中学や高校のころの部活の延長線として、サークルや部活の入部を考える人は多いでしょう。サークルならではの活動もたくさんありますし、大学でサークルや部活に入ることで、自分自身の興味の範囲や方向性は広がるでしょう。しかし、活動に熱中しすぎて単位取得などに差し障るリスクを考えて、サークルに入らないという選択肢ももちろんあります。現役大学生はサークルについてどのように思っているのでしょうか。サークルには入るべきなのか、または入らないほうがいいのか、大学生の本音を聞いてみました。

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■大学時代は、サークル・部活に入ったほうがよいと思いますか？

はい 770人（76.8％）
いいえ 233人（23.2％）

大学時代にサークル、または部活に入ったほうがいいと答えた人は770人で全体の76.8％。8割まではいかないものの、大学生の7割以上、ほとんどの大学生が大学時代はサークルや部活に入るべきという考えであることがわかりました。一方で、大学時代にサークルや部活に入る必要がないと答えたのは全体の23.2％。約2割と少数派の結果になりました。

■多くの大学生がサークル・部活に入ったほうがよいと思っている

中学や高校時代も部活があって、上下関係はあります。しかし、高校時代までの部活の雰囲気と、大学時代のサークルの雰囲気は似ているようで全く違うものです。大学によっては、サークルの種類も豊富で、より自分のしたい活動ができるという点も、サークル・部活に入ったほうがいいと考える大学生が多い要因なのでしょうか。
具体的に、なぜ加入したほうがよいと思ったのか理由を聞いてみました。

■サークル・部活に入ったほうがいいと思う理由を教えてください。

1位 友達が増えるから 375人（48.7％）
2位 学校に行く楽しみが増えるから 130人（16.7％）
3位 趣味や特技を磨きやすいから 118人（15.3％）
4位 就活のためになるから 67人（8.7％）
5位 過去問をもらえたり、単位取得に役立つから 61人（7.9％）

トップになった理由が全体の約半分で、「友達が増えるから」でした。次いで、「学校に行く楽しみが増える」で16.7％、「趣味や特技を磨きやすい」が15.3％でほぼ同率。少し回答者は減りますが、就活のためが8.7％で4位、単位取得に役立つからが7.9％で5位でした。

■友達や学校での楽しみなど、学生生活を考えた回答が多数

■1位「友達が増えるから」と答えた人の意見

・中には自身と馬が合わないと感じる人もいるが、やはり入ったほうが仲の良い人ができやすく、大学に行くのも楽しいと感じるため（男性／24歳／大学3年生）
・知り合いが多いほうが、助けてもらえることが多いから（女性／21歳／大学4年生）
・ほかの学部の子と交流ができる（女性／19歳／大学1年生）
・趣味の会う人間と友達になれる（男性／21歳／大学3年生）

■2位「学校に行く楽しみが増えるから」と答えた人の意見

・嫌な授業があっても、サークルがその後にあるのを考えれば頑張れたから（女性／22歳／大学4年生）
・学校生活だけだと息苦しくなってしまうから、楽しみは必要だと思う（女性／20歳／大学2年生）
・友達や先輩との付き合いも楽しいし、自分の趣味の時間ができるから（女性／20歳／大学2年生）

■3位「趣味や特技を磨きやすいから」と答えた人の意見

・サークルに入ったことで知識を増やすことができたから（女性／20歳／大学3年生）
・同じ趣味や特技を持っている人と情報交換ができたりするから（女性／22歳／大学4年生）

■4位「就活のためになるから」と答えた人の意見

・履歴書に書く欄があったし、面接のときにも聞かれたから（男性／22歳／大学4年生）
・就活の際になにかしらのアピールになると思うから（男性／20歳／大学2年生）

■5位「過去問をもらえたり、単位取得に役立つから」と答えた人の意見

・先輩に過去問をもらって助かった（女性／23歳／大学2年生）
・先輩からいろいろ教えてもらえて助かった（男性／22歳／大学4年生）

サークルに入ったほうがよい理由のトップになったのが、友達が増えること。回答の中にもありますが、中学や高校時代と比べると自分で単位を選んで時間割を作っていくため、どうしても他の学部と交流を持つ機会は少なくなってしまいます。サークルを通して、ほかの学部の人と交流できたり、趣味を共有できたり、または助け合ったりできる部分が大きなメリットのようです。