【エクスペディアの先輩社員】アソシエイトマーケットマネージャー・首都圏事業本部:大森恵太さん 2ページ目
大森さんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は?
▲学生時代の大森さん
大学2年のときには、学園祭実行委員のメンバーを経験しました。そのときはわいわいと騒いでいただけでしたが、実行委員3年目のときに学園祭の資金を集めるための広報や営業などの活動をすることになり、役割としてもリーダーを任されました。スーツに身を包み、地元企業や商店街にある店舗を一軒一軒、歩いて回る日々。もちろん他にもメンバーがいて、それぞれの担当地域は決めていたのですが、自らが率先して動かないといけないので大変でした。
またもう一つ打ち込んでいたのが、国際問題研究会です。社会人になったときに役立つスキルを身につけたいと思って入った研究会でしたが、貧困などのさまざまなテーマを軸に外交官など、要人と呼ばれる方々を大学に迎えて講演をしていただく機会もありました。なかなか会えない方々ですし、緊張して、言いたいことがその場では言えないということも。でも回数を重ねるうちに、どんな準備をすればいいかもわかり、徐々に自分の意見が言えるようになりました。
仕事で役立っている大学時代の経験は?
研究会でたくさんの社会人の方々とお会いしたおかげで、物怖じせずに質問したり、自分の意見が言えるようになりました。現在、私の仕事ではお客様にいろんな提案を積極的にしていかなければいけません。ですから、まずは自分の考えを話して、ブラッシュアップしていく、その一歩を踏み出す勇気を学生時代に培えたことはよかったと思います。学園祭の実行委員では、いろんなメンバーに気を配り、チームをまとめた経験を積むことができたので、今の仕事でも役立っていると感じています。
就活前にやっておいたほうがいいことは?
勉強することは第一ですが、それ以外にチャレンジしたほうがいいのは、学外の人となるべくたくさん交流することです。私自身、初対面の方とたくさん会っていく中で、距離を上手く縮めていくのは難しいと感じました。ですが、学外の方とたくさん会う場数を増やしていくことによって、伝えるスキルは向上したと思います。大学まで地元岡山県の人としか話したことがなかったので、最初は抵抗感がありましたが、自分の価値観を押し付けずに素直に話が聞けるようになったと思います。
小さなころ、住まいの近くにブラジル人街があり、言葉が通じないながらもブラジルの子どもたちと遊ぶ機会があったという大森さん。幼いころから触れていた異文化がきっかけで、高校時代にはファッションに目覚め、大学進学ではイタリア語を選んだそうです。しかし周囲におしゃれな人が多かったため、「自分には向いていないのでは?」と方向転換。学園祭や国際問題を研究する活動に没頭したそうです。
今振り返ってみると、大学時代にたくさんの社会人と会って話す場数があったことで、人前でも自分の意見を伝えるというスキルが上がり、価値観も広がったと話してくれた大森さん。自分の周りにいる友人とつるむのは、心地がいいし、楽ですが、一度その境界線を飛び出して、いろんな人と話す機会があれば、これまでと違った景色が目の前に広がってくるのかもしれません。
趣味:旅行、アカペラ、スキューバダイビング等
特技:どこでも寝られる
就活で受けた企業数:15社
志望していた業界:外資メーカー、商社、コンサル等
今の会社の魅力:安く旅行に行ける!&世界中の壁をとっぱらうお手伝いができること
文:松葉紀子(スパイラルワークス)
写真:中邨誠
取材協力:エクスペディア・ジャパン