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『ジオストーム』ジェイク・ローソン役：上川隆也さん

2018年に公開（アメリカ公開は2017年)されたディザスタームービー。本作の主人公ジェイクを俳優の上川隆也さんが演じています。上川さんは『ファインディング・ドリー』などのアニメ作品でも吹き替えを担当しており、本職の声優さながらの演技を披露しています。
本作でもそのナチュラルな吹き替えは健在です。また、ジェイクの弟・マックスは山本耕史さんが担当。どちらも一流の俳優なだけに、違和感のない演技が楽しめます。

『アベンジャーズ』ホークアイ役：宮迫博之さん

『マイティ・ソー』でカメオ出演し、『アベンジャーズ』で本格参戦となったホークアイ。吹き替えを担当しているのは芸人の宮迫博之さんです。宮迫さんはさまざまな作品で声優に起用されていますが、抑揚を抑えたホークアイのクールな演技はとても上手で、新たなはまり役となりました。シリーズ次作の『アベンジャーズ／エイジ・オブ・ウルトロン』ではさらに磨きがかかった吹き替えを披露しています。
ほかにも『アベンジャーズ』シリーズではニック・フューリー役の竹中直人さんの演技も注目です。

『マイティ・ソー バトルロイヤル』ヘラ役：天海祐希さん

マーベル作品の『マイティ・ソー バトルロイヤル』で、主人公ソーと敵対するヘラの声を演じたのが天海祐希さんです。『リアル・スティール』のベイリー役を担当した際も注目されましたが、本作では天海さんの力強く高貴な声が、死の女神であるヘラと実にマッチしています。『ミニオンズ』のスカーレットもでしたが、天海さんにはなぜか悪役美女がとてもよく似合います。
字幕版でケイト・ブランシェットの声を聞いてから吹き替え版を見て、両者を比較してみるのもおすすめです。

『パシフィック・リム』ハンニバル・チャウ役：ケンドーコバヤシさん

2013年に公開された巨大ロボットと巨大なモンスターが戦う「SF怪獣映画」。古谷徹さんや池田秀一さんなど、ロボットアニメにゆかりのある声優を多く起用したことが話題になりました。
人気声優が勢ぞろいした本作でも高評価だったのが、闇商人のハンニバル・チャウ役のケンドーコバヤシさんです。ハンニバル・チャウの怪しい見た目とケンドーコバヤシさんの声が実にマッチしていました。

『テッド』テッド役：有吉弘行さん

命を宿したクマのぬいぐるみ「テッド」が傍若無人に振る舞うコメディ映画。毒舌全開のテッドの吹き替えを担当したのは芸人の有吉弘行さんでした。作中でテッドは過激な発言を連発し、それが本作の魅力なのですが、字幕版だとややきつく感じるシーンも多々あります。
しかし吹き替え版では、有吉さんの優しい声でマイルドに聞こえ、それがまた違った面白さがあるのです。本人のキャラとうまくマッチした吹き替えの例ではないでしょうか。

「芸能人の吹き替えがうまかったハリウッド作品」をピックアップしてご紹介しました。今秋の注目作では、『ヴェノム』で中村獅童さんや中川翔子さんが吹き替えを担当することが発表されています。吹き替えを誰が担当しているのかに注目して観ると、また違った視点で映画を楽しめるかもしれませんね。

（中田ボンベ＠ｄｃｐ）

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