8畳のインテリアレイアウトのコツ 工夫して部屋をより広く活用しよう! 2ページ目
■8畳のインテリアレイアウトのポイントは?
インテリアのレイアウトで必要なのは、部屋のスペースにこだわらず、家具の高さや大きさをチェックすることから始まります。限られたスペースの部屋を広く見せたり、効果的な使い方をしたりするのに効果的です。一人暮らしを始めるときや引越しなどで賃貸物件を変わるとき、まず持っている家具や購入したい家具の高さや大きさを考えましょう。
シェルフやタンス、本棚など、高さのある家具が部屋を狭くするわけではありません。平面(床に置いたときの面積)で考えれば、高かろうが低かろうが部屋の歩ける面積は同じです。しかし、家具の配置場所によっては、部屋をゆとりのある広さに魅せることもできれば、狭く見える圧迫感のある部屋になってしまうこともあります。
イメージするだけでもインテリアのレイアウトはでき上っていきますし、楽しいですよね。しかし、できる限り完成度の高いレイアウトを考えるには、8畳の部屋の間取りを平面に書いてみるのはおすすめです。
<8畳を広く魅せるレイアウトの基本は「視線」>
部屋に入って一周部屋を見渡すと、高い家具が真っ先に視界に入ると、部屋の「狭さ」を感じさせます。そのため、広く魅せる8畳のインテリアレイアウトの基本は、「視界が遮られない」ようにすることです。
高さのあるクローゼットやシェルフが、部屋の中央や窓の前に配置して光を遮ることになると、圧迫感を感じやすくなります。8畳の部屋には、ある程度大きい家具も配置できますが、視線の抜ける高さになるレイアウトを優先しましょう。チェックポイントとしては、入り口のドア付近やイスやソファに腰かけた位置から、窓や壁が見えるかが大切です。
8畳の部屋で、四隅や壁や窓(ドア側を除く)3面など、いろいろな位置に立ったり座ったりしてインテリアレイアウトを考えるのが、ゆとりのある配置にするコツです。お手持ちの家具を配置する場合でも、購入する家具を検討中でも、視線の先に高さのある家具がこないようにすること。これが、8畳の部屋を広く見せるレイアウトの基本になります。
<動きやすい「動線」はゆとりのある部屋になる>
部屋のレイアウトに欠かせないもうひとつのポイントは、家具のサイズではなく、部屋の中で動きやすいかということです。これは、開放的な部屋にするだけでなく、広く魅せる効果やモダンな部屋づくりに効果があります。そのために大切なポイントは、移動するための「動線」の確保です。
8畳などの限られた部屋のスペースでは、机やテーブルに向かったり、ベッドやソファからドアや室外に出たり、自然に動く場合の動線をチェックしましょう。家具やインテリアのアクセントをおしゃれに配置しても、右や左に折れ曲がってよけながら歩くのでは、部屋が狭く見えることもあります。
目標にしてきた、もしくは、夢にまで見た「一人暮らし」なら、ゆとりのあるくつろげる部屋づくりをしたいですよね。動線を考えたインテリアのレイアウトは、居心地がよい便利な8畳に仕上がります。