【外務省の先輩社員】中南米局南米課:榎本歩実さん 2ページ目

編集部:すい

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学生時代編部活動から共同作業の大切さを学ぶ

榎本さんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は?

榎本さん学生時代▲インターナショナルスクールで日本人の友人と
日本のパフォーマンスをしたときの榎本さん(左)

大学時代は、軽音楽部の活動に一番時間を割きました。ジャズがメインの軽音楽部に所属し、私は「ジャズピアノ」を担当していました。もともとクラシックピアノを学んでいて、音楽自体が好きだったので大学でもピアノを続けたいと思いました。そして、新しいことにも挑戦したいと思っていたので、ジャズピアノを始めることにしたのです。ただ、クラシックと全く違うので最初は演奏が難しく、正直うまくいかないことのほうが多かったです。実力主義の部活だったので、苦労しましたね。それでも最終的にはバンドを組んで楽しんで活動できましたし、いい経験になりました。

仕事で役立っている大学時代の経験は?

ジャズでは、それぞれが得意なことを生かすことで素晴らしい演奏が生まれることがあり、そこから「自分の得意な分野を生かすことの大切さ」を学びました。ジャズセッションは、その場の演奏者の個性が強く出るのが特徴です。個性を強く出すとバラバラの演奏になってしまいがちですが、そうならないのは他の人の音をちゃんと聞いているからです。他の演奏者の音を聞き、それに合わせて自分の音を主張することで、一人では作り出せない、そのセッションだけの音が作り出せます。

ジャズセッションと同様に、社会人としてグループで何かを作り上げる場合にも、自分の世界に入るだけでなく、相手の言葉にも耳を傾けて作業しないといい仕事はできません。そうした共同作業の大切さは、ジャズから学んだものかもしれません。

大学時代ではありませんが、高校で学んだ「異文化理解の精神」も今の仕事に役立っていることです。高校では4人一部屋での寮生活を2年間行いましたが、学校の方針で同じ国籍の人が同室になることはなく、必ず4人が異なる国籍の学生でした。そこでの共同生活で得た経験は、文化や価値観が異なる諸外国を相手にする今の仕事でも役立っています。

就活前にやっておいたほうがいいことは?

榎本さんインタビュー2

これは私が大学時代に父親に言われたことの受け売りなのですが、「『おもしろいな』と思ったものは『一歩進んで深めてみる』ことが重要」ということです。どんなことでもいいのですが、例えば興味を持ったスポーツがあるとするなら、実際に始めてみたり、それに関するいろんな本を読んでみるだけでなく、そのスポーツを実践している人に会って話を聞いたりすれば、そこから新しい可能性が広がるかもしれません。何かを追求することは、自分の幅を広げることにもつながりますから、将来自分がどういったことをやりたいのかを考える際にも役立ちますよ。


現在は中南米局南米課の総務班長として、対南米外交の政策の取りまとめに携わっている榎本さん。将来の展望は「世の中を少しでもよくできるよう、日本の外交官としての立場で貢献したい」とのこと。外交という難しい仕事ですが、大学時代、そして高校時代に得た経験を糧に、その目標に向けて邁進されることでしょう。

DATA

趣味:ピアノ、旅行
特技:飛行機でも寝られること
就活で受けた企業:公務員試験の他、民間企業数社
志望していた業界:国家公務員
今の会社の魅力:常に新しい発見や出会いがあること

文:中田ボンベ@dcp
写真:中邨誠
取材協力:外務省

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