おすすめのミステリー映画20選! どんでん返し系から感動系まで、大学生のうちに観ておきたい名作は? 3ページ目

編集部:いとり

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目次
  1. 緻密なストーリーに魅了される!人気ミステリー映画
  2. 演技にも注目! 重厚な味わいのミステリー映画
  3. 日常に潜む闇を描くミステリー映画
  4. 見ごたえたっぷり! どんでん返しを楽しむミステリー

おすすめミステリー映画11.『クリーピー 偽りの隣人』

◎あらすじ
大学で犯罪心理学を教えている元刑事の高倉幸一(西島秀俊)は、とある町の一軒家に引っ越して、妻の康子(竹内結子)と新生活をスタートさせる。引っ越した先の隣人西野家は、一見気のいい感じの父親(香川照之)と、中学生の娘・澪(藤野涼子)、そして病弱だと言う母親の3人家族だった。ある日康子は、学校帰りの澪から驚くべき話を聞く。そして幸一と康子は、隣人・西野の不可解な言動に次第に振り回され始めていく……。

日本映画では珍しいくらいの、不気味でゾッとする展開で気持ちがよいほどに、不快感の残る作品です。そして、今まで数々の名演技をしてきた香川照之さんのこれまたとてつもないサイコパスな怪演に度肝を抜かれます。ご近所付き合いが希薄になってきているこのご時世だからこそ、観賞後に「もしかしたら……」と想像するとより一層怖さが際立つことでしょう。

<映画情報>
公開日:2016年6月18日
上映時間:130分
監督・脚本:黒沢清
脚本:池田千尋
原作:前川裕
キャスト:西島秀俊、竹内結子、川口春奈、藤野涼子、笹野高史、東出昌大、香川照之

おすすめミステリー映画12.『愚行録』

◎あらすじ
閑静な住宅街に済むエリートサラリーマンの田向浩樹(小出恵介)とその妻と娘の3人が、何者かによって惨殺される。そんな世間を騒然とさせた殺人事件から未解決のまま1年が過ぎ、風化しようとしていたが、週刊誌記者の田中武志(妻夫木聡)は、改めて真相を探ろうと事件を再度追い始める。聞き取りを進めていくと、浮かび上がってくる実像と真相。そして田中は、育児放棄の疑いで逮捕・勾留されている妹・光子(満島ひかり)のことも心に重くのしかかっていた……。

証言や会話で物語が進んでいき、頭の中で組み立ててからじわりじわりと紐解かれて行く展開。面倒な人間関係や、女性社会特有の背景なども気分が悪くなるようにじっとりと見せて行く感じが面白いです。嫌味や憎しみを語れば語るほど、自分の愚かさを露呈していることに気が付かない人たち。客観的に観ているとハッとする部分が多いです。
ヨーロッパ映画のような画作りと、ストーリー構成にも新鮮さを感じます。

<映画情報>
公開日:2017年2月18日
上映時間:120分
監督:石川慶
脚本:向井康介
キャスト:妻夫木聡、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリ、平田満

おすすめミステリー映画13.『淵に立つ』

◎あらすじ
小さな金属加工工場を営む鈴岡利雄(古舘寛治)と妻の章江(筒井真理子)は、娘の蛍と3人で平穏な毎日を送っていた。ある日、利雄の古い友人の八坂草太郎(浅野忠信)が自宅を訪ねてくる。利雄は章江に内緒で、八坂を雇い、一緒に暮らし始め、奇妙な共同生活が始まっていく。最初は困惑していた章江も、次第に八坂へ好感を抱くようになっていくが…。

深田監督の描く掴みどころのない衝動感と、浅野忠信さん、筒井真理子さん、古舘寛治さんたちの不穏で奇妙な演技が見事にマッチングしている作品。特徴的なオルガンの音色、一定の速度で刻み続けるメトロノームの音が作品を思い出す度に頭の中に鳴り響きます。1つ1つの丁寧に刻み込まれて残る演出にもゾッとする程。自分自身の持つ、感覚や価値観に訴えかけれくるような作品です。

<映画情報>
公開日:2016年10月18日
上映時間:119分
監督・脚本:深田晃司
キャスト:浅野忠信、筒井真理子、太賀、三浦貴大、篠川桃音、真広佳奈、古舘寛治

おすすめミステリー映画14.『二重生活』

◎あらすじ
哲学を学ぶ白石珠(門脇麦)は、恋人の鈴木卓也(菅田将暉)と同棲している。論文のテーマが決められず悩んでいた珠は、教授の篠原(リリー・フランキー)に相談したところ、「哲学的尾行」の実践を勧められる。「理由なき尾行」に戸惑いつつも、たまたま見かけた隣人の石坂(長谷川博己)を対象に選び、尾行を開始する。ルールは1つ。対象と接触をしないことだった。「理由なき尾行」にどんどんのめり込んでいく珠だったが……。

長年ドキュメンタリーを撮られてきた岸監督だからこと魅せることの出来る、映画を観ている自分も尾行しているかのような感覚になるリアルな演出や展開。卒業論文で選んだ何気ないテーマに、いつの間にかどんどん引き込まれていってしまった人も居るのではないでしょうか……? 珠の場合は「尾行」によって気付いてしまったこと、気付かされたことが、今後の人生でどう活きてくるのか。「その後」が観てみたくなる作品です。

<映画情報>
公開日:2016年6月25日
上映時間:126分
監督・脚本:岸善幸
キャスト:門脇麦、長谷川博己、菅田将暉、河井青葉、篠原ゆき子

おすすめミステリー映画15.『紙の月』

おすすめミステリー映画15.『紙の月』

◎あらすじ
会社員の夫と2人暮らしの妻、梅澤梨花(宮沢りえ)は、銀行の契約社員として外回りの仕事をしている。丁寧な仕事で顧客の信頼も得て、どんどん評価をされていく梨花。しかし家庭では、冷めた夫婦関係に空しさを抱き始めていた。ある日、外で顔見知りの大学生・光太(池松壮亮)と出会い、逢瀬を重ねるようになる。どんどん女としての楽しみを取り戻し、味わいはじめる梨花。そしてあるとき、持ち合わせが足りないことに気づいた彼女は、客から預かった金に手を付けてしまい……。

『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』や『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督が描くクライムサスペンスミステリー映画。1人の平凡な人間が、スリリングな方向にどんどん落ちて行く様を、テンポ良く爽快感溢れるタッチで描かれています。音楽の入れ方も細かくて秀逸。ラストに近付くにつれ、何故だかどんどんエモーショナルな気持ちに掻き立てられていくのが、この作品の隠された魅力なのかもしれません。

<映画情報>
公開日:2014年11月15日
上映時間:126分
監督:吉田大八
脚本:早船歌江子
原作:角田光代
キャスト:宮沢りえ、池松壮亮、大島優子、田辺誠一、近藤芳正、石橋蓮司、小林聡美

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