「LINEの返信どっちで終わらせる問題」の考え方【あたその人間関係講座】 2ページ目
■自分だけが、「常識」「普通」「一般的」だと思っていることってけっこうある
かの有名なアインシュタインだって、「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションである」という言葉を残しています。自分が「常識」「普通」だと思っていたことって案外思い込みだったりすることも多いんです。「LINEは送った人が終わらせる」っていうのも、そのうちのひとつなんだと思います。あなたの生きてきた世界ではそれが常識で、普通だったかもしれないけど、ちょっと外に出てみたら、いろいろな使い方をしている人がいるんですよね。周りの、それも価値観が合わなさそうな人に一度話でも聞いてみたらいいんじゃないでしょうか。けっこういろいろな意見を貰えると思いますよ。
それに、「常識的に考えてあり得ない!」「普通のマナーだろ!」っていちいち怒るの、疲れちゃいませんか? まずは、自分の考えが常識でも一般的でもないことや世の中には思っている以上にいろいろな人がいるということを知っておいた方がいいと思います。
社会人になると、大学生である今以上に常識のない人、人としてなってない人にたくさん出会うんですよ。「こいつ、よく今まで働いてこれたな!」って人、腐るほどいます。でも、怒っていられないというか、そいつに怒るエネルギーがもったいないんですよね。どうせ仕事でしか関わりもないし、自分が怒ったところでそいつのクソさは根に染みついたものだからどうにもならないし。働く時間が長くなればなるほど、寛容かつ冷静な考えを持ち、テキトーにあしらう技術を身に付けていくんです。大学生のうちにその経験ができたことで、一歩先に大人になれたのでは。
■まとめ
LINEにこれというマナーはないぞ! 「LINEは、送った人で終わらせるのがマナー」だと思っているのは、案外少数派かもしれません。世の中にはいろいろな人がいるので、LINEに限らず、自分の考えや価値観を「常識」や「一般的」だとは思わないほうがいいです。寛容な心を持っていればイライラすることもなくなるし、生きやすくなるはず!
文・あたそ 神奈川県横浜市出身。約9カ月かけて世界を放浪した後、現在ぼちぼちの社畜ブス。安月給。Twitterでの非モテ・容姿に対する自虐、音楽ネタのツイートが人気を博し、現在フォロワー数は70,000人を突破。そのほか恋愛コラム、音楽ライター、バンドのニュースリリース、イベントへのコメント寄稿などでも活躍中。2014年から開催されているトークイベントも3年連続で大盛況のうちに終了。またの名をTwitter界のニュー 卑下アイドル。https://twitter.com/ataso00