【写真解説付き】浴衣の着付けを覚えよう! 9月の花火大会やお祭りで活躍する着付けの基本 3ページ目
5.帯を結ぶ
最後に帯を結びます。
帯を結ぶ前に、帯板を取り付けます。帯板は帯の形を整えるためのものですが、ない場合はクリアファイルや下敷きでも代用できます。
自分で帯を結ぶ場合、いったん前で結び目を作ります。ですので、帯は後ろから前に持っていきます。このとき、「左側」は床すれすれくらいを目安にした長さにしておきます。
残った「右側」を体に巻き付けていきます。グルリと1周して前に戻ってきたら、ここでいったん締めます。帯が緩まないよう、少し強めにキュッと締めるようにしましょう。
次にどちらかの「長い方」を上からかぶせて結びます。
結び目の「下側にきた方」で輪を作ります。
できた輪を結び目の方に倒して……
もう片方の帯を輪の上に重ねるようにしてリボンを作ります。
リボンのサイズは体の幅くらいの大きさだとバランスが取れます。
余った帯は、結び目と胴側の帯の間にくぐらせます。
くぐらせたら、結び目が隠れるように下に垂らします。
あとは形を整え、帯をグルリと背中側に回して完成です! 帯の結び方はいろいろありますが、この結び方は初心者でも分かりやすく、簡単なのだそうです。
もし帯が緩んでしまった場合は、応急処置として浴衣と帯の間部分(結び目の内側辺り)にタオルを入れることで緩みをなくし、帯を締めることができます。