【ライフネット生命保険の先輩社員】営業本部 営業企画部:酒寄香純さん 2ページ目
酒寄さんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は?
大学時代に3年間、アルバイトでアパレルの店員をしていました。最初は自分自身が「お洒落になりたい」と思って働き始めたのですが、続けるうちに接客がおもしろくなって工夫をするようになったんです。たとえば、最初にお声がけする時は押しつけにならないようにさりげなく、笑顔を声に乗せるようにしました。そして、その方が何を求めていて、どういうアドバイスが響くのかを会話の中で見つけていくんです。気になっている服に対して「手持ちの服と合いそうだな」と思ってもらうことが大事なので、「こんなスタイリングができますよ」と提案もしました。売りたい気持ちを前に出してもかえって売れないもの。大切なのは、お客さまに楽しくお買い物をしてもらうことなんです。
お洋服が欲しくて来店する人は、その時点で気持ちがプラスになっていますから、納得できる買い物ができれば満足します。でもそこからさらに私の接客で「買ってよかった!」という気持ちを5割増にしたいという気持ちで頑張っていました。お客さまを楽しませることが私にも楽しく、やりがいがありましたね。
仕事で役立っている大学時代の経験は?
アパレルのバイトで培った、コミュニケーション力と共感力ですね。店では常に「服を売りたいお客さまA」ではなく、「○○さんにぴったりの服を提供したい」という気持ちで接客していました。そのためか、今も仕事を始める前に「この人に興味を持とう」「仲よくなろう」という気持ちが強いんです。ただの「上司A」ではなくて、「○○さんと一緒にこの部署で頑張っていきたい」というスタンスで向き合えるのは、仕事を進めるうえで役立っていると思います。
もうひとつは、成功体験を積んで「やればできる」という自信がついたことです。たとえば、提案したコーディネートが全部売れた時の「やった!」という達成感は忘れられません。お客さまがご予算の2倍もお金を使ってくれて、しかも満足してくれれば、売る側にとってこの上もない喜びですよね。「トップスを探しに来たんだから、ボトムスは買わないだろうな」などと諦めずに、トライすればいい結果が出ることがある。ですから今の仕事でも、最初から「無理」と決めつけることはありません。
就活前にやっておいたほうがいいことは?
やっておくといいのは自己分析です。私も就活の時は自己分析の本を読んで、片端から友達に私の長所と短所を聞いて回りました。そして、アパレルのアルバイトはとても楽しかったけど、「なぜ楽しかったのか?」「何を頑張ったのか?」「頑張った理由は何か?」ということを徹底的に考えました。「自分の行動はこういう考えに基づいていた」ということをきちんと知っておかないと、企業にアピールもできないと思うんです。自分に対して何でも疑問を持って「なぜなぜ病」になることが大事ですね。
「自分がお洒落になりたいために始めたバイトが、最後はお客さま第一に。そこから本当に多くのことを学びました」と酒寄さん。関わる人に興味を持ち、相手の懐にさりげなく入っていく力は、会社組織の中でもしっかりと生かされているようです。これからも「お客さまによりよい保険を提供する」という気持ちを持ち続け、活躍のフィールドを広げていくことでしょう。
趣味:漫画を集める、お買いもの、半身浴
特技:
就活で受けた企業数: ESはたくさん出しましたが、面接したのは4社
就活で志望していた業界:損害保険業界
現在の会社の魅力:トップや上司との距離が近い、意見が言いやすい風土
文:鈴木恵美子
写真:中邨 誠
取材協力:ライフネット生命保険株式会社