あなたの「ガクチカ（学生時代一番力を入れたこと）」は？

▲趣味の登山中

1年生の途中から始めて、そこからずっと続けていた塾講師のアルバイトですね。人に教えることで、自分が学ぶことってとても多かったんです。クリエイティブな作業をしているとそこに没頭して周りが見えなくなることが多くて、そうならないように人と接するバイトをしたいと思って始めました。実際にやってみると、人に伝えることは本当に難しく、苦労することもたくさんありましたが、学生時代の貴重な思い出の一つです。

仕事で役立っている大学時代の経験は？

音大での授業や3歳のころからずっとやってきたピアノは、今の仕事につながっていると思います。ほかには、塾で主に教えていたのは英語だったので、そこで蓄えた知識が仕事で海外のスタッフとやり取りするときに役立っていますね。生徒さんとのやり取りでコミュニケーション能力も鍛えられましたし、ときにはクレーム対応も（笑）。塾講師の経験は、どれひとつとってもすごく役に立っていると思います。

就活前にやっておいたほうがいいことは？

実際の仕事に限らず、「これはきっとこうだろう」とか「こう聞かれたらこう答えよう」と準備していても、的外れになっていることも多いです。ですから、人の話や意見を聞いて、「これはこういうことですか？」と躊躇せず確認する習慣を付けておくことが大切だと思います。

志望する会社も、企業の名前やイメージというよりも、働いている方の人柄や、自分の生活スタイルとワークスタイルとでバランスが取れる働き方ができて、自分がこうなりたいと思う人を見つけるために説明会に参加したほうがいいと思います。そうすると、入社後・将来の自分がイメージしやすいです。私も今の上司を見て、イメージができましたから。

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小学3年生で『幻想水滸伝』に出会い、それからゲームの曲を作曲することを夢見ていた彼女。Konami Gaming, Inc.に入社し、見事に夢を叶えました。そんな彼女ですが、就職活動をするまで今の会社のことを知らなかったそうです。やりたいことが定まっていれば、就活で企業を探すときに、グッと可能性が広がりそうですね。

文・高橋ダイスケ
取材協力：コナミホールディングス株式会社
写真：ブリッジ
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