【日本財団の先輩社員】経営企画部 企画チーム:浅岡遼さん

編集部:はまみ

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日本財団の浅岡さん

プロフィール:浅岡 遼(あさおか りょう)
2009年金沢大学卒業、同年に日本財団入社。経営企画部企画チームに所属し、組織全体のパフォーマンス向上に取り組んでいる。

文化支援の仕事がしたいと日本財団に入った浅岡さんは、現在は経営企画部 企画チームで全く別の仕事をしています。自分の第一希望の部署ではない職場でも、やりがいを持って、充実した日々を過ごしていると言う浅岡さん。実際どんなお仕事に取り組んでいるのでしょうか? また、今につながる学生時代の過ごし方は? 詳しくお話を伺いました。

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社会人編さまざまな人と、社会課題の解決という共通項を持って働く

今のお仕事はどんな内容?

私の所属する経営企画部企画チームは、経営方針に従って事業を円滑に実現するために、さまざまな業務をサポートする部署です。最近の業務だと、職員の働き方を変え、組織のパフォーマンスを向上させるための取り組みの一環として、オフィスの改装プロジェクトを行いました。こうした内部的な調整も重要な仕事のひとつですが、もう一方で対外的な仕事も担当しています。各種団体への助成金交付にあたっては、国交省や内閣府など省庁との関わりも多くあります。認可を得る関係で必要な手続きを行ったり、新しい取り組みを始める際には省庁に直接説明に行ったりすることもありますね。あとは、日本財団はボートレースの収益金の一部を原資として助成金に使っているので、ボートレース業界との窓口も務めます。それから法務的なことも担当するなど、社内と社外のさまざまな調整を行っています。

一番楽しかった&つらかった仕事は?

日本財団は2011年の4月に国から「公益財団法人(公益を目的とする事業を行う法人。公益目的事業として細かく23の事業が定められている)」の認定を受けました。私はその際、「一般財団法人」から「公益財団法人」への切り替えのために、定款の書き換えなどの仕事を担当することに。4月1日の登記に向けて準備を進めていたのですが、切り替えのためには内閣府の認定委員会で認可してもらう必要があり、その認定会議の当日、3月11日に東日本大震災が起きたのです。当然、内閣府も会議どころではなくなって延期することになりました。東日本大震災への支援はなによりも大切なことでしたが、4月1日の登記も間近に迫っていて、どうにか許可を得なければならない事態に非常に焦りました。内閣府にお願いするなどして、最終的にはなんとか4月1日に登記を無事に終えることができ、大変でしたがとても印象深い出来事でした。

また、私の部署は形として残りづらい仕事を扱うことが多いですが、その中でめずらしく目に見える形式で残っているのが、50年史の制作です。入社3年目のときに担当を言い渡されたのですが、準備期間が半年しかなく苦労しました。「まだこの会社で働きだして3年目なのに、50年前のことなんてわかるわけがない」というのが正直な気持ちでした。知識のなさを補うために過去の資料を紐解いたり、今まで一度も話したことがない他部署の方に話を聞きにいったり、詳しい方に原稿を書いてもらったりしながらなんとか50年史を作り上げました。編集作業は骨が折れましたが、50年の間に日本財団でどんな出来事があったのかを知ることができましたし、形になって残るものを作ることができたという観点でも、得るものが多く、自分のなかで大きな財産になった仕事です。

今の会社を選んだ理由は?

私は陶芸などの日本文化が好きで、その支援や振興に関わるような仕事をしたいと思っていました。通っていた大学の付近にはいわゆる「小京都」と呼ばれる地域もあり、大学時代を通してより一層日本文化に携わりたいという気持ちが強まりました。文化支援という自分のやりたいことを突き詰めるなかで、非営利団体に就職するのもいいかもしれないという考えに至り、調べていくうちに日本財団を見つけました。

他にも文化支援などをしている組織はありましたが、日本財団はとにかく事業領域が広いのが魅力的でした。自分がやりたいことは文化支援でしたが、どんな場所に就職したとしても、すぐに好きなことができるとは限らないと思っていたんです。ただ、好きなことをやらせてもらえるようになるまでの間、つまらないと思いながら別分野の仕事をするのもつらい。その点、日本財団ほど事業領域が広ければ、自分がまだ知らない興味深い事業もたくさんあり、「道中も楽しめそう」だと思ったのが一番の志望動機です。

実際、私は入社4年目のときに海洋事業部に配属になった経験がありますが、まさか自分が海に関する仕事をするなんて夢にも思っていませんでした。でも、結果として、ジャンルはどうであれ「社会のためになにかしたい」という気持ちを持った方々と、社会課題という共通項を持って働けることはやりがいもありますし、自分の選択は間違いじゃなかったと思います。

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