南イタリア最大の都市ナポリは港町で、サンタ・ルチア港の夜景、ヴォメロの丘からの眺めが素敵な世界的に有名な場所です。港町気質からか男はお調子者、女は情に脆くてたくましい肝っ玉母ちゃん……なんて想像をして旅するとナポリで暮らす人たちの生活も見えてきて、暮らすような旅ができるかもしれません。

そんな美しいナポリの見所スポットは5つの円筒状の塔を持つヌオーヴォ城、サン・カルロ広場、王宮、プレビシート広場などがあります。どれもナポリの歴史を物語る建物、広場ですのでゆっくりじっくり見学しましょう。

また港町ナポリでは、新鮮なシーフード料理、ナポリピザ、ナポリ菓子（スイーツ）などを楽しみましょう。市場や下町で食べ歩きするとおいしいB級グルメに出会えるかもしれません。

イタリアのおすすめ観光地17.ベネチア

イタリアの水上都市ベネチアは、夏に旅行するのがベストシーズンで、街中を流れる運河をゴンドラで渡って海上からベネチア観光をしたり、サン・マルコ寺院やドゥ・カーレ宮殿で絵画を楽しんだりと運河の街を水上タクシーで移動して観光するのがおすすめです。

観光約はベネチアの祭の季節を狙って旅行することも多々あります。得に冬の時期（1月下旬か3月上旬の間の2週間）に行われる「仮面舞踏会ベネチアカーニバル」などが代表的な人気のお祭りです。

イタリアのおすすめ観光地18.ヴェローナ

イタリア北東部にある都市ヴェローナは、北イタリアの要として繁栄してきました。ゲーテのイタリア紀行に登場したり、「ロミオとジュリエット」の舞台があったりして有名です。

2つの広場エルベ広場（マッツィーニ通りはヴェローナの繁華街で、宝石店や高級店の路面店が多い）とシニョーリ広場（カッペロ通りには"ロミオとジュリエット"のジュリエッタの家がある）を十分堪能して歩くことで、ヴェローナの魅力に気がつくことができるでしょう。

シェイクスピアの戯曲"ロミオとジュリエット"は、実話だったのか？ そんな幻想を抱いてしまうようなヴェローナには、ジュリエッタのモデルとして知られるカプレーティ家の娘の家が"ジュリエッタの家"として観光地になっています。あの有名なバルコニーもあり、ジュリエッタ像も敷地内にありますので必見です。

イタリアのおすすめ観光地19.ボローニャ

ボローニャは、ミラノから200km、街は赤レンガが印象的な「芸術の町」として知られています。イタリアの中でも重要な経済都市で、ビジネス都市として美容、靴、絵本の取引で世界中から訪れる人もいれば、中世の古都に惹かれて観光で訪れる人達もいたり、町はそんな外国人たちで多く混在しています。

ボローニャの魅力は、その食にもあります。ボローニャ料理は濃厚で乳製品を使った料理や手打ちパスタ、ローストやボッリート・ミスト（茹で肉料理）などが特徴で、ボローニャの伝統的な家庭料理をオステリア、トラットリア、バルで食することができます。味もおいししく、何度もリピートしたくなるような、くせになってしまいそうな料理です。

イタリアのおすすめ観光地20.ペルージャ

ウンブリア州のペルージャは、丘の上の田舎町でいたるところに古代ローマの歴史的な美術、史跡が見られます。街は迷路のように入り組んで、11月4日広場から大聖堂や大噴水、プリオーリ宮などに得に人が集まっています。

足を延ばしてほしいのは国立ウンブリア美術館。ラファエロの師ぺルジーノやピエロ・デッラ・フランチェスカなどウンブリア派の巨匠の作品を見ることをおすすめします。イタリアで指折りの国立美術館はその時代の流行や技法などがわかり他の芸術作品との作品対比ができるようになるでしょう。

イタリアのおすすめ観光地をご紹介しましたがいかがでしたか？ 教科書などで見たことのある歴史建造物以外にも、見所がたくさんあるイタリア。1回の旅行だけでは周りきれないほど多く見所があるところと、都市によって全く違った雰囲気を楽しめるところがリピーターが絶えないイタリア人気の理由のひとつなんでしょう。友達や恋人、家族を誘ってぜひイタリア観光を楽しんでみてはいかがですか？

執筆者：つかさあおい（ナレッジ・リンクス）

学生の頃から趣味だった旅行は、いつしか仕事になりツアーコンダクター歴は15年。日本国内（47都道府県制覇）と海外（12カ国40都市）を旅するように。現在は旅行ライターとしてまだまだ日本人が知らない現地ネタを情報発信中。ディープでおもしろい国内旅行、その土地ならではの海外の歩き方をご紹介します。