卒論が終わらない! おすすめの卒業論文制作のコツ

編集部:いとり
2019/10/28
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もうすぐ卒業を控え、あとは卒論を提出するだけ。そうわかっていたのに、気が付けば年も明け、卒論が終わらないと焦りに焦っている……という人もいるのではないでしょうか。
4回生は意外と忙しいもの。就職内定先から研修の連絡があったり、単位認定試験があったりとバタバタしていて、なかなか腰を据えて卒業論文を書く時間がなかったかもしれません。しかし、言い訳をしても始まらないでしょう。「残りの日数で何とかしなくては」というときこそ、焦らずじっくりと取り組んでください。

卒論が終わらない! おすすめの卒業論文制作のコツ

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卒業論文は、いうなれば推理小説のようなものです。推理小説はたくさんの伏線があり、最後にその伏線を回収して「ああ、なるほど」と腑に落ちることが大事でしょう。探偵はこれが証拠というものを探さなくては始まりませんし、その証拠が今回の事件と関係があるというものでなければ読者からは納得されません。同じように、卒業論文にとっての伏線は図表やデータ、グラフなど、そういうものが最後に論理的に結びついて、読者がなるほど腑に落ちれば卒業論文は完成します。
学術的になるため、卒論は難しい、終わらない! と感じる方も多いでしょう。しかし要領としては、推理小説を書くのと変わりがありません。気持ちを楽にして、まずは未完成の卒業論文を俯瞰してみてください。その上で、最後の結末にたどり着くには何が足りなくて何を補えばいいのかを探していきましょう。

とりあえず書き始めることより、筋が通るかどうかがカギ

卒論が終わらないと焦っている人は「とにかくなんとか文字数を埋めないと」と思うもの。そのためにも、思いついたところから書き始めたくなりますよね。ですが、たとえば推理小説で言うと、犯行動機や凶器、犯人など主なものが決まらないまま、気分で書き出せば必ず後になって整合性が取れなくなります。

これは卒業論文も同じ。卒論も筋が通るかどうかが大事で、筋さえしっかりと通ったら、文章にするのは時間さえかければなんとかなります。まずは、じっくり筋が通るのかどうか、目次を眺めて検討してください。目次がちゃんと筋道通りになっていて、すとんと最後までつながっていれば大丈夫です。
しかし、目次の中にやや強引に感じる部分や、図表やデータの分析が結論の主張と違っている部分があれば問題です。そんな場合にはもう少しデータを補ってみる、少し引用を増やしてみるなど、その主張が強引にならないような工夫しましょう。あるいは、ほかに自分の主張にあう図表やデータなどを探して差し替えてみたり、最初から最後まで通しみたりして、無理がなく変なひっかかりのない目次になるように手直ししてください。目次さえ完成すればあとは書くだけ。もうゴールはすぐそこですよ。

字数はたくさんほしいけれど、四方八方に伸びていくのは要注意

字数はたくさんほしいけれど、四方八方に伸びていくのは要注意

文字数は各学部やゼミごとに規定があるため、それを目安に書いていきます。しかし卒論を書く中で、字数が足りないという人もいるかもしれません。そんな時、ついやってしまうのが話を広げるということ。しかしこれは要注意です。たくさん文字や情報があればあるほどいいと思うかもしれませんが、実は、多すぎるとノイズが増えてしまい、逆効果ということもあります。

参考書やノートなどでも、なんでもかんでもたくさん書いてあるものより、ポイントをうまく整理したもののほうがわかりやすく理解しやすいものです。
また、卒業論文において話を広げるということは、それぞれが関係性を結び、ともに結論に向かっていかないとならないということにもなります。その分、たくさんの複雑な伏線の絡み合いを考えないとなりません。そうなれば、あらゆる方向に向けて細かいことを調べなくてはならなくないため、ひとつひとつの話題が膨らんで収拾がつかなくなる可能性もありえます。その結果、規定枚数に超過してしまったり期日までに仕上げられなかったりするかもしれません。

そんなときには話を広げて文字数を膨らませるのではなく、論を強化することで文字数を膨らませてみましょう。論を強化するには、一にも二にも先行研究やグラフ、図表などのデータです。もし話が広がりすぎてしまったときには、結論に向かうために潔く広がりすぎたものを切ることも大事。書くうちに「これはどうなのだろう、あれはどうなのだろう」という疑問も出てくるものです。そういう卒業論文も、広がった課題は今後の研究として締めくくりましょう。

文章が下手でもとりあえず気にせず書いていこう

文章が下手でもとりあえず気にせず書いていこう

目次というプロットが整い、あとは文字に起こしていくだけ。なのに、なぜか文章がうまく書けない。書いているうちに「書き出しはどうすればいいのか」「“てにをは”は正しいのか」と考えてしまったり、同じ表現ばかり目についたりするなど気になることが出てきて、なかなか文が書き進められないことがあるかもしれません。そもそも、文章を書くことが得意でない人は、「どうやってこの目次を文字にしたらいいのかわからない」と思うことさえあるでしょう。そんなときでも、とりあえずどんな文章でもいいので、まずは文字に起こすことが大切です。その際、人に伝えるつもりで書くといいでしょう。
本来、論文には論文独特の書き方があるもの。しかしそれが難しいようなら、とりあえず会話するように書いてみるのも1つの方法です。誰かに話すかのように、まずは最初から最後までを通して書き上げてみてください。

小説でも、一番大事なのはプロットです。プロットが面白くなければ、全体を通じて面白くなりません。そしてこのプロットの部分は、筆者がもっとも力を入れて作るところであり、その人なりの個性が出るところでもあります。
こういった「プロット」は卒業論文でも非常に重要です。筆者がひとつの考えを、卒論全体を通して貫いていれば、卒論の整合性や、主張に無理がないかはおのずとわかるでしょう。また、それがどんな論文でどんな主張なのかが文章の流れからわかれば、文章を直すのはそれほど難しくありません。先輩や指導教授なども手直しすることができるはずです。
ここで気を付けたいのは、相手にわかるように書くということ。文章の上手下手よりも、誰もが間違いなく同じ意味に受け取れる文章を目指して書いていきましょう。

卒業論文制作は大変な作業ですし、慣れないことばかりでなかなか終わらないとくじけそうになることもあるでしょう。ですが、卒業論文は4年間の集大成でもあります。4年間がんばって学んできた証として、ぜひ残しておくことをおすすめします。卒業したあと、きっといい思い出になるでしょう。また、長い論文を書き上げたという経験は、社会に出てからもきっと大きな自信になるはずですよ。

・執筆:如月柊
現在大学で論文の授業を担当。広く留学生のための日本語の書き方、資格取得のための小論文の書き方なども指導。また、書く技術としての書籍も出版。

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