目合格したところで資格取得となります。1科目ずつ合格すればいいので、学校の勉強や仕事をしながら、コツコツと目指すことができます。一度就職してから税理士を目指す人も多く、受け入れ体制は柔軟です!
仕事のやりがいや楽しさ、厳しさを教えて!
計算ばかりしてると思われがちですが、実際は経営者の伴走者として会社に深く関わる仕事。人に信頼され、悩みごとを聞く先に税理士の仕事があります。会社が10社あれば、10社ごとのアドバイスがあり、経営者と一緒にやりたいことを実現していけることが、税理士の仕事の面白みのひとつです。
税理士の方のお話を聞いて、税理士のイメージがどう変わった?
資格には興味があったんですけど、税理士の具体的な仕事内容は知らずに参加しました。お話しした税理士さんはとても気さくで、仕事内容も「人とのコミュニケーションを重視してる」というのは魅力的だなと思いました。
税理士は堅い仕事のイメージがありました。でも「自分のやりようによっていくらでも発展性がある仕事だ」と聞いて、自分次第でいろいろ変えていけるのはいいなと思いました。
現役税理士との懇談会の時間も設けられ、税理士について気軽に質問することもできた今回のワークショップ。最初は“お堅い仕事”への緊張感があった学生たちも、最後は笑い声を交えながら“税理士の仕事の魅力”に触れることができ、楽しい時間となりました!
日本税理士会連合会
日本税理士会連合会は、現在、日本全国で活躍している税理士、約7万7,000人の監督機関。全国それぞれの地域にある15の税理士会で構成され、税理士は皆、地域の税理士会に入会しています。
税理士会では、中小企業支援、子供から社会人までを対象とした税理士による租税教室、確定申告の時期などの税の相談会など、納税者のための事業も幅広く行っています。
提供:日本税理士会連合会