おすすめのミステリー小説20選! 大学時代に読みたい、あの名作を紹介 3ページ目
おすすめのミステリー小説11. 『シャーロック・ホームズの冒険』コナン・ドイル ~初期短編15編を収録~
海外ミステリーを代表するシャーロック・ホームズ。本作は第一シリーズの作品です。医者であり伝記作家でもある相棒のワトソンが、ホームズの活躍ぶりを記している形式で物語ははじまります。変人のホームズによる奇抜な推理で事件を痛快に解決していきます。全編ユーモアたっぷりに描かれているのでミステリー初心者でも楽しく読み進めることができます。
おすすめのミステリー小説12. 『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティ ~犯人がわからぬまま殺人は進む~
外界との接触が絶たれたなか事件は起こるという「クローズド・サークル」と呼ばれる古典的名作です。8人の男女が孤島にある館に招待されます。正体主が現れぬまま、ひとり、またひとり、と殺害され、最後にはみんな死んでしまいます。果たして、事件は解明されるのか……多くのミステリー作品でオマージュとして登場するこの作品。本家である本作、ぜひ手に取ってみてください。
おすすめのミステリー小説13. 『犯罪』フェルディナンド・フォン・シーラッハ
刑事事件を担当する弁護士で合った作者が実体験を基にした短編11編が収録されています。愛する妻を殺害した老人、彼らはなぜ、罪を犯したのか? 激情に駆られたのではなく「犯さざるをえない」状況に追われてしまった、彼らの真実とは。どんでん返しやオチといった大きな変化はありませんが、弁護士という視点で日常に横たわる悲劇を淡々と描いたミステリーです。
おすすめのミステリー小説14. 『ブラウン神父の童心』 G.K.チェスタトン~ずんぐりむっくりの神父の名推理~
シャーロック・ホームズと並び称される人気シリーズです。第一作目の『青い十字架』お茶目でチャーミングなブラウン神父と、優雅にかまえているフランス人探偵がそれぞれの方法で推理に臨みます。といっても、あくまで神父はひょうひょうとしており、事件を追っているとは思えません。フランス式の紳士的ジョークが織り交ぜられているなど、ユニークな推理小説です。
おすすめのミステリー小説15.『彼女のいない飛行機』 ミシェル・ビュッシ ~彼女はいったい、どこから来たのか~
飛行機事故で唯一残った生後3か月の女の子。飛行機には特徴の似ている女の子が2人乗っており、どちらの祖父母も自分の孫だと主張します。果たして、彼女は誰なのか。ひとりの探偵が彼女の18年を追いながら真実に迫ります。「家族」とは一体何なのか。全体的にフランス的情緒を感じるミステリー小説です。