【潜入レポ】東京ガールズコレクションのチーフプロデューサー池田友紀子さんにTGCのお仕事について聞いてみた

ながしま

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目次
  1. 大事なのは"200%の準備"TGCのチーフプロデューサーのお仕事とは?
  2. モデルのお写真多数! TGC本番がスタート!
  3. シークレットゲストにあの大人気俳優が!

こんにちは! 千葉大学のながしまです。

わたしは現在、ミス・ミスターコンテストを運営するサークルに所属しています。イベントの雰囲気がもともと好きで、将来はイベントを運営するような仕事もいいなぁ……とぼんやり思っているところです。でも、イベントプロデュースの仕事って実際どんなことをするんでしょう?

そこで今回、世界でも最大規模のファッションショーとして知られる、「マイナビ presents 第25回 東京ガールズコレクション 2017 AUTUMN/WINTER」に潜入! チーフプロデューサーを務める池田友紀子さんにインタビューしてきました。

東京ガールズコレクション(TGC)といえば、たくさんのモデルによるファッションショーだけでなく、さまざまなブースで写真撮影ができたり、サンプリングがもらえたりと、1日中楽しめる大規模エンターテイメントイベントですよね。今年で25回目を迎えた今でも人気は留まることを知らず、若い女性の憧れでもあります。そんな超人気イベントを作り上げている池田さんは、どんな仕事をしているのか、どんな学生時代を送ってきたのか、詳しく聞いてみました。イベント運営に関わる学生のみなさんは必見ですよ!

大事なのは"200%の準備"TGCのチーフプロデューサーのお仕事とは?

―ファッションショーやライブ、いろいろな体験ができるブースなどコンテンツ盛りだくさんのTGCですが、このような大規模で多角的なイベントを作るためにどのような準備をしているんですか?

TGCは東京で年2回開催しているのですが、毎回イベント終わりに来場者調査を行い、人気の出演者や売れ行きがよかったブランドを確認し、その結果を半年後のイベントに反映させています。

また、東京以外でも地方や海外など、さまざまな場所でTGCの関連イベントを行っているので、スタッフみな「今何が流行っているのか」「半年後は何が流行るのか、誰が人気になっているのか」などの情報収集は日常的に行っていますね。そうやって集めた情報をもとにみんなでアイディアを出し合って企画を作り上げていきます。スタッフによって好きな分野や得意な分野があるので、みんなの意見が合わさって完成されているイベントですね。

―その中でも、池田さん自身は具体的にどんなお仕事をしているんですか?

わたしはイベントを統括するプロデューサーなので、ある企画について「もうちょっとこうしたほうがいいんじゃない?」と提案したり、「今回はこういうテーマだからこういう風にしたい」と指針を示して、スタッフのみんなにアドバイスをしています。

もちろん自分でやる仕事もありますが、大部分は各担当に任せていることが多いです。だから、スタッフ一人ひとりがプロデューサーのような気持ちになって仕事をしていますね。

―仕事をする上で気を使っていることはありますか?

TGCのスタッフやブランドさん、協賛企業などイベントを一緒に作っていく方々としっかりコミュニケーションを取ることです。自分が「こうしたい!」と思ったことであっても、「それは絶対盛り上がらないよ」とか「もっとこうしたほうがいい」という意見ってあると思うんですよ。自分が見えている方向はあくまでも一方向なので、いろいろな方にそれで問題がないか丁寧に確認するようにしています。

だからTGCの仕事って一人でできることは何一つないんです。たくさんの人の意見を吸い上げることがイベントで一番大事な"圧倒的な熱狂"を作るための鍵だと思っています。

―池田さんは現在TGCのチーフプロデューサーとしてご活躍されていますが、学生時代からイベントプロデュースに興味があったんですか?

高校生の頃からファッションが大好きで、大学生の頃は何度もTGCに遊びに来ていたので興味はありましたが、そのときはこの仕事をするとは全く考えていませんでした。大学卒業後は化粧品会社に入社したんですが、たまたま縁がありTGCを運営するW TOKYOで働くことになったんです。今やっているこの仕事は本当に楽しいですし、やりがいを感じています。

―そうだったんですね! 大学時代に学んだことで今の仕事に役立っていることはありますか?

わたしは大学時代、英文科でメディアコミュニケーションを専攻していたのですが、海外の話題になった広告やおもしろいキャンペーンなど、"効果的に人に伝える方法"を勉強したことは、イベントを制作する上で役立っています。

他にも、英語の授業をたくさん受けていたので、海外でイベントをするときに現地の人とのコミュニケーションもなんとか取ることができています。学生時代にこの仕事に就こうとは考えていませんでしたが、結果的に今に生かされていることが多いですね。

―イベント制作に勤しんでいる学生やイベントプロデュースに興味がある学生にメッセージをお願いします!

わたしがイベントをする上で一番大事なことは"200%の準備"だと思っています。いくら準備をしても、イベントはリアルタイムなので当日何らかのトラブルがあったり、「やっぱりこうすればよかった!」ということが出てきたりするものです。本番をきちんと想定して入念に準備することが大切だと、イベント制作に携わっている学生のみんなに伝えたいです。

あとは、「ただイベントをやることがゴールではない」ということですね。イベント当日を迎えることに一生懸命になってしまうことがあると思いますが、やっぱりお客さんのためのイベントじゃないですか。だから、来てくれたお客さんが大喜びして盛り上がってるような成功したときのことをイメージして、そのために何が必要なのかを逆算して準備することが大事だし、そこまで突き詰めて考えていくことがイベントの成功につながると思います。イマドキの大学生はSNSで日常的に情報を発信したり収集したりしていて、すごく情報感度に長けていると思うので、そうして得た情報からみんなで意見を出し合って作っていけばきっといいものができると思いますよ。

今はライブエンタメ市場も盛り上がっていて、TGCはもちろん実際に足を運ぶことができるリアルなイベントも多いので、イベント制作に関わっているという学生さんは自分でいろいろ見に行ってみるのもいいかもしれませんね。

―ありがとうございました!

本番までには半年以上かけて、スタッフの方々と一緒に準備を進めていくという池田さん。これだけ大規模なイベントを無事に成功させるためには、想像を絶するようなスタッフのみなさんの努力があったのですね。

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