ネパールのおすすめ観光地20選! 日本人を魅了する観光スポットを紹介! 5ページ目
タメルチョークはネパールを訪れた旅行者の大半が集まる旅行者の街。安宿、お土産屋、レストラン、コンビニ、トレッキング用品などたいていの物は手に入ります。両替商も多く空港よりレートがいいかもしれません。
日本料理や中華料理、おいしいステーキなどがいただけるグルメなスポットでもあります。インドをはじめ世界を廻って心身ともに疲れたバックパッカーが癒しを求める場所でもあり、バックパッカーたちの間では大変有名な場所です。ここだけは他のカトマンズのエリアとは別世界で、英語を流暢に話すタクシー運転手や物乞い、夜遅くまで賑わうビヤバーなどもあり、「ここがネパールだ」ということを忘れて楽しく過ごすことができます。
しかし、その分外国人価格をふっかけてきたり、言葉巧みに騙そうとしたりする人もいるので、道中は注意が必要です。
ネパールのおすすめ観光地17.ニューエベレストモモセンター
カトマンズのレストランランキングで常に上位にランクインする人気店。モモとは蒸し餃子のことで、ネパールではモモと呼ばれ、ちょっと小腹が空いた時のおやつとして人気があります。お店はタメルチョークの外れにあり、入り口で大きな蒸し器がモクモクと湯気を上げています。
メニューはバフ(水牛)モモフルサイズ(10個)かハーフサイズ(5個)かの2択しかないという潔さ。バフのひき肉がたっぷり入った小ぶりのモモにパクチーの効いたタレをたっぷりかけていただきます。まさに早い安いうないの3拍子で肉汁とタレの相性のよさは抜群。店内は地元民しかいない感じなので入店をためらいますが、誰も気に留めていないので周りに合わせて注文しておいしくいただきましょう。
ネパールのおすすめ観光地18.ゴールデン寺院(パタン)
カトマンズからバスで約30分。古都パタンにある金色に輝く寺院です。正確には「ヒラニャ・ヴァルナ・マハビハール」といい、通称「ゴールデンテンプル」と呼ばれることも。12世紀に建てられたとされる僧院で、その外観と仏像は金箔で覆われています。重厚な彫刻が施された正門をくぐると大きくしなる屋根を持つ黄金の寺院が姿を現します。本殿にも入ることができますが、宗教上、革製品は持ち込み禁止。ベルトや財布などは気をつけましょう。境内にはブロンズの猿像や鳥の姿の神様ガルーダ像もあり、見応え満点です。
ネパールのおすすめ観光地19.ハヌマンドカ (旧王宮)
ハヌマンドカはダルバール広場の東側にある旧王宮です。入り口付近にヒンドゥ教の猿の神様ハヌマーン像があることからこの名があります。17世紀に建てられたとされており、美しいネワール様式の屋根と梁が優美な姿で佇んでいました。
しかし、2015年の地震の被害で屋根の一部は大きく損壊し、あちこちにつっかい棒が入った状態です。裏庭に修復のために外されたたくさんの柱や梁が集められており、普段は下から遠く見上げることしかできない獅子の彫刻も間近で見ることが来てこれはこれで貴重な体験です。木造の獅子の鋭い眼力や女神像の優美な腕などをじっくり見ることができます。
修復は2017年の今も続いており、いつまでこの状態が続くかわかりません。早く元の姿に戻ってほしいですが、ネパールの今を知る上ではとても重要な建物です。ダルバール広場の入場券を持っていると無料で入ることができます。
ネパールのおすすめ観光地20.ダクシンカリ
カトマンズから車で約1時間。丘の上にある寺院がダクシンカリ。ヒンドゥ教の女神カーリーを祀った寺院です。カーリーは殺戮と血を好む戦闘的な女神。彼女のために毎週火曜日と土曜日にヤギやニワトリといった動物が生贄に捧げられます。ヒンドゥ教徒以外は本殿に入れませんが、その外堀をぐるりと回る道があり、そこから中の様子が伺い知れます。たくさんの参拝客が持参した動物たちがどんどん捧げられてゆき本殿の床が真っ赤に染まってゆきます。
かわいそうだ、という見方もありますが、インド、コルカタのカーリー寺院などでも行われている儀式です。大切な儀式の一つとして受け止めましょう。寺院の行き帰りはカトマンズ街が一望でき、なかなかいい眺めです。春は一面からし菜の黄色い花畑が広がる美しい場所です。
ネパールのおすすめ観光地をご紹介しましたが、いかがでしたか? 雄大なヒマラヤの山々に囲まれた小さな美しい国、ネパール。小さいながらも奥が深く、短期の旅行では全てを見ることは難しいかもしれません。もっと興味がある人はここで紹介した観光スポット以外にも、トレッキングや、ネパール料理、寺院探索などさまざまな可能性にぜひトライしてください。ネパールは今もなお地震の被害で復興途中ですが、街は何事もなかったかのように動いています。ネパールを訪れ、そんな変わりゆく歴史の一部を体験することは、あなたの心にきっと深い感動を残すことでしょう。
執筆者:まる