「やりたくないことで命削ってるヒマなくない?」世界進出を果たしたギャル・ゆきぽよが語る #就活逆転メソッド

文月

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――就活に、ほんとうに必要なものって、なんだろう?

「個性やキャラをアピールするのが大事」とされる一方で、「髪型はこうすべき」「履歴書はこう書くべき」などのルールやメソッド(っぽいもの)が多く存在するなど、就活自体が抱える矛盾に、とまどったり悩んだりする人も少なくないかもしれません。

そこで、(就活をちゃんとやっていなさそうな)いろんな業界で異彩を放つ方々に、あえて就活について伺えば、逆に「就活の本質」が見えてくるのでは?

……という仮説を、学生の窓口編集部が検証するのがこの連載『#就活逆転メソッド』。

今回お話を伺うのは、昨年『バチェラー・ジャパン』の出演をきっかけに、アメリカの本家バチェラーのスピンオフ番組にも出演し、今では『サンデージャポン』、『ダウンタウンDX』をはじめさまざまなテレビ番組に登場しているギャル、ゆきぽよさん。

バチェラーでは、ド派手な見た目と、感情をストレートに表現する裏表のない性格で視聴者を魅了。
バチェラーから選ばれなかったら、いつ帰宅させられるかわからないという過酷な状況の中、最後の5人まで残ったゆきぽよさんは、自分をアピールするときにどんなことを意識していたのでしょうか?

今日本で最も注目されているギャル、ゆきぽよさんに、悩める就活生へのアドバイスや仕事観、今後の野望などを伺いました!

INDEX


就活で自分を飾っても絶対にボロが出る

-今回は、悩める就活生に向けて、ゆきぽよさんの視点から色々とアドバイスをいただければと思っています。

えー、ゆき就活とは無縁の人生だったから何も役に立つこと言えないと思う(笑)。

-今回、ゆきぽよさんにお話を伺いたかったのは、就活とバチェラーって「相手に選ばれる」という点では近いものがあるかなと思いまして……
まずは、ゆきぽよさんがバチェラーに応募したきっかけを教えてください。

まともな恋愛がしたかったから! 実は、ゆき元カレが全員前科者で(笑)。
出会ったときは超いい人だったのに、ゆきと付き合うとなぜか罪を犯しちゃったりして……。ゆきが選ぶ人じゃダメだから、バチェラーに選ばれた人とならまともな恋愛ができると思って応募しました!

-ゆきぽよさんがバチェラーで自分をアピールする際に気をつけていたことは何ですか?

自分を偽らないこと! 久保りん(久保さん)の前で自分をよく見せようと猫かぶっても、いつか絶対バレると思うの。女子メンバーから「裏でゆきぽよはこんなこと言ってたよ」って告げ口されるかもしれないし。
だから、ゆきは誰に対してもこのままの状態を見てもらおうと思って、裏表のない、ありのままの姿でいました。

ゆきぽよさんインタビュー写真1

-たしかに、誰に対しても素の自分で接するゆきぽよさんの姿は印象的でした。

就活だって同じことじゃないですか?
いくら企業に気に入られたくて面接の場ではいいことを言っても、会社に入ってからボロが出て本当の自分がバレる。
それなら最初から飾らない自分でいたほうがいい。

ゆきの友だちで、美容師を目指していてる子がいて。、本当は元気なキャラなのに、面接で自分を偽って、大人しいキャラを演じてたんです。
でも、最終面接で「私はここにいるどの就活生よりかわいくて、アイドル的存在です!!」って突然自分の殻を破って、本音で自分をアピールしたの。
そしたら、すぐ受かった(笑)。

面接官も「この子、おもしろい!」って思ったみたいで。

だから、ゆきは自分を飾ってよく見せようと努力するよりも、ありのままの自分を見てもらったほうが絶対にいいと思う。

-バチェラーの久保さんの好みに合わせて、ゆきぽよさんのトレードマークである金髪を黒髪にした回はかなり話題になりましたね。

そうですね。ゆきは、物心ついたときからずっと金髪だったから、黒染めするのは超勇気が要りました!
今までの彼は明るい髪色のゆきが好きって言ってくれてたけど、今回初めて「黒髪のゆきが見てみたい」って言われたの。
そしたら、段々と自分でも「黒髪にした自分を見てみたい」って思うようになって。
だからとりあえず黒髪にしてみて、そっちのほうがかわいかったらそれでいいし、やっぱり金髪がよかったら戻せばいいかなと思って、イメチェン的な感覚で黒髪にしました。

-ゆきぽよさんが黒髪にして、久保さんは感激してましたね!

久保りんは、うれし泣きしてました(笑)。
黒髪にしたことで、ゆきが本気で久保りんのことを思ってることが伝わったし、そこからゆきのことを女性として意識してくれるようになったと思う。だから、思い切って行動してみて本当によかった!

失敗は成功への近道だから、大丈夫

-バチェラーに参加して変わったことは何ですか?

人見知りが直ったこと! 実はゆき超人見知りだったの。
でも、バチェラーを見た人から「ゆきの裏表ない姿がいい」ってほめてもらえて、自分に自信がついた。
ありのままの自分でいいんだって思えるようになって、気づいたら人見知りが直ってたの。
特に同じ匂いがするギャルに対して人見知りしてた。
初対面のギャルって常にマウント取ろうとしてくるからめっちゃ怖いの(笑)。でも、今は「ゆきが一番上!」って思ってる!

-落ち込んだときはどうしていますか?

ゆきぽよさんインタビュー写真2

「失敗しても別にだれも気にしてない」って自分に言い聞かせます。それで寝て起きるともう忘れちゃう(笑)。

あまり人には相談しないというか、大体のことは一人で解決するかな!
でも、対人関係で気になることがあったら、直接その人に言っちゃいますね。言わないで後からモヤモヤしたくないから。

ゆきは、基本的にはポジティブでいつも「失敗は成功への近道だから、大丈夫」って思ってる。

おばあちゃんになったときに誇れることがなかったら恥ずかしい

-アメリカ版のバチェラーに出演が決まったときはどんな気持ちでしたか?

不安しかなかったですね。英語も、「ハロー」と「マイネームイズ、ユキ」しか知らないし(笑)。
でも、日本人で本場アメリカのバチェラーに出演できるギャルって現時点でゆきしかいない。
だから、不安だけど絶対自分の糧になると思ったの。行かないっていう選択肢が最初から無かったかな。
だって、おばあちゃんになったときに誇れるものが何もなかったら恥ずかしいじゃないですか。

ゆきぽよさんインタビュー写真3

-実際にアメリカ版バチェラーに参加されてどうでしたか?

やっぱりコミュニケーションが一番不安だったんですよ。英語は話せないし、一人だけ日本人だから。
でも、行ってみたらどうにかなりました。
現地に行くと相手の言いたいことを理解しようと必死になるし、自分も伝えたいことがあれば「これ、英語でどうやって言うんだろう?」って調べて話すから、すぐ覚えられた。

-なるほど、やっぱり現地に行くと違いますか。

全然違いますね! やっぱり英語って必要に迫られないと身につかないですよね。
だから、本当に英語を勉強したい人は、テキスト買って自分で勉強したり、英会話に通ったりするくらいなら、絶対留学したほうがいいと思う!

人生、やりたくないことやってるヒマはない

-じぶんの気持ちに正直に、そしてすぐに行動するゆきぽよさんですが、目標にしている人はいますか?

ローラさんです! モデルとしても活躍して、バラエティ番組にも出て、最近はハリウッド映画で女優としても活躍してる。ゆきも、ローラさんを目指して同じ道を辿れるように頑張りたいです!

ゆきには夢があって、それは自分の下着ブランドを立ち上げること!
ゆきは外国のセクシーでかわいいランジェリーが好きだけど、日本にはあまりそういう下着がないなって思って。

だから、いつか自分の下着ブランドを作りたいの。あとは、ハリウッド進出!!

ゆきぽよさんインタビュー写真2

-最後に、就活生にアドバイスをお願いします。

自分が行きたくない会社に、「御社に入りたいです!」って嘘をつくのは、自分も企業もお互いストレスだし、入社したって時間の無駄だと思う。命削って働くわけだから。

やりたいことが見つかるまでバイトして、やりたいことが見つかったらそのお金をつぎ込んだっていいと思います。本当に行きたい会社なら受ければいいし、そうじゃないなら受けなければいい。
やりたいことがなかったらアメリカ行ってもいいと思うし。行ったら絶対やりたいこと見つかるんで(笑)。
就活でうまくいかなくて落ち込む人もいると思うけど、就活の時期だからっていう理由で、無理に命削って就活してほしくないなって思いますね。

ゆきぽよさんの#就活逆転メソッド

✔就活ではありのままの自分を出そう
✔ 就活も勉強も仕事も、思い切ってやったもん勝ち!
✔ やりたくないことで命を削る必要はない


■ゆきぽよさんプロフィール

1996年生まれ。2012年、ファッション誌『egg」の読者モデルとしてデビュー後、YoutubeやVineなどでカリスマ動画クイーンとして活躍。
2017年には『バチェラー・ジャパン』に出演したことをきっかけに、テレビ出演や歌手活動など活躍の幅を広げている。

◆「Yukipoyogram ゆきぽよ写真集」2019/1/18(金)発売

取材・文/星野文月
撮影/島田香
編集/学生の窓口編集部

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文月

1993年生まれ。
新卒入社した企業でコンテンツ制作を担当したのちフリーに。
現在はライターをしつつ、銭湯の番台で働く。

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