嫌いなものとの距離の取り方を大切に。音楽レーベル『カクバリズム』社長・角張渉が伝えたいこと #好きなことで、生きていけるの?Vol.4

編集部:おもち
2018/11/26
将来を考える
あとで読む

「“こうあるべき”な生き方じゃなくて、自分の好きなことで生きていきたい。」
そんな悩みや葛藤を持つ大学生のために、覚悟を決めて、好きなことをして生きている人たちにお話を伺い、生き方のヒントやメッセージをもらう連載『好きなことで、生きていけるの?』。

それぞれの背中をそっと押すような、気持ちがすこしだけ楽になるような、ひょっとしたら、なにか行動のきっかけになればと願って……『学生の窓口』編集部1年目Kが全力でインタビューします。

第4回目となる今回のゲストは、YOUR SONG IS GOODや、SAKEROCK、ceroなどの個性豊かなアーティストが所属するレーベル『カクバリズム』を22歳で立ち上げた、角張渉さん。渋谷にある、まるで大学のサークル部屋のようなカクバリズムの事務所で、お話を伺いました。

取材・文/学生の窓口編集部
撮影/中邨誠
撮影協力/カクバリズムオフィス

INDEX

1.好きなことを仕事にしていく人が一番大切なのは「変節」
2.スーツ着て、満員電車に乗りたくないとか、ただそういう理由だった
3.憧れの仕事って、なんとなく片手になってくる
4.「憧れ」だけを続けると、ただの真似になってしまう
5.他人のことなんて全然気にしなくていい
6.音楽が生まれる場所の何よりも近くに

◆角張さんの「好きなことで生きてきた」年表
18歳:西荻窪のライブハウス『WATTS(ワッツ)』でバイトを始める
19歳:学生ローンで借金して『ステフィン・レコード』を立ち上げる
21~22歳:カクバリズム立ち上がる/ディスクユニオンでバイトを始める/音楽イベント『カクバリズム』を開催
26歳:YOUR SONG IS GOODのファースト・アルバムが、1万枚を越えるヒットし、手応えを掴む
27歳:SAKEROCKが『カクバリズム』に加入、この仕事でやっていきたいと思う。

好きなことを仕事にしていく人が一番大切なのは『変節』


嫌いなものとの距離の取り方を大切に。音楽レーベル『カクバリズム』社長・角張渉が伝えたいこと #好きなことで、生きていけるの?Vol.4

ーー(編集部)いきなりですが、好きなことをして生きていく、好きなことを仕事にしていくためには、なにが必要ですか?

「好きなことをして生きていきたい」と思ったことはなくて、意外と大事なのは、自分の嫌いなものとの距離の取り方だったのかなって気はするんですよね。これはしたくない、あれはしないようにしようとか。

たとえば、みなさんそれぞれ「好きなこと」ってパッと浮かぶと思うんですけど、好きなことに対して具体的に「なんで好きなのか」ってあんまり考えなくないですか? ライブに行ってるときに「あれ、なんで僕って音楽が好きなんだろう?」みたいな。

俺は「これが好きだ!」っていう確固たる意志があるっていうよりは、嫌いなものというかやりたくないものとの距離をすこしずつとりながら、なんとなく好きなことが仕事になっていったんですよね。徐々に「どうしようかな」「これは嫌だな」「こっちのほうがいいよな」っていう選択肢を選びながら生きてきちゃってるんですよ(笑)。

僕の場合は、好きなことがちょっとずつ変節していくというか、変わっていくし、加わっていく感じなんですよ。

今は社長をやっていますけど、音楽の仕事だったらライブハウスの店員でも照明でもローディー(アーティストの楽器のサポート業務をする人)でもよかったかもしれない。ただ音楽に関わる仕事の中で自分はレーベルが好きだったし、ライブも好きだったし、新曲をすぐに聞くのが嬉しかった。ってなったときに、だんだん変節して、こういう形になっていたんですよね。

だから多分、好きなことを仕事にしていく人が一番大切なのは案外変節なのかもしれない。こんなこと言うとかっこいいですけど。

「好きなことで生きていくって決めたんだから、こうしなきゃいけない!」とか自分を追い込む人もいるけど、もうちょっとふんわりしてもいいんじゃないのかな? って思いますけどね。

ーー「好きなことで生きていきたい」と覚悟を決める引き換えに、わざと自分から逃げ道をなくさなくてもいいってことでしょうか?

そうですね、人によっては逃げ道をなくしていくほうが向いているっていう人もいるだろうけど、やっぱ退路を断たないほうがいいし。でも、どこかしらで納得するところを自分で作らなきゃいけないと思います。

だから意外と、好きなものを決めつけるじゃなくて、好きか嫌いか変わりそうなものと「嫌いなもの」をちゃんとわかっておくといいのかなって思っていて。

「絶対わたしはこれなんですよ!」っていう人は、もしそうじゃなくなったときにどうするの? ってなっちゃうじゃないですか。僕は、大学時代に将来のことをまったく考えたことなかったですし、一日一日が長かったですからねほんとに。甲子園とか1試合目から4試合目まで全部観て、夜に『熱闘甲子園』を観て……って感じの生活でしたし(笑)。

ーー好きな音楽とゆるく向き合いつつ生きてきたとおっしゃる角張さんですが「音楽レーベルの社長として生きていこう」と、いまの人生を決意したきっかけはありましたか?

やっぱりYOUR SONG IS GOODのメンバーとの出会いですかね。出会った当時は僕が20歳そこらで、やっぱりみんな年上だったし。この仕事で食べていく、みたいな強い意志があったってわけじゃなかったんですけれど。一生音楽やろうよっていう気持ちよりは、音楽をなにかの形にしていくってことが右も左もわからない中で、目の前にある仕事とか案件をたくさんこなしながら、次の音源こうしようよ、ああしようよみたいなものを話していくうちに、いい流れができてきた。

嫌いなものとの距離の取り方を大切に。音楽レーベル『カクバリズム』社長・角張渉が伝えたいこと #好きなことで、生きていけるの?Vol.4(カクバリズム所属のSAKEROCK)

具体的に「この仕事でやっていこう」って思ったきっかけとしては、2004年に出したファーストアルバム『YOUR SONG IS GOOD』が1万枚以上売れたときでした。「もっとこういう音楽を求めるリスナーがいて、求められるバンドがある」と思ったんですよね。

そのあと、2005年にSAKEROCKが加入してきてくれて、そこからはもう自分ひとりのことじゃないし、「これをしっかりやっていきたい」って感じでしたね。26〜27歳のころですかね。

こう見えても一応って感じですけど、25歳になったときぐらいから、30歳ではレーベルがこのくらいになっていたらいいな……っていう漠然な目標は、自分の中で決めていました。そのためにアーティストに「今年は何枚アルバムつくって!」とかはなかったですけれど、ワンマンとどこかでやるとか、以前のレーベルや自分にはできてないことを30歳までにはとか決めてましたね。

スーツ着て、満員電車に乗りたくないとか、ただそういう理由だった

嫌いなものとの距離の取り方を大切に。音楽レーベル『カクバリズム』社長・角張渉が伝えたいこと #好きなことで、生きていけるの?Vol.4

ーーひょっとしたら大学生にとって「好きなこと」も「嫌いなもの」を明確に決めるってことはむずかしいのかも知れないなって思います

まあでも、そんなもんじゃないですかね、僕も大学生のときはそうでしたよ。

僕、東京経済大学出身で、東京経済大学って有名な上場企業とかではなくてごく普通の企業に就職するのであれば、まあ就職率がいい大学なんですよ。そうなると、クラブとかライブハウスに一緒に行っていた友達が、大学4年生になった途端に軒並みちゃんとした就職先に決まっていくんですよね。

今から19年前ですけど、当時はフリーターが全盛というか、フリーターでも大丈夫だよっていう空気が漂っている中だったけれど、大学は就職を推し進めていた。だから、大学卒業するのが当たり、その後しっかり働きながら社会のルーティンに入っていくのって当然だよねっていうひとが多くて、「あれ?」って不安にもなりつつ思っていました

ただ僕は、19歳くらいから自分で音楽をやっていました。バンドもやってたし、起業っていうまではいかないですけど、レーベルもやってました。学生ローンで借金して(笑)。そういう状況だったこともあって、だんだん「就職しないでなんとかならないかな」って考えが出てくるんですよ。

嫌いなものとの距離の取り方を大切に。音楽レーベル『カクバリズム』社長・角張渉が伝えたいこと #好きなことで、生きていけるの?Vol.4(左が角張さん。当時22歳。右は当時、角張さんがお世話になった超山田さん)

たとえば、スーツ着て満員電車に乗りたくないとか、朝早く起きたくないなとか。最初はただそういう理由なんですよ。ほんとは、スーツを着て満員電車に乗る……以外の働き方なんてたくさんあるのに、そういうことを調べも考えもせずに、自分の先入観だけで、就職とかサラリーマンに対して勝手に嫌なものにしているとかいうか、どっかで「害悪性」みたいなものを自分の中で勝手に作り上げてしまっていたんです。ひどいですよね(笑)。

「俺は違うんだ!」みたいな若気の至りというか、根拠のない自信があって、それはそれはふわっとしてましたよ……寒いですね(笑)。

でも、ふわっとしているなりには、なにかをやらないといけないっていうのがありました。レーベルで食う、音楽で食べていくっていうよりは、ふわっと音楽に関わっていきたいっていう想いがあったんですよ。ただ、当時は視野も狭かったので、レコードメーカーとかももちろんありますけど、レコ屋のバイトとか照明とかライブハウスの店員ぐらいしか知らなかったですけど。

ただ、今振り返って思うのは「知らない」っていうのは強かったかもしれないですね。逆に迷いが生まれなかったというか。今のご時世は(情報社会だから)知りすぎていたほうがいいし、知れることはとことん知っておいたほうがいいなって思いますけど。

憧れの仕事って、なんとなく片手になってくるんですよ

嫌いなものとの距離の取り方を大切に。音楽レーベル『カクバリズム』社長・角張渉が伝えたいこと #好きなことで、生きていけるの?Vol.4

ーー大学生のうちから視野を広げるにはどうすればいいんでしょうか?

僕は22歳でレーベル『カクバリズム』をやりながら、ディスクユニオンにバイトとして入って、そこで音楽の仕事というか、CD、レコードの物流や仕入れのしくみ、中古単価の付け方、店舗の売り上げの推移とか自分の担当した部門の売り上げとか勉強して。見よう見まねでしたけどやってました。ぼんやりはしていても、自分の憧れにどうやって近づくかのためにやっていただけだったので、結構熱心だったかもしれません。自分の好きなことがぼんやりとでもあれば、知らないこともそういう風に調べられると思うんですよね。

って言いながら、当時はまじでバカでしたね。本も音楽紙以外読んでいなかったですし。大学では中国の規模がどうとか、トヨタのジャストタイム方式がどうとか、そういう大きなことを教えてくれたけれど、俺がほんとに知りたかったのって、「隣の八百屋の収支がどうなっているのか」とか「問屋のシステム」っていう身近な小売業の実態みたいなものだったんですよね。お店でグッズを売るとき、どういう風に商品がオーダーされて、どういう風に自分たちの作品が売られていくのかを知りたかったんです。

憧れだけを真似しつづけると、ただの真似になってしまう


嫌いなものとの距離の取り方を大切に。音楽レーベル『カクバリズム』社長・角張渉が伝えたいこと #好きなことで、生きていけるの?Vol.4

ーーいろんな経験や知識を繋げ合わせて、じぶんの形にしていっているのでしょうか?

そうなるんですかね? 僕の場合は、AのものをA+にして世の中に出さないとあんまり意味がなくて、周りと同じことをやってもしょうがないんですよね。最初は「憧れ」だから、その憧れのままでもいいんですけど、やっぱり憧れだけを真似しつづけると、だんだん恥ずかしくなってくるんですよ。ただの真似になっちゃうというか。だから、ほかと違うやり方や、違う何かをちょっとずつ変えていかなきゃいけないんです。でも、いきなりA+なことってできなくて。

僕自身も20歳とか21歳のときに、他の人やモノと違うやり方や見せ方を考えたりしていたけど、やっぱり「あの好きなレーベルみたいなことがやりたい」とか、憧れに近づきたくてとりあえず真似するというか「A」してみるってことばっかりでした。

ただ、年齢や経験を重ねていくなかで、だんだんとほかと違うやり方や、違うなにかをAにくっつけることができるようになってきて「A+」にできるようになっていたような気がします。

学生時代って、完成品じゃないなにかを探したいし、きっとそこに自分にフィットするものがあると思うんですよね。なんか凸凹のほうがいいなって思ったりしませんか(笑)?

ただ、そのために「将来この仕事で、こういうかたちになっていてほしいから、今のうちにこれをやっておこう」とか、意識的に何かを勉強しようっていうのはなかったな。

ーー「好きなこと」をすこしずつ変容させて仕事にしてきた角張さんにとって、逆に「嫌いだけどやっていること」ってありますか?

今はたくさんありますね。でも嫌いなことというより苦手なことかな。やっているとは言っても、基本的には苦手なものや嫌いなものとは極力距離を置くようにして、やらないようにしていた。25歳とか30歳くらいになると自分が何が嫌いなのかなっていうのがわかってくるんですよね、理由も。だから徐々に融解できるようなことも増えたというか。

昔は2万人とか動員できているようなメジャーなアーティストも苦手で、音楽の評価は数字じゃないって思って、無頓着にメジャーメーカーに対してダサ〜って思ってましたけど(笑)。でも、今は当時嫌だったもの、苦手だったものも理解できることも多いんですよ。

だからこそこの「カクバリズム」っていうレーベルを始めたのかなって。「なんでこういうバンドは売れて、うちのバンドが売れてないのか?」って自問自答して、それを世に伝えたかったというか。「もっとあなたの耳に合う音楽はありますよ」って。

学生さんで人気のあるものを「すごくいいもの」と思う人ってやっぱり多いと思うんですけど、そうじゃないんだよっていうことを伝えたい気持ちはありますね。「みんなが聴いているからいい」とか「みんなが知っているもののほうがいいはず」とかあると思いますけど、みんなが知らないものもいいんだよ、と。自分でいいと思ったもの、そこから広がることに不安を感じることはないんですよねって。

ーーそのおもしろさとは「知らないことを知る」というおもしろさですか?

それもそうですね。学生のときは気づかないかもですけど、時間を作ろうと思えば、学生時代ってあるじゃないですか? もちろん就学のためにバイトに明け暮れて時間や余裕がない学生には申し訳ないけど……吸収という点では一番いい時期だと思うので、将来役に立つに限らず、いろいろな知らないことを知るってのは、ほんとに魅力的だと思いますし、めちゃくちゃおもしろいですよね。自分が気づいてない自分が新しく興味を持つこととか、絶対たくさんありますからね。音楽に限らず。

僕の場合は「起業して儲けよう」とかじゃないんですよ。「好きなことを仕事に」って言っていますけど、好きなことに近づいていったりとか、好きなことが変節しながら仕事になっていく人って、僕の業種の場合はですが、正直最初のほうは、お金はないんですよね。

他人のことなんて全然気にしなくていい。


嫌いなものとの距離の取り方を大切に。音楽レーベル『カクバリズム』社長・角張渉が伝えたいこと #好きなことで、生きていけるの?Vol.4

ーー好きなことに近づきたいという気持ちはあるけれど、どこか周りと同じ行動をしないと変わっていると思われる空気があると思うのですが、このような空気についてどう思いますか?

うーん、空気はまったく気づかなかったけど、こういう仕事をしていると周囲からは「大丈夫なの?」ってよく聞かれたことは覚えてますね。

振り返れば、周りは就職しだして、社会人になって飲み会とかすると、みんな毎日まじめに会社に行っているサラリーマンだから、僕がユニオンやレーベルで自由にやっているのを見ていると最初は「いいよなあ渉は」って羨ましがるんですよ。

でも30歳くらいになってきたら、「音楽だけで大丈夫なの?」って言ってきて。「余計なお世話だよバカ野郎!」って話なんですけど(笑)、それはみんなが安定してきているからなんですよね。マンションとかみんな買っていたし(笑)。

大学生のみんなも、周囲と違う進路を選んだりすると、最初は変な目で見られますけど、ちょっとしたら羨ましがられて、そしてだんだん羨ましがられなくなって、そのうち何とも思われなくなるんですよ。これは断言できます(笑)。

何が言いたいかっていうと、他人のことなんて全然気にしなくていいってことで。うちの母ちゃんが「大学の友達は一生の友達だよ、大切にしなさい」とか言ってたけど、もちろんみんな大切な友達だけど、一生っていうとそんなことなくて(笑)、どちらかというと最近仲よくなった人のほうが仲いいなって思うこともあります。

ーー不安になることはありますか?

若いころは一切なかったけど、今は不安になりますね。俺、多分すっごく楽観的なんですけど、そうは思っていても体に出てきてしまって、プレッシャーで倒れたこともあります。

バンドがすごい頑張って、いい作品を作ってくれて、「よし、ここから売るのは俺らだ!」ってバトンがまわってきたときに、売れるように全力でいろいろやるんですけど、しばらくして「もっといろんなことができたんじゃないか」とか、「○○しておいたほうがよかったのかな」とか考えちゃって。

そうすると、セールスの手法として有名なTV番組に出るとか、かつて嫌いだった「メジャーなもの」が手段としてみえてきて。それが嫌だった自分と現在の状況との葛藤が始まっちゃうんですけど、僕のエゴにバンドを付き合わせるわけにもいかないし、僕もバンドのエゴに付き合いすぎちゃいけないところもあって。それが最近一番の不安っていうか、プレッシャーだったかな。

(角張さんおすすめの一曲。思い出野郎Aチーム『ダンスに間に合う』。)
ーーそういう不安とはどうやって戦っていけばいいでしょうか?

逃げたり、寝たりしますね。急いでやろうと思うんですけど、もっといい形を思いついて挽回したいのにうまくいかないことばっかりで……そうするとストレスが過剰になってきて「もうだめだ」ってなって寝ちゃう。

でも寝ると体力が戻ってくるし、ある程度は考え方がすっきりして体も疲れないから、寝てないときに比べると全然いい。寝てないとミスが増えるし、やることが粗くなってしまうから。もちろん寝ることで、仕事にはより追い込まれますから、あくまで寝られる状況を作ってなんですけど(笑)。

音楽が新しく生まれる場所の何よりも近くに


嫌いなものとの距離の取り方を大切に。音楽レーベル『カクバリズム』社長・角張渉が伝えたいこと #好きなことで、生きていけるの?Vol.4

ーーこれからも続けようと思われていますか?

もちろん! やっぱり次に出る音源が何よりも楽しみなんです。僕は、アーティストたちの活動の場をちょっとずつ広げたり、音楽を作る場所、音楽が新しく生まれる場所の何よりも近くにいることが嬉しくて、新曲のデモが送られてくるとすっごいワクワクしていました。

どのバンドもそうですけど、新曲が生まれて、録音して、世に出ていく前にそれを一緒に作り、何より先に聞いて興奮している。贅沢ですよね。YOUR SONG IS GOOD、SAKEROCKなんかは常に練習スタジオも一緒に行っていたから、新曲の出来上がる瞬間をいつも隣で見ていたんですよね。

あの当時はそれが日常で、そのすごさがわかってなくて、当たり前のように受け入れていましたけど幸せなことで、今思えば青春時代でしたね。

ーー最後に、いま進路や将来について悩んでいる大学生に向けて、好きなことを仕事にするためのメッセージをお願いします!

「自分が好きなもの」っていう軸をあんまり重く考えないほうがいい気がしますね。20代のころは適当でいいかなって思うかもしれないけど、自分の好きなことを仕事にしたいとか、好きなことをなにかやっていると楽しいなって人たちは、就職するにもしないにも、多少目標や「こうなっているといいな」っていう考えを持っておくといいと思います。

あとは、今やっていることと好きなものへの距離感を意識していることが大事で、学生のうちにアンテナの張り方が多くなってくるといろんな経験ができる。

あり余っている今の時間で、絶対に映画もマンガも超観たり読んだりしたほうがいい。ほんとにね、今なんですよ(笑)。遅いくらいですよ(笑)!

カクバリズムオフィシャルサイト
http://kakubarhythm.com/

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