メキシコのおすすめ観光地20選! 世界一を争う人気ビーチや世界遺産をチェック 5ページ目
メキシコシティのソカロにある国立宮殿は、アステカ時代の征服者コルテスが宮殿を建立しました。その後の大改修を経て今の姿になり宮殿には「メキシコの歴史」(ディエゴ・リベラ)が描いた壁画があり各時代のメキシコの様子が描かれています。
国立宮殿は、メキシコ独立の舞台となった場所です。毎年9月15日の独立記念日には1810年「ドローレスの叫び」を再現するかのように、大統領がバルコニーから「メキシコ万歳! 独立バンザイ」と叫びます。赤白緑のメキシコの国旗をもった国民が、ソカロで同じように叫ぶ姿は、年に1度の風物詩です。
メキシコのおすすめ観光地17.プエルト・エスコンディード
メキシコ、アカプルコから東400kmの場所にあるプエルト・エスコンディードは、その名も「隠された港」の意味があり、一昔前はバックパッカーの隠れ家だったようです。今ではリゾート観光開発が進みサーフィンの国際大会も開かれる、サーフィンのメッカとして一躍有名になりました。世界中から波を求めてサーファーが集まります。
特にプラヤ・シカテラは強い波が立つポイントで、世界トップ10にランキングしたこともある本格的なサーフィンエリアです。ボードのレンタルや販売もしていてシーズン中は賑わいます。
メキシコのおすすめ観光地18.オアハカ
オアハカはオアハカ州の首都で、マヤ人のパレンケ遺跡やサポテコ人のモンテ・アルバンなどが集まる大遺跡。建造物の保存もいいと評判です。メキシコに古くから暮らす先住民の文化が色濃く残り、田舎ののんびりとした風景が広がります。
昔ながらの風習を守るインディヘナの人達が暮らし、インディヘナの伝統衣装や民芸品などを刺繍したり織物にしたりして生活しています。市内観光は、サント・ドミンゴ教会、ラソレダー教会など、先住民が信仰し足しげく通っている教会を見て周りましょう。
メキシコのおすすめ観光地19.タスコ
メキシコシティの170km南西にある街タスコは、銀の採掘と鉱山で栄えた街です。伝説的なシルバーラッシュがこの地で始まると、国中から人が集まって町が拡大し、その銀鉱脈発見者のボルダは一躍大富豪となりました。銀で稼いだお金をボルダはすべてタスコの教会、庭園建築に注ぎ込み、銀鉱脈が枯れると町は活気がなくなり衰退して行きました。
その黄金期に建てられたコロニアル様式の建物が今、世界から注目されタスコに観光客が増えてきました。メキシコシティから日帰り客も多いですが、のんびり過ごしたい人は1泊して楽しむのがいいでしょう。タスコの町中心部にはソカロとサンファン広場、生鮮食料品が並ぶ市場があり、おいしいメキシコの食事を楽しめるでしょう。
メキシコのおすすめ観光地20.ロスカボス
バハ・カリフォルニア州にあるロスカボスはサンディエゴ、ティファナを南下した最南端にあります。サン・ホセ・デルカポ空港のそばにありサン・ルーカスと人気を二分する太平洋のビーチリゾートです。コルテス海と太平洋が交わる岬は荒波に削られた奇岩、奇石が現れ驚きます。高級リゾートのあるコリドールエリア、静かな街並みサン・ホセ・デルカボエリア、クラブやレストラン、ナイトライフが充実したカボ・サンルーカスエリアなど好きな場所で滞在するのがいいでしょう。国道1号線には砂漠にサボテン、という景色が広がっていますので、自分で運転してドライブを楽しんでもいいかもしれません。
メキシコのおすすめ観光地をご紹介しましたが、いかがでしたか? カンクンはもちろん世界的遺産や芸術作品を見ることができるメキシコ。ビーチ好きや遺跡好きの友達と、メキシコに遊びに行ってみてはいかがでしょうか?
執筆者:つかさあおい(ナレッジ・リンクス)
学生の頃から趣味だった旅行は、いつしか仕事になりツアーコンダクター歴は15年。日本国内(47都道府県制覇)と海外(12カ国40都市)を旅するように。現在は旅行ライターとしてまだまだ日本人が知らない現地ネタを情報発信中。ディープでおもしろい国内旅行、その土地ならではの海外の歩き方をご紹介します。