短期インターンと長期インターンの違いは? それぞれのメリット&デリット
企業が学生を受け入れて実習体験を行うインターン。その実施期間は企業によって異なりますが、昨今は期間の短い「短期インターン」が増加している傾向にあるようです。では、そうした短期インターンと、長期インターンにはどのような違いがあるのでしょうか?
▼こちらもチェック!
1dayインターンシップの実施内容は? 参加する意味はある?
インターンの短期・長期とは?
ほとんどのインターンは、基本的に6月から翌年の2月の期間に実施されます。その中でも、実施期間によって「短期」と「長期」に分けることができます。
短期インターンは、その名のとおり短い期間で行われるインターンシップです。実施期間は短いものだと1日(1day)、長くても1カ月程度となっています。短期インターンはここ数年で実施する企業が非常に増えており、中でも1日で終わる「1dayインターン」は特に増えているタイプです。次いで1~2週間の期間のものが多く実施されています。
一方長期インターンは、数カ月から1年といった長期間に渡って実施されるインターンのことです。主にベンチャー企業が実施しているもので、そのほとんどで所属社員と同じ実務を行うことになります。また、一般的なインターンは大学3年時(大学院1年時)に参加するものですが、長期インターンは年次に関係なく募集していることが多いのも特徴です。
それぞれのメリット・デメリットは?
次に、短期インターンと長期インターンそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。まずは短期インターンからです。
短期インターンのメリット
・短い期間で参加できる
・複数のインターンに参加しやすい
・業界、企業研究に役立つ情報が得られる
メリットとしては上の3つが挙げられます。まず何よりも「期間が短いこと」は大きなメリットです。長期間拘束されないので、学業やプライベートと両立させることができます。また実施日が同じでなければ、複数のインターンに参加できるのも特徴。座学を実施する企業が多いため、業界、企業研究に役立つ情報を得たい学生にとっては有用です。
短期インターンのデメリット
・短い期間なので得られる情報が少ない
・実際の業務経験ができない
・希望者数が多く参加が難しい
デメリットとしては、やはり短い期間なので充実した学びを得るのが難しいことが挙げられます。また座学やグループワークがメインとなる短期インターンでは、実務経験を積みたい人が望んでいるような実際の業務体験の機会はほとんど得られません。他にも短期インターンは参加希望者が非常に多いため、選考に通るのが難しく希望した企業のインターンに参加できないことも多く見られます。
長期インターンのメリット
・実際の業務に就くなど社会人経験ができる
・大きなチャレンジができる
・年次関係なく参加できる
長期インターンのメリットとしては、実務経験を積めることでしょう。社風や業務内容の理解を深めることができますし、社会人の働き方も学べます。企業によっては企画の立案から実行といったチャレンジをさせてくれるのもメリットです。年次関係なく応募できるため1~2年生にも参加のチャンスがあり、早くからインターンを経験できるのも、魅力だといえます。
長期インターンのデメリット
・拘束期間が長い
・複数のインターンに参加しにくい
・得られる報酬が高くない
反対にデメリットとしてはこの3つがあります。長いものだと1年間にわたるものがあるなど、拘束時間が長いのがデメリットです。それにより、複数のインターンに参加するのは難しくなります。また、長期インターンは有給のものがほとんどですが、一般的なアルバイトと比べるとそこまで報酬が高くない企業もあるので、拘束時間が長いことも踏まえるとデメリットと言えるでしょう。
短期インターンと長期インターンの違いや、メリット・デメリットをご紹介しました。短期インターンは就活に向けた研究材料集め、長期インターンは将来を見越して本格的な業務経験を積みたいという学生が参加する傾向にあります。自分の目標に応じて、短期と長期のどちらに参加すべきか考えましょう。スケジュールがうまく調整できれば長期・短期両方のタイプに参加してみてもいいですね。
(中田ボンベ@dcp)