質素な男部屋をおしゃれにするコツ&すぐ試せる収納術 3ページ目
収納もカンタン! いつでもおしゃれな男性の部屋を目指せ
片付けるのは苦手という人はたくさんいます。逆に、あまりにも片付きすぎて角度や向きまでそろっていると、緊張感のある部屋になる可能性も。自分の座る位置から見えるものが、趣味やお気に入りのアイテムなら、カフェのような造りのスタイリッシュな部屋が目指せます。
無理のないおしゃれ部屋のコツ1.魅せるアイテムを増やして
クローゼットや押入れにすべてのアイテムが収納できる、ということは少ないかもしれません。そういうときには、普段使うもの、近日中に使うものを出しておきます。そして、おしゃれなホテル、ショールームなどイメージして、ハンガーにかけるか、スチールラックなど収納(魅せる)という方法もあります。
たとえば、スチールラックを使用したおしゃれな収納としては、タオルをたたむより4つ折りにした後丸めてピラミッド型に。Tシャツも同じことができます。箱やかごがあるなら、そこに靴下や下着類も入れてしまい、スチールラックの下段のほうに。箱に入っていれば靴下屋下着でもOKですよね。
普段使うもの、近日中に使うものをスチールラックの1~2段ぐらいに置けるようにまとめてみましょう。そうすると、押入れやクローゼット内にあるものは、ほとんどがオフシーズンものやアウターになります。
無理のないおしゃれ部屋のコツ2.思い切った魅せ方も
趣味やお気に入りのアイテムは、フックをつけて天井から吊るしたり、壁の高い位置に並べたりしてみるのはいかがでしょうか。地震対策も兼ねて、ベッドや部屋の動線になる位置は避けることが必要です。
古くてもう処分していいかどうか悩むような本や雑誌、コレクションにしている小物なども、ビンテージ物として並んでいるのはおしゃれに見えます。和室の6帖では鴨居が付いており、その上には「長押(横長に通った鴨居を抑える梁のようなも)」があると、かなり活用できます。
無理のないおしゃれ部屋のコツ3.賃貸物件で取り付けがOKならプラスのアイテムも
さらに壁や天井にディスプレイ用のアイテムが取り付けることが可能なら、ピクチャーレールやアート用の飾り棚などを使用しましょう。普段使うアイテムを飾っておくこともできます。
とはいえ、おしゃれな部屋づくりには、天井なら天井、壁なら壁(壁の場合は1~2面まで)と、場所を決めておくこともポイントです。多すぎるとせっかくおしゃれを考えた部屋も、まとまりのない部屋に戻ってしまいます。
男性の一人暮らしは自分本位にいこう
部屋をおしゃれにしたり、使いやすい収納にしたり、いろいろなアレンジ方法がありますが、いずれも自分のため。慣れてしまえば収納も簡単になり、毎日過ごす部屋がおしゃれで居心地がよくなります。突然、彼女や友人が来ても問題なし。毎日自宅に帰るのも楽しくなるかもしれません。
自分の部屋で、おしゃれな空間で飲む1杯のコーヒーやビールも味わいが変わるかもしれませんよ。
執筆:高橋美布
建築や設計デザインの経験を活かして、インテリアやリノベーションにかかわるコラムを執筆中。「和」の魅力を海外でもアピールしながら、海外のインテリアや家具の魅力、部屋作りも伝えたいと思っています。