「チル」ってどんな意味?使い方もご紹介
みなさんは「チルってる」「チルする」など「チル」という言葉を聞いたことがございますか? SNSで見かけて「何だろう?」と思った経験がある人もいるでしょう。今回は「チル」の意味や使い方について解説していきます。
「チル(chill)」の意味は?
「チル」は「ほっこりする」「まったりする」「おちつく」「くつろぐ」といった意味です。「チル」はクラブなどのダンスフロアわきの静かなクールダウンするコーナー「chill」で流されている静かな楽曲が語源になっています。
また「チル」はもう一つ別の意味あいを持っています。クラブや飲み会で「このあとチルしない?」といって異性を誘うときに使う「チル」。この場合の「チル」には「部屋で深夜にまったりする」という意味があるため、異性間の隠語として使われることがあります。
「チル」はどう使う?
「チル」の使い方について例文をそえて解説しましょう。
・ねえ今夜部屋で「チル」しない?
・○○だったら近所のカフェで「チル」ってたよ!
・明日は「チル」する予定だったけど仕事が入ってしまった。
・ノリノリのナンバーの後はチル曲でのんびり気分を味わおう!
・海辺で彼女と「チル」い時間を過ごしてる。
・週末は彼女と映画を観てそのあと部屋で「チル」る予定。
チルアウトとは?
「チル」は英語の「chill out」(チルアウト)が語源です。英語での本来の意味は「冷静になれ!」「頭を冷やせ!」です。ではなぜ「チル」が「まったりする」「おちつく」という意味あいで使われるようになったのでしょうか。
「chill out」(チルアウト)」は、本来の意味以外に音楽のジャンル名として使われることがあります。
「chill out」は陽気でダウンテンポな音楽を指し、1990年のKLFのアンビエントアルバム「Chill Out」で一般に知られるようになりました。
まとめ
今回は「チル」の意味と使い方について解説してきました。「チル」を無理して使う必要はありませんが、「エモい」のようにその言葉でしか表せない感情があるので、覚えておくと便利でしょう。
・執筆:ヤマダ ユキマル
国公立の美術大学を卒業後、広告代理店やデザイン事務所のクリエイターを務める。現在はライターとして活動中。ビジネス関連や健康分野、デザイン関係、茶道、アウトドア、DIYなど幅広い分野のオウンドメディアに連載中。