【三越伊勢丹の先輩社員】リビング統括部 日本橋商品部 家具・インテリア、IDS、趣味雑貨 アシスタントバイヤー:正井圭祐さん

編集部:すい

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三越伊勢丹の正井圭祐さん

プロフィール:正井圭祐(まさい けいすけ)
立命館大学大学院 理工学研究科修了。2013年入社。入社後は2年間、伊勢丹新宿店インターナショナルクリエイターズにて紳士服の販売に携わる。その後、日本橋三越本店にてリビング関連の商品を幅広く扱う現在の部署に異動し、アシスタントバイヤーを務める。

三越伊勢丹といえば、実際に展開されている百貨店の店舗の様子を想像しますよね。しかし、百貨店の運営だけでなく、リフォーム事業も手がけているそうです。今回は、大学院で建築を専攻したからこそ、お客さまとメーカーや建築士の架け橋になりたいと言う正井さんにお話を伺いました。

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社会人編入社3年目で参加したプロジェクトでスキルアップ

今のお仕事はどんな内容?

現在は、日本橋三越本店で家具、インテリア、ファブリック、カーテンなどのリビング用品、そして万年筆やボールペンといった趣味雑貨・文具類を担当し、その他にもインテリア・デザイン・サービス(IDS)というお客さまのお住いのリフォームなどを請け負う部署でアシスタントバイヤーをしています。扱う商品を選定して仕入れ、企画の立案をしたり、お客さまの動員を行う訴求計画やお買場(※)にどのように並べるかといった陳列の方法を図面に落とし込んだりしています。バイヤーである上司は、私に「思うようにやってみろ」と言って、いろいろと任せてくれますので、私が立てた企画が可視化され、結果を肌で感じることができ、おもしろいですね。

それこそ100円のボールペンから100万円のペルシャ絨毯まで、扱う商品は多岐にわたっていますし、毎日違う業務に携われるのは、日々違う刺激がほしい私にとってはとても楽しい職場です。学生時代は建築について勉強していたので家具などは比較的詳しいほうだと思っていましたが、扱う商品を見ると奥が深くて、最初は上司のバイヤーにいろいろ教えてもらうことも多かったです。

(※三越伊勢丹では「売り場」のことを「お買場(おかいば)」と呼ぶ。)

一番楽しかった&つらかった仕事は?

正井さんインタビュー1

一昨年、伊勢丹新宿本店の本館2階にデジタルのコンテンツを集めて、「ファッション×テクノロジー」においても、どこよりも早くお客さまに未来を感じ、ファッションの楽しさを感じていただくための企画を立案するプロジェクトが発足しました。弊社の大きなキャンペーンである「彩り祭」に合わせ、2012年からニューヨーク、ロンドン、ミラノなどで行われてきたファッション業界に新しいテクノロジーを紹介するイベント「DECODED FASHION」と連動して、さまざまな企画、展示を行いました。例えば、「DECODED FASHION」でのコンペティション優勝作品や、鏡に映った姿を録画し、全方向から見たり色の違いを映像上で試したりできるデジタル技術を使用した「memomi」、3Dプリンターで製造された商品などを展示しました。

このプロジェクトは、リビング統括部だけではなく、紳士、婦人などさまざまな領域を横断したものでしたが、普段から新しいことを何かと提案していたこともあり、上司の推薦でリビング統括部からは私を含む3名が選ばれました。当時入社3年目でしたが、他の領域から選ばれた方々は、みな6年目以上のベテランの方でしたので、こんな大きな仕事をまだ経験も浅い私に任せてもらえることが衝撃でした。役員への企画答申にあたっては、先輩たちに資料作成やプレゼンテーションの方法を教えていただくなど、このプロジェクトに参加した経験によって、私のスキルは確実にアップしたと思います。

今の会社を選んだ理由は?

大学院で建築を専攻していた私が、就職先に百貨店を選ぶというのはちょっと違和感があるかもしれませんが、実はそれほど不思議なことではありません。私は、小さい頃からモノ作りが好きでした。そして、その中でもこれからもずっと残るものといえば建物じゃないかと思い、建築に興味を持つようになりました。しかし、大学では建築都市デザイン学科に行くことができず、経営学科に入ることになりました。でも、どうしても諦めきれなくて、私を受け入れてくれる建築ゼミの教授を探しました。その結果、講義を受けてもいいという教授が見つかり、経営学科にいながら建築都市デザイン学科の講義を聴くことができるようになったのです。そこで一定以上の成績を修めることができたので、大学卒業後はその教授の推薦により、大学院で建築を学べる理工学研究科へ進むことができました。

ところが、建築の講義の課題でどこかの街を想定して、そこをどうやって変えていくかをプレゼンテーションした際に、「君は、コンセプトや立地の考え方はいいんだけど、建物のデザインがよくないね」と言われ、他の学生のデザインを見ても、私は建築士には向いていないと感じました。そこで、「じゃあお客さまと建築士を結ぶ架け橋になればいいんじゃないか」と思い、不動産業界やハウスメーカーなどを志望して就活をしました。そんなとき、偶然、「三越伊勢丹がリフォーム事業を手がけます」というニュース記事を目にしたんです。「そうか、これだ!」とピンと来ました。これからは中古マンションをリフォームする人も増えてくるはず! そんな中、百貨店ならば「信用」と「高い商品調達力」を背景に、お客さまと建築家を仲介しながら、お客さまのために独自性の高いリフォーム提案ができる。「家」を単なる建築と考えるだけではなく、お客さま個人のライフスタイルがそのまま家になっていくような提案ができるのではないだろうかと考えました。例えばシャワーヘッドはイタリア製、浴槽は日本製など、ブランドの垣根を越えて自由にお客さまに選んでいただくことができますよね。今後伸びていくのは、こういう人に寄り添う仕事ではないかと思ったんです。

将来的には三越伊勢丹が賃貸マンションの運営やホテル運営に携わり、ビジネスマンには毎日着るスーツを届けたり、食品も毎日セレクトしたものを届けたりと、お客さまそれぞれに合った衣食住のトータルリフォームの提案ができるといいなと思っています。「リフォームと言えば三越伊勢丹だよね」と言われるような時代が来るのではないか。それを自分が担いたいと思ったのが、三越伊勢丹を選んだ理由です。

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