【レコチョクの先輩社員】事業システム部ミュージック・アーキテクトグループ:岩田泰徳さん
日本大学文理学部卒業。2015年4月に株式会社レコチョクに入社。事業システム部ミュージック・アーキテクトグループでシステムエンジニアとして、データベースに蓄積された音楽メタ情報から必要な情報を収集するためのシステム開発に従事している。
音楽配信のみならず人と音楽をつなぐ架け橋として「アーティストとファン」に密着したサービスを展開する株式会社レコチョク。音楽配信管理データベースの設計から開発、運用まで全ての業務を担当する入社3年目の岩田泰徳さんにお話を伺いました。彼の気になる仕事内容や学生時代の経験、そして今後のビジョンをここで紐解いていきましょう。
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今のお仕事はどんな内容?
事業システム部ではいくつかシステムを持っているのですが、わたしはそのシステムの運用に欠かせない「データベース」の管理を担当しています。例えば、ユーザーが音楽を購入するためには、音源データを一括で管理しなければなりませんよね。その楽曲やユーザー情報といった、固定のデータを保管しているところが「データベース」になります。
データベース運用と一口に言っても、新しくシステムを開発する際にデータベースにどんなデータを登録しておけばよいか、どのようにデータを提供するかという仕様の確認、そして、そのデータをデータベースから出し入れするためのシステムも作ります。既存のシステムの場合は、何かトラブルが起きた際にデータ内がどうなっているかという中身のチェックも行います。とにかく、データベースに関わることはすべて担当しています。
一番楽しかった&つらかった仕事は?
データベースエンジニアの仕事は、検索スピードが常に課題。データベースの担当としては、そのデータ抽出をいかに早くするかというところも仕事のひとつです。例えば、WEB上で何かを検索したとき、エンターキーを押して結果が出るまでのレスポンスが遅いとイライラすることがありますよね。そうした何か司令を出した後のレスポンスが、滞りなく機能したときは、エンジニアとしてやりがいを感じます。
表示速度の改善方法としては、まず、基本のロジックに無駄がないか見直したり、あとは新しく出てきたプログラミング言語の中で使えるものがあれば取り入れてみたりします。AWS(Amazon Web Services=システム基盤を提供するAmazonのクラウドサービス)との相性もあるので一概には言えないですが、新しい知識を吸収する中でよりよいものを見つけていくことも、エンジニアとしてありたいというレベルにつながると思います。
反対につらかったこととしては、システムトラブルのリカバリーをしていたときですね。なかなか対応が終わらなくて、夜寝た後もそのトラブルを対処する夢を見て……。夢の中で「終わった!」と思っても実際に起きて確認してみると終わってないという(笑)。翌日まで速度改善の調査をしていたのですが、原因究明するまではつらかったですね。まぁその経験もある意味価値があったことで、自分が成長する出来事ではあったかなと思います。
今の会社を選んだ理由は?
大学生のときからデータベースについては少し勉強していましたので、将来はデータベース運用を仕事にしたいと思っていました。その中で、いろいろと企業を調べていると、レコチョクが「国内最大級の楽曲のデータベース運用をしている」ということを知り、その中身がどうなっているのか知りたいと思い、この会社に決めました。
実は入社前には、レコチョクにはハイテンションで音楽好きな人ばかりいるんじゃないか……と懸念もありました。高校時代に趣味程度で音楽をやっていたとはいえ、会社の人たちはわたしなんて太刀打ちできないほどのもっと濃い音楽通の集団かもしれないな、と心配していたんです。実際には音楽に対する熱量は人それぞれで、もちろんかなりの音楽通の人もいれば、そうでない人もいて、入社後は胸を撫で下ろしました(笑)。
レコチョクには、音楽フェスや映画、演劇のチケット代金の一部を補助してくれる制度があるのですが、この点は、音楽通な人はもちろん、そうでなくてもうれしいポイントですね。