中国のおすすめ観光地18選! 4000年の歴史が作り出す?! 中国の魅力あるスポットを紹介 4ページ目
四川省にある楽山大仏は、世界最大級の大きさの磨崖仏で高さ71m、肩幅28m頭部の高さ14m頭部の直径10mという巨大な仏像です。大きいせいか縮尺がアンバランスでちょっと親しみのある御顔立ちをしていらっしゃいます。
1996年には「峨眉山と楽山大仏」として世界遺産登録があり、継続的に補修作業をしていますが土台となっている赤土の風化が進み、経過観察中です。反乱を繰り返す川の治水を願って建立し、完成まで90年の歳月がかかりました。地上からでは全景が見えないため、船から全景を見る方がほとんどです。船の上からでも見上げてしまう楽山大仏に作業シートがかからないうちに実際に見てほしいものです。
中国のおすすめ観光スポット15.麗江古城
雲南省麗江死の麗江古城は、麗江を愛した少数民族ナシ族が長い年月をかけてつくりだし、象形文字のひとつだけを使い独自の文化と宗教を持ってこの麗江古城を守り続けてきました。その背景も含めて、1997年の世界遺産に文化登録されました。夕方、街に灯りがともると幻想的な暖かい光に包まれます。麗江古城周辺の民家は、水路が入り組んでいて「水の都」とも呼ばれています。世界遺産に登録されたことで、街の人が収入を得られるようになったため、今後の豊かな発展が期待されます。
中国のおすすめ観光スポット16.北海公園
世界最古の皇室庭園「北海公園」は、北京の西苑三海のうち北海周辺に広がる御苑跡です。公園の総面積は70万平方メートルで半分は湖の「一池三山」と呼ばれる庭園様式で、皇室庭園のみに許されたものだそうです。北海公園以外の中海、南海は、現在共産党政府機関が置かれているため立ち入り禁止となっています。
1000年前、元朝の初代皇帝フビライ・ハンが北海公園を中心に大都を造営していたため「先に北海あり、後に北京あり」と今も言われ継がれているそうです。有名な九龍壁も見所ですよ。1000年以上の伝統をしっかりと見てきてください。
中国のおすすめ観光スポット17.景山公園
故宮の北門にある神武門のさらに北にある景山公園は、人工の景山で海抜108mの高さにあります。北京の中心の最高点にあるため、その高さから見る故宮は絶景で瑠璃瓦が夕陽に照らされる時間帯はキラキラ輝き、遠く北京市の四方を見渡せそうです。
明の最後の皇帝が自ら命を絶ってしまったというエンジュの木がありますが当時のものではないようで、代替わりをしているようです。
中国のおすすめ観光スポット18.南京路
上海にある、世界で最も賑やかな商店街のひとつ「南京路」は、世界で有数の交通量の多い繁華街のひとつで100年以上前から栄えています。南京路は、西蔵路を境に南京西路と南京東路に分かれていて、東路は歩行者天国になっています。東端は外灘(ワイタン)から始まり、上海の富裕層よりも国内に住んでいる観光客が多く訪れている雰囲気。最近は、若者のニーズからか電子部品とデジタルメディア製品が売られていて賑わっています。
南京路には、平和ホテルやパークホテルなどのホテル群、デパート、ショッピングモール(6km)などが集まり1日の集客人数はおよそ100万人との統計もあります。上海での街を上げてのイベント(春節、大晦日、クリスマスなど)では花火も打ち上げられます。
いかがでしたか? 中国は、国土も大変広くひとつひとつの街がおもしろいため、どこへ行っても飽きません。街歩きも大通り以外の小道に隠れ家スポットを発見したり、思わぬところに絶景が潜んでいたり、そんな日々の気づきが旅を豊かにしていきます。中国の見所は、その街の空気、佇まいにあります。今まで感じたことのない感情も出てくるかもしれませんので、目的をしっかり作って観光することをおすすめします。
執筆者:つかさあおい(ナレッジ・リンクス)
学生の頃から趣味だった旅行は、いつしか仕事になりツアーコンダクター歴は15年。日本国内(47都道府県制覇)と海外(12カ国40都市)を旅するように。現在は旅行ライターとしてまだまだ日本人が知らない現地ネタを情報発信中。ディープでおもしろい国内旅行、その土地ならではの海外の歩き方をご紹介します。
※2017年12月18日一部記事を修正しました。