【レコチョクの先輩社員】事業システム部ミュージック・アーキテクトグループ:岩田泰徳さん 2ページ目

編集部:すい

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学生時代編イチから創ることの楽しさとコミュニケーションの大切さ

岩田さんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は?

学生時代の岩田さん▲学生時代の岩田さん

学園祭で、モーションキャプチャーでフリーキックゲームができる展示をしたことですね。モーションキャプチャーとは、手足の動きとコンピューター内の動きが連動して映し出されるもので、シュミレーションゴルフのサッカー版のようなものと思ってもらえるとわかりやすいかもしれません。大学時代に「何か制作物を作りたい!」という意欲だけがあって出展のためにブースを押さえたのですが、バタバタしていたらいつの間にか学園祭まで残り1ヶ月半に……。そこから仲間と2人で必死に準備しました。

しかも、使用するシステムは授業で習ったことがない「Unity(ユニティ)」と「Kinect(キネクト)」というもので、英語のシステム本や海外のサイトなどを読み、1から勉強しました。学園祭当日までにプロジェクターにつないでスクリーンに映し出し、モーションキャプチャーでフリーキックゲームができるプログラムを完成させました。最初は不安もありましたが、予想以上に子どもに人気で盛り上がったので、大変でしたが思い出に残っています。

仕事で役立っている大学時代の経験は?

4年間続けた塾講師のアルバイトです。主に小中学生を見ていたのですが、生徒から「ここはどうしてこうなの?」と聞かれて教え方に困ったり、ちゃんと伝えたと思っていても実際は全く伝わらないなんてことも多くありました。そんなとき、「なんでわからないんだろう?」と考え、生徒とのコミュニケーションを大切にするようになりました。

自分が理解していても相手には伝わらない、という状況は現在のシステムエンジニアの仕事においても同じだと思います。システム名や専門用語で説明しても、プログラミングについてよく知らない人にとっては理解できないですよね。そんなとき、よりわかりやすい例えを使ったり、やさしい言葉に言い換えて説明すると、相手も納得してくれるんです。その点は、塾講師で、子どもたちに対してどうしたら自分がしゃべっていることを相手に伝えられるか考えていた経験が生きていると思います。子どもたちと言葉のキャッチボールが、わたしの聞く力と伝える力に磨きをかけてくれました。

就活前にやっておいたほうがいいことは?

インタビュー中の岩田さん2

とことん遊んでおいたほうがいいと思います。エンジニア職は何週間もの長期間の休みはなかなか取りづらいということもよくあります。学生のように休みが2ヶ月あるなんて社会人にはありえないことなので、学生のうちに日本一周しようとか、友達の家に泊まって24時間耐久ゲームしようとか、現実離れするくらい時間を無駄にすることも必要かと思います。エンジニアを目指しているのであれば、GWなど限られた時間の中でプログラムを制作し、就活のためにストックしておくなど、学生時代にしかできないストイックなことをするのもありですよね。


レコチョクの核であるデータベースを管理する重要なポジションを務めながらも、サーバレスのシステム開発に励む毎日、という岩田さん。学生時代からやりたいことに積極的に取り組み、すべて成し遂げてきた自信と経験が彼の糧となっているのでしょう。目標のためにプロセスを立て、困難に負けずに成し遂げる、何かに一途になれる社会人はかっこいいですね。

DATA

趣味:テニス、ゲーム、食べ歩き
特技:雨の予測
就活で受けた企業:20社前後
志望していた業界:ゲーム系、IT系
今の会社の魅力:やりたいと言えば可能な限りたずさわれるところ

文:富岡涼平(M-3)
写真:宇田川大輔(M-3)
取材協力:株式会社レコチョク

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