長野県と岐阜県の県境にある北アルプス唯一の活火山・焼岳は、上高地から眺められる代表的な山の一つで、大正池湖畔や河童橋から、見る角度によって山容が様変わりします。登山道はそれほど急ではありませんが、それでも登りは3時間、下りは2時間ほどかかります。山道には色とりどりの植物が生え、見ながら歩いていると楽しい風景となっており、ハイキング好きにはたまらない山だと思います。

活火山のため、山頂付近には煙がもくもくとたちこめているので、現地で情報をしっかり摂りながら歩きましょう。麓からも、焼岳のその荘厳さは変わらずに、大正池からは美しい池と焼岳の全体像がきれいに見ることができ、その美しい姿に感動するでしょう。

松本のおすすめ観光地7.松本市時計博物館

松本駅から15分程の町なか、千歳橋のすぐ近くにあるのが松本市時計博物館です。外観が特徴的で、銀座和光に似ている様な、そんな雰囲気の目立つ外観です。

内部には和時計から洋時計まで、時代ごとにたくさん展示されており、懐かしい振り子時計から、見たこともない時計まで幅広く揃っています。特に懐かしさを感じる柱時計はとても見応えがあり、しばしその場所に立ち止まって静かな時を味わえるほどに迫力があります。

時計に特別関心のない方でも、それなりに楽しめる施設だと思います。ひと時ひと時が、かけがえのない時なのだと改めて考えさせてくれる、まさしく「時」の博物館です。

松本のおすすめ観光地8.上高地

日本の山岳景勝地、上高地は4月末の開山祭から11月中旬の閉山祭までおよそ半年間ほどの間、美しい風景を楽しめる場所です。市街地から美しい山々を眺めることのできる松本市は、日本のアルプスの玄関口として世界中からの山岳愛好家を迎え入れてきました。

高さ3.1m長さ36.6mの吊り橋「河童橋」は上高地のシンボルで芥川龍之介の小説「河童」にも登場する橋で、その橋とアルプスの山々のコントラストは四季を問わず美しいエリアです。

その東側へ足を運べば、風景に溶け込むように佇むホテルやロッジが並び一生に一度は宿泊して上高地を堪能したい場所です。大正池までの散策エリアには大人の隠れ家ホテル「上高地ルミエスタホテル」があります。ホテルからも臨める穂高橋や田代橋は遊歩道になっていて湿原や森の息吹を感じながら自然をゆっくり満喫できます。大正池まで進むと、穂高連峰と焼岳の眺めがすばらしいスポットもあり、1日、いやそれ以上の時間を過ごしたいと思わせる場所です。

松本のおすすめ観光地9.大正池

上高地にある大正池は焼岳の噴火でできた池で、透きとおった水面には穂高の雄大な姿を鏡のように映し出します。フォトジェニックな場所のため上高地の代表地として認知度が高く、数々のパンフレットやロケ地として取り上げられています。

池の深さは3.9m周囲2.4kmで豊富な水量を利用して以前は発電所の貯水池としても使用されていました。しかし今は時代とともに土砂の流出などで池自体が縮小を続けているためその役目は終え、人々に美しさだけを伝えています。

大正池は「魔の池」と表現されることもあり、朝焼けや夕焼け時にいろいろな顔を表します。池に生える立ち枯れ木も、池の表情によって哀しく見えたり、何かを訴えようとしているようにみえたり、まるで見る人の深層心理を表しているかのよう。幻想的な池の表情をたくさん探す観光もおすすめです。

松本のおすすめ観光地10.松本市アルプス公園

松本市のアルプス公園は城山公園の北の屋根続きにあり丘陵にあるため、アルプス連峰や安曇野、美ヶ原を一望することができます。自然に囲まれた場所でレクリエーションを楽しむことができ園内の山と自然博物館や、小鳥と小動物の森、アルプスドリームコースターは、いつも賑わっています。

特に全長630mのアルプスドリームコースターは、ローラー付きのソリで一気に滑り降りる遊具で、カップルや親子で仲良くソリにライドオン！春は桜並木を楽しみながら滑走できて気分も爽快です。

小鳥と小動物の森では50種350頭の動物を飼育展示しているため、猛禽類やニホンザル、リス達を間近に見ることができます。入り口のふれあい動物園では小動物にも触れることができます。アクセスは松本駅より車で15分と立地もいい場所にあります。