【インターン体験談】食品業界志望者必見! 調味料メーカーの商品開発ってなにするの?【学生記者】 2ページ目
1日だけのインターンだったので、6人のグループワークで新商品の味を決める仕事を体験しました。消費者の好みなどのデータ・売上ランキング・会社としての今後の意向が記された書類を元にして、調味料の新しい味の候補から一つに絞り込んでいく作業です。1時間しか議論の時間がない中で、候補を絞るためにさまざまな「根拠」を挙げていくことが主な内容でした。意見が割れながらも、なんとか一つに絞り発表をして終了しました。
■インターンに参加して身についたこと・学んだこと
食品業界における「開発」の仕事は意外にもデスクワークが多そうだと感じました。今回体験したグループワークでも感じたことですが、新しい味の候補が上がってきて、それを決めるには書類を睨みながらの議論が必要です。また、日本は四季があるため季節によって家庭で作られる料理の傾向は異なります(例えば、夏にすき焼きや鍋はあまり食べませんよね)。こうした傾向をふまえて、季節ごとの売れ行きを予想しながら行った新味決定は、調味料メーカーならではのおもしろさ・難しさを秘めていました。
■このインターンに参加するメリットは?
1日のインターンでも、参加することで自分が体験した仕事のどんなところにおもしろさを感じたのかが分かりました。就活で重要だと言われる自己分析に最高の機会です。企業パンフレットを眺めて「なんとなくおもしろそう」と感じるより、少しでも仕事を体験して「この部分におもしろさがある」と分かったほうが、後に受験する企業を決めるときにも役立つメリットです。また、大学院生とのグループワークで、自分の力不足さを痛感できたのも個人的にはメリットでした。
■まとめ
食品業界が難関であることは確かですが、挑戦してみればその業界を知るいい機会をもらえます。意外に自分の想いがしっかりしていれば、きちんと見てくださる方がいるはずですよ。倍率や学年に臆せず、インターンに応募するところから始めてみて、主体的に企業選びをしていきましょう。自分に自信を持って食品業界就職を目指してくださいね!
文・みゆ