松本のおすすめ観光地20選! 四季を感じる、美しき松本の魅力を紹介 4ページ目
湯川の谷間にある静かな温泉郷白骨温泉は、国民保養温泉に指定されていて、多くの人気を集めています。「白骨の湯に3日入ると三年は風邪をひかない」といわれているのが特徴で、胃腸に効く飲泉など、健康効果が期待される温泉が数多く揃っています。硫黄の香りや白濁など、すべてが最高の泉質であり満足すること間違いなしです。
特におすすめなのは「露天風呂」。美しい空の中、最高の湯質で体を休めることができ、「まさに秘湯」と感服してしまうほど気持ちのよい時間が過ごせます。
道が細くアクセスに苦労することもありますが、現在はバスなどさまざまな手段で手軽に訪れることができるので安心です。上高地への出発地としても重宝され、多くの地元民や観光客でにぎわいを見せる場所です。
松本のおすすめ観光地17松本市博物館
原始・古代から現在までとその時代を象徴する資料を展示していて、時系列的に松本の歴史を振り返ることができます。常設のコレクションとして、松本城赤羽鉄砲蔵、農耕用具などといったものが展示されています。
入場券は松本城と共通であるため、両方に足を運び松本の歴史に深く触れてみるのもいいでしょう。ここでは土器が使われた古い時代から近代の資料や展示物まで、多彩な角度から松本市の歴史を紐解いていくことができます。
昭和初期の消火器や昭和中期の庶民の居間の再現など、知っているようで知らない歴史を身近に、わかりやすく感じることができます。絵画や骨董などの特別展を不定期に開催しているので、もし足を運ぶ場合はその辺りをチェックしてからいってみるといいと思います。
松本のおすすめ観光地18.松本民芸館
松本民芸館は、松本出身、故丸山太郎氏が「民芸をみるたしかな目」で優れた民芸品を集め、独自に民芸館として開館した場所です。「無名の職人たちの手仕事、そして日常品」を美しさとして捉え、眺めることで心豊かに時を過ごせる場所です。入館料は300円と安く、民芸に興味がある人は一度足を運んでほしい場所です。
一戸建て、土蔵の外観と前庭も美しい外観で、内部には丸山氏がコレクションした民芸品の数々が展示されています。収蔵品はなんとすべてで6,800点程!展示室は1階と2階に分かれていて、全部で9部屋あります。民芸館自体もとても雰囲気がある建物なので、静かな時の中でじっくりと民芸品鑑賞ができます。
展示されている民芸品は非常に幅広く、箪笥、陶磁器、ガラス製品、看板、おもちゃなど、日本製外国製問わず、人々が日常的に使用していたものなら「なんでもあり」で飾られています。異国情緒溢れる世界に足を踏み出してみるのも楽しいでしょう。
松本のおすすめ観光地19.信州そば
長野県松本市といえば信州そばですね。地産地消のそば粉で店独自のこだわりを研究して提供するそばは、歯ごたえや食べ方などに違いがあり、自分の好みのそば屋を探すのも旅の楽しみと言えます。
例えば松本市奈川地区のこだわり「とうじそば」は質の高いそばで、この地域の冷涼な風が美味しいそばを育みます。鍋にきのこや山菜をいれ、小割のそばをさっとくぐらせて食べるそばは絶品です。ザルで食べるなら、安曇野のおろしたてわさびやとろろでたべるのも良いですね。山形村の「やまっちそば」のように、つま切りにした長いも(とろろのようにすらない)をそえてもおいしいでしょう。
毎年松本城で行われる信州・松本そば祭りも有名で、全国各地のそば処そば打ち愛好家が集まり、日本そばの文化交流を深めるイベントは本場信州そばと味比べをできるのもうれしいです。
松本のおすすめ観光地20. 日本浮世絵博物館
ミシュランガイド2つ星の日本浮世絵博物館は、浮世絵の収集や研究、展示を通して日本の伝統文化「浮世絵」を松本から発信し続けています。所蔵作品は写楽や歌麿など松本の酒井家が収集したコレクションおよそ10万点で、企画展や常設展は見応えがあります。外国人も多く訪れ、日本文化を堪能しているようです。ミュージアムショップでは、浮世絵のレプリカの販売があり、購入することも可能です。
企画展では世界的にも有名な葛飾北斎などの作品展も行われ、自分好みの浮世絵師の企画展は、時間を取ってでも足を運びたい貴重な場所だと思います。
松本のおすすめ観光地をご紹介しましたが、いかがでしたか? 松本市の自然と食、そして歴史と城下町巡りは、自分の住んでいる地域との違いを感じさせる旅となるでしょう。季節を問わず楽しめる長野県松本市への週末旅もおすすめです。吹く風や空気で季節の移り変わりを堪能できるでしょう。
執筆者:つかさあおい
学生の頃から趣味だった旅行は、いつしか仕事になりツアーコンダクター歴は15年。日本国内(47都道府県制覇)と海外(12カ国40都市)を旅するように。現在は旅行ライターとしてまだまだ日本人が知らない現地ネタを情報発信中。ディープでおもしろい国内旅行、その土地ならではの海外の歩き方をご紹介します。