インターンシップで提出する履歴書・エントリーシートの書き方【例文付き】 3ページ目
インターンシップの履歴書に、自己PRや志望動機を書くときのコツは?
履歴書を書くときにつまずきやすいのが「自己PR」です。どのような内容をどのようにして書くのが効果的なのか、悩んでいる人も多いでしょう。
「自己PR」を書く場合には、
・最初にアピールしたいこと(結論)を書く
・それがどのように身に付いたのかを書く
・それが大学でどのように役立ったのかを書く
・それが企業でどのように生かせるかを書く
といった点が重要です。「長所や能力など、本人が一番自信があることが何か」と、そのアピールポイントがインターンシップを経験する中でどのように生かせるかは企業側が一番知りたいことです。最初に結論として書くことで、相手の興味を引き付けやすくなります。
また、アピールポイントがどのように生かせるかの部分は、自分の経験を盛り込んで、具体的なエピソードに仕上げましょう。そうした「裏付け」をすることで、説得力のある自己PRにできるのです。
以下に例文をまとめてみました。
履歴書の自己PRの例文
【履歴書の自己PR例】
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私は「時間を有効に使うこと」に長けています。これは大学入学から今まで続けているアルバイトの掛け持ちから得たものです。私は家庭の事情から学費以外の生活費を自分で稼ぐ必要があり、朝に3時間、夜に5時間のアルバイトを掛け持ちしています。
掛け持ち生活を送る中で、やはり「時間が足りない」と思うこともありました。そこで「自分の時間の使い方が甘いのでは」と考え、グラフを作って時間の使い方を可視化するなど、徹底的に自分の生活を見直しました。その結果、無駄な時間をなくすことができ、学業とアルバイトを両立させることができました。また、見直して作った時間でサークル活動も行えるようになりました。
この「時間を有効に使うように意識すること」は、社会に出ても役立つものだと考えています。
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かなり強引な内容ではありますが、このように長所だけでなく、その行動の背景などを盛り込むことが重要です。
▼自己PRの「長所・短所」をうまくまとめるコツは?
アナタは大丈夫?履歴書の長所・短所の書き方
履歴書の志望動機の例文
志望動機も、自己PRと同じく「具体性」を持たせることがポイントです。志望動機も例文をご紹介します。
【履歴書の志望動機例】
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私が貴社のインターンシップを志望する理由は、貴社が炭素素材の加工製品の製造において国内最大のシェアを誇る企業だからです。私は大学の研究室で炭素素材の応用について研究をしており、将来は炭素素材を扱う業界・企業への就職を希望しています。そのための業界研究を行うには、ナンバーワンシェアの企業でインターンシップを行い、実際の現場を知ることが一番だと考え、応募いたしました。
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志望動機も、自己PRと同じく具体的な内容にすることで説得力を持たせることができます。
▼志望動機の詳しい書き方は?
3ステップでまとめよう! インターンシップの志望動機の書き方
具体性のある自己PR、また志望動機にするためには、企業研究や自己分析をすることが重要です。どちらも一朝一夕でできるものではないので、直前になって焦ることのないよう、インターンシップに参加する数カ月前からじっくりと準備しておきましょう。
まとめ
インターンシップの履歴書の書き方についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。履歴書はPC上で作成することもありますが、手書きの場合は、字を可能な限りきれいに書くことも大事なポイント。きれいな字は相手の印象を良くしますから、丁寧に書くことも忘れないようにしましょう。
(中田ボンベ@dcp)