【TSUTAYAの先輩社員】UX・MDカンパニー UX・MD部:川上雄三さん 2ページ目
▲学生時代の川上さん
川上さんのガクチカ(学生時代一番力を入れていた活動)は?
人生の中で自由に時間を使えるのは大学時代が最後だと思い、興味を持ったことにはなんでも挑戦しました。ふと思い立って日本全国を車で旅したり、素人バンドを組んでみたり、とにかく心がけたのはフットワークを軽くすること。大学4年のときには1~2カ月かけてアメリカ横断もしました。
その中で一番力を入れたのは、アルバイトです。メディア業界に興味があったので、テレビ局の報道番組でアルバイトをしていたのですが、報道に特化しているという番組の性質上、放送時刻が1分ずれた、といったささいなことでも大きな問題につながります。そんな緊張感のある現場だったので、たとえアルバイトでも責任は重かったです。時間を守ることの大切さや、1つのミスが世の中にどれだけ影響を与えるのかなど、このときの経験を通してたくさんの学びがありました。
仕事で役立っている大学時代の経験は?
先ほども述べたように、フットワークを軽くしてなんでもやってみたことです。実は大学1年のころは、新歓に参加してサークルに入って……という、いわゆる普通の大学生が送る学生生活の流れに乗ることができず、くすぶっていました。でも、2年に進級した際に、もったいないことをしていると気づきました。大学は時間割りも自由に組めて、自分の好きに使える時間がたくさんあるんだから、せっかくなら自分のやりたいことをやろうと。
仕事をしていると、優先度や時間に振り回されて、自分がやりたいことの最初の一歩をなかなか踏み出せないことがあります。でも、学生生活のときと同じように、まずは動いてみる。そんなノリのよさが仕事でも大事だと思います。
就活前にやっておいたほうがいいことは?
大学1年のときからやりたいことが決まっている人は、インターンやOB・OG訪問など積極的に活動すると思いますが、実際はやりたいことが決まっていない人のほうが多いはず。就活を目前にしてから、どんな会社で働きたいかと急に考えを迫られて焦らないようにするためには、早いうちから自分の視野を広くする活動をしたほうがいいと思います。自分に合っていること、合っていないことを把握できるようになれば、目指すべき方向性も決まってくるはずです。
ほかにも「段取り力」を身につけておくと役に立つと思います。私は学生時代にやりたいことがあっても、やりかたがわからずに諦めてしまったことがありました。やりたいことを実現するためには、目的達成までに必要なことの項目を洗い出し、実現までのフローを考えることが重要です。当たり前にできている人もいますが、学生のときにこういう段取りのテクニックをもっと知っていれば、諦めずにすんだこともあると思います。
学生時代にフットワーク軽く様々な経験を経て、TSUTAYAに入社した川上さん。率先してコミュニケーションを図り、意見を言い合えるメンバーに囲まれた川上さんのチームには笑い声が絶えないそうです。今後はUX・MD部でプロジェクトマネージャーとして、メンバーが才能を十分に発揮できるような環境づくりに力を入れたいと語ってくれました。
趣味:野球観戦、読書、映画鑑賞
特技:けん玉
就活で受けた企業数:10社
志望していた業界:映画・エンタメ業界
今の会社の魅力:一緒に働いている人達
文:藤本あきら(サイドランチ)
写真:金子山
取材協力:株式会社TSUTAYA