【ロート製薬の先輩社員】広域営業部:かざとさん 2ページ目

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学生時代編サッカーの部活で多様な価値観を知る

学生時代のK.Tさん
▲サッカーに打ち込む、学生時代のかざとさん

かざとさんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は?


やはりサッカーです。高校まではJリーグのクラブチームに所属していましたが、そこはスタッフや施設などの環境が整っていてある意味「温室育ち」でした。そこから大学に進学し、初めて「部活」というものを経験できたことは、今思えばよかったと思っています。プロの下部組織であるクラブでは全員の目指す方向が一致していましたが、体育会では個々の競技に対する姿勢にばらつきがありました。また実力とは違うところで上下関係があったり、ミスに対するペナルティがあったりと、理不尽さを感じることもありました。

でも社会に出れば、それぞれの思うことや生活スタイルが違うのは当たり前ですし、会社組織でもそこをどうやってまとめていくかが大事です。大学サッカーを通じて幅広い考え方を理解できるようになり、人に対して「なぜこうじゃないんだ?」と押しつける人間にならずに済んだと思います。

サッカーを続けてきて身についた習性は、常にポジティブシンキングなこと。性格もありますが、失敗をあまり失敗だと思わないんです。サッカーでは何かミスをしても、すぐに次の行動を決断しなければなりません。プレーは続いていますから、いちいち凹んでいたら追いつけません。そういう思考回路や行動パターンは、そのまま今の仕事に生きていると思います。

もうひとつは、サッカーの中で日々自己分析していたこと。「今相手に対して自分はこう対峙しているから、次はこう出るべきだな」と、常に自分の能力や性格を測りながらプレーしていました。ですから、就活前に改めて自己分析をすることは一切なかったですね。

仕事で役立っている大学時代の経験は?


あるときサッカーのコーチから「頑張り方を間違えるな、おまえの考えが唯一の方法ではない」と言われたことが印象に残っています。ひとりでできることは限られている。僕はAしか持っていないけど、みんなはBやCを持っているかもしれない。何かの状況を打開するには、それらを持ち寄って議論したほうがいいということです。仕事を進める上で周囲を巻き込み、協力してもらおうという姿勢は、チームのみんなでどうやって強くなるかを考えた、サッカーの経験で培ったものだと思います。

学業ではどちらかといえば学者肌の先生より、企業で働いた経験があったり、別の組織に属しながら教鞭を執られる先生の話のほうが心に響きました。学術的な内容よりも、社会での体験に則したことをリアルに教えてもらうのがおもしろいと感じたんです。そういう授業は頭に残っていますし、そこで教わった物事の考え方は、今も悩んだときに思い起こしています。大学で学んだことを自分に落とし込む・落とし込まないは学生の自由だと思っていたので、意志を持って自分の糧になりそうな授業を取捨選択していました。

また、バイトも役立っていると感じています。部活や勉強の合間に、スポーツ用品店や居酒屋のスタッフとして働いたり、クラブチームのツテで子どものサッカーコーチをしていました。スポーツ用品店は比較的大きな企業だったので、会社の目標を達成するために自分がどんな役割を果たし、貢献していくかを考えるいい勉強になりました。また就活仲間も多かったので、いろいろな情報や意見を交換できました。バイトで部活と違うコミュニティを経験できたことは今も役立っています。やはりずっと同じ場で同じ人と付き合っていては新しい価値も生まれないので、意識して違う場を求めたのは正解でした。

就活前にやっておいたほうがいいことは?


まず考え方の幅を広げるためにも、コミュニティの幅を広げておくことですね。同じ年代だけで固まっていても同じ考えしか生まれないので、目上の人と話す機会を持つのは大事だと思います。ふたつ目は僕自身ができなかったことですが、英語の習得。三つ目は、自分を客観的に見る目を持つこと。

僕も少し天狗になって失敗した経験があるので、就活のためと言うよりも、人間として持っておくべき力だと思います。あとは、未知のものに飛び込む勇気を持つこと。僕は美術的な観点があまりなくて、絵を観たり旅行に行ったりしないほうですが、そういうものに詳しい人の話を聞くと「感性が違うなあ」と感じます。やはり自分が知らないことに触れるのは大事ですね。そしてその経験を口にすること。人に話すことで、さらに自分が磨けるんじゃないかなと思います。

インタビュー2

今の仕事を大切にしながら、同社で制度化されている社外ワーク(副業)への挑戦も視野に入れたいというかざとさん。「今までにない価値感を会社に根付かせて、新しい道を開くような貢献がしたいですね」と意欲を見せます。持ち前のガッツを生かして、ますます活躍のフィールドを広げていくことでしょう。

DATA

趣味・特技:サッカー、釣り
就活で受けた企業数:60社くらい
就活で志望していた業界:特になし。業界軸ではなく、どこで働きたいかという会社軸で就職先を決めようとしていた。
現在の会社の魅力:既存ビジネスがありながらも、新しいことに果敢にチャレンジしていくところ。働きかけ次第で、自分自身もその一員になれる可能性がある。

文:鈴木恵美子
写真:中邨誠
取材協力:ロート製薬株式会社

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